山野の庭園造り

試行錯誤しながら山野草の栽培と庭造りをしています。頭でっかちの草育男子を自称しています。

家の貴婦人

2012-05-11 22:36:59 | 樹木
猫が貴婦人って訳じゃないですよ!男の子ですし。


オオバオオヤマレンゲ モクレン科モクレン属の落葉低木。
ホームセンターなどでオオヤマレンゲとして売られている物の殆どがこのオオバオオヤマレンゲの事です。オオヤマレンゲとの違いは、雄しべが深紅色(オオヤマレンゲはクリーム色に少し赤が差す程度)の綺麗な色で、原産地が中国~朝鮮半島(オオヤマレンゲは日本)という事です。私個人としてはオオヤマレンゲの方が好きなのですが、花の赤と白のコントラストを見たときに、オオバオオヤマレンゲの方が観賞価値は高いと思います。

栽培方法は、晩春から秋の彼岸過ぎまでは午前中1~2時間日が当たりそれ以降は半日陰(木漏れ日が差す程度)になるような場所が適しています。日向ですと直ぐに葉焼けをしてしまいそのままにすると枝枯れをしてしまいます。花付きが少し悪くなったり、枝が間延びするかも知れませんが安全に育つように半日陰に植えてあげましょう。またモクレン科は植え替えを嫌うので、一度植えつけたらなるべく動かさないようにして、どうしても移植する場合は根をなるべく切らないようして、落葉している時期に移植すると良いでしょう。


今日庭で咲いてた花たち



コケイラン ラン科 コケイラン属の多年草、別名ササエビネ。
エビネの花を小さくした物が沢山付いている様な味わい深い花です。いかにも日本の山野草的な佇まいをしていて私はエビネよりも好きかな?

葉は普通2枚で別名の通り笹の葉の様に細くなっています。左の株は葉が一枚になっていますが、これは私が折ってしまった為です。



クサタチバナ ガガイモ科カモメヅル属の多年草。



チョウジソウ キョウチクトウ科チョウジソウ属の多年草。
上のクサタチバナと雰囲気が似た花です。咲く時期も同じくらいで背丈も同じ位です。よく見かける花ですが、絶滅危惧種です。山野草を買う場合その殆どが絶滅危惧種だという自覚を持って大切に育てたいですね。



モッコウバラ バラ科バラ属の多年草。
一時期天皇家のどなたかのお印になったとかで、皆が買い求めた花です。そういった経緯が無ければこれほど有名にはなってはいなかったでしょう。



シラン ラン科シラン属の多年草。
日本の原種のラン科植物でこれほど丈夫な物も他には無いでしょう。株は勝手に増えますし、種からも増えていきます。生える場所によっては雑草として扱われる程です。しかしじっくり花を見るととても綺麗なランの花で、花色も白やブルーなどがあって楽しめます。ただ普通の紫の花ほど丈夫では無いようです。



荒川岳キバナイカリソウ メギ科イカリソウ属の多年草。
荒川岳に自生する高山型の小さなキバナイカリソウです。私が持っているキバナイカリソウの中では一番黄色味が強い花を咲かせます。(実際は写真よりも黄色が濃い)


今月の末に母の実家がある青森の方へ旅行に行くことになりそうです。出来れば山に入って色々な山野草を見て来たいと思います。
ではおやすみなさい。