山野の庭園造り

試行錯誤しながら山野草の栽培と庭造りをしています。頭でっかちの草育男子を自称しています。

山野草と実生

2012-04-20 23:24:47 | 庭園造り
今日はお難くいきます。

山野草をなぜ実生で育てるのか?と言うと、何点か理由があるのですが、
1.実生をする事によって、栽培する地域に順応しやすくなる。
2.山野草を一度に多く増やす。
3.斑入りや色違いが出来るかもしれない。

の大きく三つの理由からですね。まず一つ目の理由ですが、私が実生する最大の理由です。簡単に言うと、「シラネアオイなど当地では栽培が難しいものが比較的作りやすくなる」のです。シラネアオイを地植えにしたいと考えている私には実生で育てたものが一番可能性がある訳ですよ。
二つ目は当たり前!と思うかもしれませんが、これが結構重要なんです。何故かと言うと、山野草の多くが自然災害や人為的な理由(山取りなど)によって現在絶滅の危機に瀕しているからです。そこで、実生をして丈夫な山野草をたくさん作り、より多くの人に山で採ったものではない山野草をお譲り出来たらと考えたからです。
三つ目は狙っている訳じゃ無いんですが、出たらラッキー程度の気持ちです。

上記の意見はあくまで私個人の意見です。






発芽した苗の様子です。
現在栽培の難しい山野草や沢山欲しいと思った山野草を中心に50種を超える実生に挑戦しています。花が咲くまで早いものは今年中、遅いものは10年以上かかる事でしょう。まー気長に育てていきます。

今日新しく開花したこれって言う花は無かったので花の写真はありません。その代わり、「お前ほんとに庭作る気あんのか?」と思われてもあれなので、何点かこんな事やってます的な写真をお見せします。

写真右下の石組みを去年作りました。手前から飛び石でアプローチ出来るようにしました。石組み内にある木はツツジですが、日陰にあり枯れそうだった木を時期外れに移植したため枯らしてしまいました。植木屋の息子に有るまじき失態です。
この庭は母屋の庭で、私が本格的に作っている庭園は別の場所にあります。

山野草の鉢が多くなりすぎ管理が大変になったので、鉢の整理と庭園のイメージのために、仮植えをしておく小さなロックガーデン的な物を幾つか作りました。これはその中の日陰の山野草のための物です。



先程チラッと書きましたが、私の父は植木屋をやっており、私も昨年から父の仕事を手伝っています。そのため山野草より樹木の方が実体験としては詳しくあります。(山野草の方が本などで得た知識としては多い)

明日は午後から仕事が休みなので、出来れば庭園の方に手を加えたいと思います。明日はその記事を書けたらと思います。

ではおやすみなさい。