山野の庭園造り

試行錯誤しながら山野草の栽培と庭造りをしています。頭でっかちの草育男子を自称しています。

梅雨の晴れ間ですね。

2012-06-26 23:25:15 | ブログについて
今晩は。
相変わらず遅い更新ですいません。今回はパソコンのモニターが壊れたという言い訳?があります。

今日はとても過ごしやすい日でしたね。気温もですが、湿度が低いと気持ちいいです。真夏も35℃は超えても良いからカラッとしてれば良いんですけどね・・・


さて今日はこの前の続きと言うことで、今月我が家で咲いていた花たちの紹介です。

上の写真は昨年地植えにした屋久島シャクナゲの今年の新芽の様子です。今のところすこぶる調子は良いようです。植え込み場所は午前中は日に当たり午後は明るい日陰になるような場所に植えてあります。


ヤワタソウ ユキノシタ科ヤワタソウ属の多年草。
先日ホームセンターで売られていたのを発見して購入しました。黄色い花好きの私としては見逃せない花ですね。クリーム色の優しい5弁の清楚な花を見せてくれます。


タマガワホトトギス ユリ科ホトトギス属の多年草。タマガワは多摩川ではなく京都の玉川らしいです。
良い黄色ですねぇ~(笑)。ホトトギスの仲間では早咲きの方で、埼玉では6月頃に開花するようです。


タラヨウ(斑入り) モチノキ科モチノキ属の常緑高木。別名『手紙の木』。
手紙の木と言う名の通り葉の裏面を傷つけると字が書けます。今度実際に字を書いたものを載せたいと思います。


イシダテホタルブクロ キキョウ科ホタルブクロ属の多年草。
四国の石立山特産のホタルブクロで、草丈10cm程で開花するが、花の大きさは普通のホタルブクロとあまり変わらないのでホタルブクロに慣れているとアンバランスに見えます。


箱根コメツツジ(八ッ房性) ツツジ科ハコネコメツツジ属の落葉小低木。
本当に米粒程の大きさの可愛らしい花を咲かせます。


テッセン キンポウゲ科センニンソウ属のつる性植物。
中国原産のクレマチスです。クレマチスのことをテッセンと呼ぶ事もあるのでややこしくなります。


今日はこんなところですかね。

私事ですが、一昨日家で飼っているミツバチに顔を刺されてしまいました。直ぐにキンカンを塗ったのでたいして腫れなくて良かったですけどね。そして今日はスズメバチに刺されそうになりました。植木の手入れをしていたら下の木の枝に巣があって、5,6匹向かってきたので急いで逃げたら挿されませんでした。でも椿を手入れしていたら茶毛虫(チャドクガ)に刺されて痒くて痒くて大変でした。まぁ仕事柄しょうがない事ですけどね。

皆さんもこの時期は蜂が活発に動き出しますし、椿類にはチャドクガが発生しているので庭仕事の際には気を付けて下さいね。
ではおやすみなさい。

これからが試練の時期です。

2012-06-20 23:02:39 | バラ科
今晩は、台風一過で今日は暑かったっす。
これからの時期は山野草&高山植物にとっては試練の時期です。梅雨で過湿になり根腐れや病気にはなりやすくなるし、気温は上がって暑さに弱い種は暑がるし大変です。そんなんでデリケートな奴は雨除けをしてやって水遣りに細心の注意を払わなくちゃ駄目だし・・・まぁそういった難しさが山野草を栽培する面白さなんですけどね。

上の写真は家の猫が竜の髭のトンネルに隠れていたので写真を撮ったものです。凛々しいでしょう!?

本日は今月に入って咲いた花々の紹介をします。
今回に限らず写真の中には洋種や交配種があると思いますが、そういったものは私が栽培しているものではなく父が栽培しているものや、山野の庭園とは違う庭に植えてある花なのでご了承ください。私は今の時点では日本の山野草の原種しか栽培するつもりはありません。それは海外の山野草を否定するものではなく、ただ単に集め出したら切りが無くなってしまうからです。







上からシモツケとシモツケソウ(キョウカノコ)の地植えの写真です。シモツケは木で、キョウカノコは草です。
二枚目がシモツケ バラ科シモツケ属の落葉低木
三枚目はキョウカノコ  バラ科シモツケ属の多年草。キョウカノコはエチゴシモツケの変種だとか園芸種だとか諸説あって起源は曖昧みたいです。


白花キョウカノコです。別名ナツユキソウだそうです。


オカトラノオ サクラソウ科オカトラノオ属の多年草。
栽培は難しくは無いようです。私は今年、日の当たる場所に地植えにしました。日本にはトラノオと名前の付く草が沢山あります。どれも同じ仲間といったものではなく色々な科にあります。
植物の名前は面白く、数字が付いたものや動物の名前が付いたもの、人の名前を取ったものや場所の名前を取ったものなど、色々な名前があります。植物を集める際にそういった関係で集めてみても面白いと思います。


アオモリマンテマ ナデシコ科 マンテマ属の多年草。
先日旅行に行った青森で購入した物です。清楚で透き通った花を見せてくれました。


桃色ニワフジ マメ科コマツナギ属の落葉小低木。
このニワフジは中国のものらしく、日本のものと違って初夏と秋にも咲くフジです。花色がピンクと薄ピンクの2色に分かれいて綺麗です。


エンレイソウのタネです。実の中に見える茶色のツブツブ一つ一つが種子です。これぐらいになるとポロっと落ちてしまいます。撮影後取り蒔きをしました。


この頃更新をサボっていたので一回では紹介し切れませんでした。また次回続きを書きたいと思います。

最近は植え替えや旅行などで庭の手入れを怠っていた為、庭が草やツタ類でヤバイ事になってしまいました。これから雨が多くなると余計に元気になってしまうのでこれからは時間があったら草取りに精を出したいと思います。
ではおやすみなさい。

第二の故郷青森へ・・・旅行〈3〉

2012-06-17 23:29:55 | 趣味
今晩は。

本日は4日目と最終日です。
今回は写真が大量です。


~4日目~


4日目もタケノコを採りに山に入りました。




山での竹やぶの様子とタケノコです。
写真のタケノコは少し伸び過ぎてしまっていますが、そういう場合は先を手で持って上に引っ張ると「ポンッ」という良い音がして柔らかい食べられる部分だけが取れます。






一枚目の写真はサンカヨウの大群生です。花の時期に見てみたかったです。二枚目はフキとサンカヨウの群生です。三枚目の写真を見て頂ければ分かると思いますが、葉の見た目も大きさもとても良く似ていて、生育環境も似ている様で、良く同じ場所に生えていました。ちなみに右がフキで左がサンカヨウです。


カツラの大木です。今まで見たことの無いような大木でした。胴回りは5m位はあると思います。この後ろに少しスペースがあってそのスペースを囲んで2本似たような大木があったので、多分以前にカツラの樹があってこの樹はそのカツラの蘖(ひこばえ)が大きくなったものだと思います。

タケノコは結構取れたので午前中に山を降りて午後はタケノコの下ごしらえをしました。

下ごしらえの様子です。下ごしらえの手順は、
1.タケノコの皮を剥く為に皮に切れ込みを入れます。(写真左上)
2.皮を剥きます。(写真中央)
3.硬くて食べられない節の部分などを一節ずつ切り取ります。(写真右上にあるのが食べられない部分)
4.茹でます。(普通のタケノコと違って米の研ぎ汁などで灰汁抜きをする必要は無く、ただのお湯で大丈夫です。)
下ごしらえすると、食べられる部分は採ってきたタケノコの3分の1以下になってしまいます。

タケノコは缶詰にしたり味噌汁に入れたりしておいしく頂きました。

この日も温泉に入って、夕方には夕日を見に行合崎という夕日や山野草を見るには絶好の場所に行ってきました。(何故夕日かというと、深浦町は「夕日が近い町」として売り出している位夕日が綺麗だからです。)


花が咲いていた山野草は、

ハマナス

ハマエンドウ(夕方に撮ったので色が霞んでしまっていますが、実際はもっと色鮮やかなとても綺麗な花です。)

アズマギク

多分ミヤコグサだと思います。(黄色って色してました。)などがありました。


岩場には自然のロックガーデンがあり我が家の庭園造りにも参考にしたいと思いました。


夕日は残念ながら水平線に丁度雲が掛かっていて夕日が沈む所は見れませんでしたが綺麗な景色を見ることが出来満足でした。



月も綺麗に見えていたので写真に収めました。


~4日目終了~

~5日目(最終日)~


5日目は朝に海を見に行って、10時には母の実家を出発しました。

海岸近くの松林にウラシマソウが咲いていました。
帰りは那須辺りで土砂降りの雨に遭いましたが無事帰ってくることが出来ました。時間は行きとあまり変わらなく9時間半位掛かりました。

~旅行終了~


今回初めて春の青森に言ったのですが、想像以上に色々な山野草や樹木の花が見れて大満足でした。ただ、あと10日程早く行っていればタケノコももっと若い物が沢山取れたと思うし、シラネアオイやサンカヨウの花も見れたと思います。今度は秋のキノコ採りにも行ってみたいです。

第二の故郷青森へ・・・旅行〈2〉

2012-06-09 23:36:17 | 趣味
今晩は。

本日は旅行三日目の事を記事にしました。

~3日目~

6月1日は朝6時には山へ出発してタケノコ(根曲がり竹)を採りに出かけました。
山の下の方のタケノコは細く、もう伸びてしまっているので、山の奥に入りタケノコを採る事にしました。

しかし、タケノコがあまり出ていなく少量しか採れませんでした。

でも、山野草は色々見れたので紹介します。

たぶんヤマトリカブトだと思うのですが、トリカブトの群生です。山菜のシドキと似ていて間違って食べてしまい亡くなった人も居るとの事です。しかし一度両種を見てしまえば間違えるほど似ているとは思いませんでした。

ヤグルマソウの銅葉?赤葉?です。普通の緑のヤグルマソウや中間の少し銅が差した物など色々な葉色があり緑の中のアクセントとして目立っていました。

サルメンエビネ寒い地方に自生するエビネの仲間です。近くにはジエビネもありましたが、サルメンの方が圧倒的に多くそこかしこでツートンカラーの花を咲かせていました。



サンカヨウです。竹やぶの中やブナ林の中、少し開けた場所など、どこにでもありました。私はメギ科の仲間は大好きなのでこのサンカヨウも好きな花です。花の時期には少し遅く殆どの株は花が終わっていました。また花の最盛期に見てみたいと思いました。

山野草の女王シラネアオイです。残然ながら花は終わっていて見ることは出来ませんでした。今回初めて自生しているものを見ました。今までも山で見たことがあったのかも知れませんが、時期ではなかったりして山野草を始める前の私では分からなかったからでしょう。シラネアオイもサンカヨウ程ではありませんがそこ彼処にあり、サンカヨウやフキ、ヤグルマソウ等と同じ様な場所で見ることが出来ました。

オオバキスミレ?だと思います。スミレの類は種類や変種が沢山あって見分けることが困難です。でも黄色の花は緑に映えてとても綺麗でした。

マイズルソウの群生です。足の踏み場も無いほどに密集していました。

以前の記事でも紹介したコケイランです。少し暗い林の林床で花を咲かせていました。この写真を撮った近くでユウシュンランを見つけたのですが写真を撮り忘れてしまいました。ユウシュンランはギンランの変種で、葉が退化し小さくなり、腐生ランとの中間型の様な種らしいです。

行きは行ける所までは車で行ったのですが、帰りは伯父と二人で山道で山野草を見ながら下山しました。長靴で約3時間の山道は半端なかったです。
今回登った山はシラネアオイを見たところでも4~600m程の標高だと思います。

~3日目終了~

~4日目へ続く~

第二の故郷青森へ・・・旅行〈1〉

2012-06-05 23:56:33 | 趣味
今晩は、ご無沙汰です。

先月の30日から今月の3日まで四泊五日で青森県の深浦町へ父と二人で旅行に行って来ました。
深浦町は母の実家で年に一回程度は旅行しています。今回は母が今日(5日)から別の旅行があったので父と二人旅でした。目的は山菜採りと山野草を見る事です。

写真を沢山撮って来たので一度の記事では紹介しきれないので何度かに分けて投稿します。
今日は一日目と二日目の記事にします。


~1日目~

30日は朝の4時出発で車で東北道から秋田道を通るルートで行きました。距離は約670km、所要時間は休憩含め約9時間掛かりました。

高速道路を運転していていつも思うことですが、左斜線を走っているトラックを後ろから来た殆ど速度の変わらないトラックが急ハンドルで車線変更をして抜くのが迷惑です。
って言う愚痴です。


昼も過ぎ深浦町に入って車を運転していたら山野草店があったので寄って見ることにしました。

丁度世界遺産の白神山の登山口の入り口にあるお店で、とても感じの良いお爺ちゃんお婆ちゃんが夫婦でやっているお店で、丁度エゾツツジが綺麗に咲いていてとても綺麗でした。エゾツツジなんて埼玉では難物も良いとこの物なので買いませんでしたが、津軽ミセバヤと青森マンテマなどの青森の山野草と他に何点か購入しました。

馬馬馬、馬三つで驫木です

その後は母の実家に着き、荷物を整理し、温泉へ行きました。(母の実家が深浦町の驫木って所です)

不老不死温泉TVの旅番組でも有名な不老不死温泉です。写真の露天風呂から海に沈む夕日を見たら最高です。
ただ日帰り入浴だと夕日の沈む時間は露天風呂に入れないんですけどね。まぁ私は不老不死では内風呂の方が好きなので関係無いですし。


~1日目終了~

~2日目~

朝から伯父に案内して貰って山に入り山菜取りと山野草を見に行きました。

山の様子です。沢伝いに歩いて行きました。

途中花が空から降っている様な見事な藤がありました。

〈山の斜面でタニウツギが咲いているところ〉

〈タニウツギの花〉

〈ウツギの花〉
向こうの海岸線や崖にはタニウツギと藤、ウツギが沢山あり白、ピンク、紫と、とても綺麗に咲いていました。

山菜はフキ、ワラビなどが取れました。山野草は、

ヤグルマソウ

マムシグサ

ツクバネソウ

クジャクシダ
などが綺麗な花や葉を見せてくれました。他にもマイズルソウやノビネチドリ、エンレイソウなどを見ることが出来ました。

沢では良い感じに苔むした石があり癒されました。

その後は少し海を見に行ってから椿山温泉へ行きました。


~2日目終了~

~3日目へ続く~