山野の庭園造り

試行錯誤しながら山野草の栽培と庭造りをしています。頭でっかちの草育男子を自称しています。

庭で新緑を楽しむ

2012-04-29 23:05:09 | 庭園造り
私の庭園にある樹木たちも新緑を見せてくれています。(写真はコブシとコナラの新緑です。どちらも10mほどの樹高です)
私が庭園を造っている場所に元から生えていた樹木たちで、この樹木たちが在ったからこそ『山野の庭園』を此処に造ろうと思いました。折角土地の広さだけはあるのだから、雑木もこじんまりした物ではなく、コブシの様に10m、20m級の樹木を植え、日陰を造っていこうと考えています。


ウスノキ ツツジ科スノキ属の落葉低木。名前の由来は、果実の形が臼に似ているため。

下から見た花の様子

この鉢1つで、新緑を味わえます。現在鉢をダイニングテーブルの上に置き、家族で新緑を味わっております。左下は実を着けているバイカオウレンです。
バイカオウレン キンポウゲ科オウレン属の多年草。深山の針葉樹林下などに生育する。



作業日誌


本日の作業は棚にビニールの波板で屋根を造りました。費用は全部で、5000円位、時間は2時間程度で終わりました。

こんな感じに造りました。造った理由としましては、これから梅雨の時期が来るので、気難しい高山植物などの雨避けをするために造りました。真夏はこの上に50%の遮光をしたいと考えています。

棚上の高山植物たち。


明日も休みなので、軽く山にハイキングに行ってこようかと思います。ツツジなどが丁度咲いている事を期待しながら行ってきます。
ではおやすみなさい。

あれも欲しい これも欲しい もっと欲しい・・・

2012-04-29 22:35:36 | 庭園造り
あれも欲しい、これも欲しい、とは山野草を栽培している方なら誰しも思うことではないでしょうか?
斯く言う私も山野草店や山野草の展示会に行くとこの症状が出てきます。

そんな訳で、一昨日と今日が休みだったので、山野草展や植木を見に行ってきました。
写真は、深谷にある埼玉県花植木流通センターのハウス内の写真です。ここは、業者や個人が区画を借りて、売りたい花などを売っています。区画ごとに色々な違いがあって山野草だけでなく、椿やチューリップなど様々な物を売っています。値段は高いものもあれば安いものもあります。今回購入したものの中で、安いと思ったものは、

ウラシマソウです。
ウラシマソウ サトイモ科テンナンショウ属の多年草。

子供も根元に沢山あってなんと300円という値段です。



続いては、熊谷でやっていた山野草展です。この時期は山野草展をどこでもやっていて愛好家にはうれしい時期ですね。山野草展と言ってもピンきりで、プラ鉢に入ってあまり植え替えていないような物が出ている展示会もあれば、きちんとした鉢に入れ、霧吹きで水を掛け綺麗に展示してある展示会もあります。今回は皆さん気合が入った素晴らしい展示会でした。
もっとも私の目的は、山野草の即売会なんですけどね。


深谷の流通センターで買ったものと合わせたものですが、こんなに買っちゃいました。
(左上から、屋久島キンミズヒキ、イブキジャコウソウ、セツブンソウ2鉢、ハマナデシコ、ハマトラノオ、コメガヤ、尾瀬マルバギボウシ、越前ダイモンジソウ)これだけ買っても1,500円程です。

流通センターでは植木の方がメインなので、植木を見ていてビックリしたものが、女性の胴程ある幹のシロヤシオツツジが78万で売られていました。(ビックリし過ぎて、写真を撮るのを忘れてしまいました)確かにシロヤシオは高級なツツジで、庭に植えたらメインになれる木ですが、埼玉では枯らさない様にするだけで大変な木です。70万以上も出して枯らしてしまったらと思ったら怖くて手が出せません。(もともとお金が無くて手は出せない)

私もシロヤシオを庭に植えたくて、80cm位の物を鉢で育てているんですけどね。(樹齢は20年程のものだと思うがまだ花は咲かず)

今日はもう一件更新します。

切っ掛けの山野草

2012-04-26 22:33:03 | ボタン科
ヤマシャクヤク ボタン科ボタン属の多年草。高さは40~50cm。

今晩は、今日は私が山野草を本格的に始める切っ掛けになった花の紹介です。
昨年5月に山野草展を見に行ったときに販売していたものを見つけ、一目惚れしてしまいました。「こんな花を庭に植えたい。」そう思える花でした。

この株はそのとき購入した株で、昨年は3本立ちで花芽は2つでした。今年は昨年種を取り、肥料も少なかったせいか、二本立ち(芽はもう1つあり生きている)で花芽は1つでした。しかし7号鉢に植え替えたおかげか、背丈は昨年の2倍近い50cm位になり、花の大きさも8cm位の大きな花が咲きました。

あと5年程して昨年種を蒔いたものが花を咲かせるようになったら、地植えにし、群生させたいです。



今日庭で咲いてた花たち





ツクバネウツギ スイカズラ科ツクバネウツギ属。日当たりの良い山地に生える低木。
家では午前中2時間位しか日の当たらない薄暗い場所に植えてありますが毎年綺麗な花を見せてくれます。写真を撮っていたら家の猫が通りがかり、偶然ツクバネウツギを見上げている写真が撮れました。



サクラソウ サクラソウ科サクラソウ属の多年草。
我が埼玉県の県花です。とても丈夫で、園芸種は簡単かは分かりませんが、ほったらかしにしていても増えて花を咲かせてくれます。ただ家では増えすぎるといつの間にか衰退していくので、そうなったら植え替える必要があります。



オオヤマオダマキ キンポウゲ科オダマキ属の多年草。
今回ブログを書くまで、ヤマオダマキだと思っていたのですが、写真を見てもらえば分かると思うのですが、距の先端が内側に強く巻き込んでいる為、オオヤマオダマキだと分かりました。家では山野草というよりは花の綺麗な雑草として扱われ、毎年増えすぎると母が草と一緒に抜いています。





ヤマオダマキを撮影する時に足元から出てきたイカリソウです。こんなイカリソウがあったなんて記憶にありませんでした。ラベル落ちをしていて分からないのですが、越冬葉があり、花が白で、距はないので、多分[オオバイカイリソウ]だと思います。大葉ではなく大梅花イカリソウです。バイカイカリソウとトキワイカリソウの雑種起源と言われているそうです。
この写真をみて『これは違うんじゃないか?』という方が居ましたら、なんというイカリソウか教えて下さい。(上の写真の中央の葉は、虫食いです)





もう1つバイカイカリソウとトキワイカリソウの自然雑種の紹介を。スズフリイカリソウといいます。葉はバイカの血が濃く、花はトキワの血が濃い、と言った感じですかね。バイカイカリソウとトキワイカリソウの自然雑種にはもう1つコイカリソウという物があるらしいのですが、私は持っていないので比べることは出来ません。


今回紹介したツクバネウツギ、サクラソウ、オオヤマオダマキは私が作っている庭園とは場所が違う庭の物なのでご了承下さい。

では、おやすみなさい。

屋久島ヒカゲツツジ

2012-04-25 23:31:50 | ツツジ科
今晩は、今日は屋久島ヒカゲツツジが2種類咲いたので違いも含め紹介します。
ヒカゲツツジ ツツジ科ツツジ属の常緑低木です。上の写真は、手前が屋久島ハイヒカゲツツジ、奥は屋久島ヒカゲツツジです。ちなみに後ろに見えるシャクナゲは屋久島シャクナゲです。


ヒカゲツツジは自生している場所の名を付けて打っている物が多く、天城、伊勢などの名前で売られているものが多く、屋久島ヒカゲツツジもその内の1つです。とは言っても私では区別は付きません。ただ、屋久島ヒカゲツツジは他のものに比べて黄色が濃い気はします。

屋久島ハイヒカゲツツジです。屋久島ヒメハイヒカゲツツジとして売られている物もありますが私は比べたことが無いので違いは判りません。屋久島に自生する這性のヒカゲツツジとの事です。
ヒカゲツツジの変種としは、ハイヒカゲツツジは含まれず、埼玉の秩父などに自生するウラジロヒカゲツツジという種があります。

栽培方法は先日のツツジの植え付けでも説明した通り、排水良く植え、西日は避け、夏場は半日陰で栽培するようにします。用土は、私は蝦夷砂、硬質鹿沼、日光砂の様な弱酸性の土の内、手に入るものどれかと、軽石1割程度と、ph無調整のピートモス1割ほどを合わせた物を使用しています。


作業日誌


昨年シロバナトウチソウを実生した物の、本葉が出たので、一回目の植え替えをしました。今回は25穴ポットに一本ずつ植え、そこにマグアンプを2粒入れました。成長が早ければ、夏ごろに2回目の植え替えが出来ると思います。


これからも作業日誌として、植え替えなどの作業を載せることがあると思いますが、それが、少しでも皆さんの役に立てばと思います。
ではおやすみなさい。


ショック!!

2012-04-23 23:41:29 | 庭園造り
愚痴を聞いてください。
本日、大変ショックを受けた事件がありました。写真の通り、去年竹林に地植えにしたクマガイソウが折れてしまいました。原因は父が竹を使うという事で、竹を取りに入り、踏んだ事が原因です。
ちゃんと植えた事も伝え、囲いもしていたのですが無駄だった様です。この時期に折れてしまってはもう再生は絶望的でしょう。



愚痴は此処までにして、今日庭で咲いてた花たちです。


ツクバネウツギ スイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木。写真の物は、昨年挿し木をしたものですが、気付いたら花を咲かせていました。


ヤマシャクヤク(薄黄色) ボタン科ボタン属の多年草。ヤマシャクヤクは私が山野草を本格的に始めた切っ掛けの植物なので思い入れが深く、白に加えこの薄黄色や紅花ヤマシャクヤクなどを購入し育てています。勿論実生にも挑戦しています。


2枚続けての紹介で、上はユキザサで、下はコゴミです。どちらも山菜として食べることが出来ます。このほかにも、ワラビ、ウルイ(オオバギボウシ)、コシアブラなどの山菜を育てています。


最後に、花ではないのですが、本日の栽培棚の様子です。新芽や花が咲いて随分と春らしくなって来ました。皆様にも春らしさが伝わればと思います。


最近は虫も出てきて毎日植物の様子を観察して害虫が居ないかを確認しています。蜘蛛や蜂は幾らでも出てきて良いのですがアブラムシだけは出て来ないことを願っています。

ではおやすみなさい。

初物&ツツジの植え付け

2012-04-22 21:46:40 | 庭園造り
初物です。

タイトルの通り初物のタケノコです。自宅の竹林で採れました。一年ぶりだったので、掘るのに若干失敗してしまい傷付けてしまいました。
勿論本日鶏肉と煮込んでおいしく頂きました。


今日は昨日植付けをしたヒカゲツツジの植え方のお話です。

まず用意するものは左からヒカゲツツジ、瓦(砕石でも可)、ピートモス(ph無調整の酸性の物)、山砂、の以上です。植付ける場所の土は赤土と腐葉土を混合したものになっています。

植付ける場所の選び方としては、ヒカゲツツジはツツジとはいってもシャクナゲの仲間なので、普通のツツジを植えるより慎重に場所を選びます。ベストな場所は、西日が当たらず、排水性が良く、乾燥し過ぎず、日当たりではなく半日陰程度の場所が適しています。西日を避けるためだからといってコンクリートブロックの壁際やコンクリートで出来た構造物の近くは止めてください。(コンクリートはアルカリ性の物質で、ツツジ類は酸性を好むため。)


植え付ける場所は先日記事にした、昨年ツツジを移植し枯らしてしまった場所です。本当は連作は良くないのですが、植えてすぐに枯れてしまったので大丈夫でしょう。
まず排水を良くする為に下に10cm位瓦を砕いたものを入れ、用土は元の土と山砂とピートモスを6:3:1の割合で混ぜます。植え付けの穴は根鉢の1.5倍程度の広さの穴を作ります。この時の配合はその場所の排水性次第で変わってきます。ただしピートモスは土壌を酸性にする為に1割程は入れるようにして下さい。


穴が出来たら植えるツツジを根巻きのまま穴に入れ、深さの確認や植える向きなどを見てください。(根鉢の上が植付ける場所の高さより高くなるようにしてください。)
向きが決まったら、根巻きを外し根の外側を軽く崩して下さい。
理由はツツジの根は細かく、新しい用土に根が伸びづらいので最初から根に新しい用土を触れさせてやり根張りを良くする為です。植え付けの時期以外や大きな樹木、丈夫な樹木などは麻や藁での根巻きでしたらそのまま植えた方が良い場合があります。(根巻きは数年で土に還る。)
根鉢を崩したら、植え付けます。植物を中心として、山を作るように用土を盛り、真ん中に水鉢(木を中心に水溜りが出来るように)を作ります。小さな木は作らなくても良い。
水をホースでたっぷりとあげます。このとき樹木を揺らしたり棒等を根鉢の周りに突き入れ動かしてやり、水がもう染み込ま無くなるまであげて下さい。

染み込まなくなったら完了です。

こんな感じになりました。
写真が少し分かり辛かったですね。

本当は植えたヒカゲツツジ位の大きさなら水鉢を作るかは微妙な大きさなんですが、今回説明する良い機会だったので作りました。
また、植え付ける場所の土作りですが、今回は丁寧に山砂や瓦などを使いましたが、用意するのが大変な方や、面倒くせーって方は根鉢の上が地面より高くなるようにし、水鉢を作るだけでもしてみて下さい。


長々と説明をしてしまいすいませんでした。

明日は雨で、仕事は休みだと思うので、記事の投稿は出来ると思います。
では、おやすみなさい。

山野草と実生

2012-04-20 23:24:47 | 庭園造り
今日はお難くいきます。

山野草をなぜ実生で育てるのか?と言うと、何点か理由があるのですが、
1.実生をする事によって、栽培する地域に順応しやすくなる。
2.山野草を一度に多く増やす。
3.斑入りや色違いが出来るかもしれない。

の大きく三つの理由からですね。まず一つ目の理由ですが、私が実生する最大の理由です。簡単に言うと、「シラネアオイなど当地では栽培が難しいものが比較的作りやすくなる」のです。シラネアオイを地植えにしたいと考えている私には実生で育てたものが一番可能性がある訳ですよ。
二つ目は当たり前!と思うかもしれませんが、これが結構重要なんです。何故かと言うと、山野草の多くが自然災害や人為的な理由(山取りなど)によって現在絶滅の危機に瀕しているからです。そこで、実生をして丈夫な山野草をたくさん作り、より多くの人に山で採ったものではない山野草をお譲り出来たらと考えたからです。
三つ目は狙っている訳じゃ無いんですが、出たらラッキー程度の気持ちです。

上記の意見はあくまで私個人の意見です。






発芽した苗の様子です。
現在栽培の難しい山野草や沢山欲しいと思った山野草を中心に50種を超える実生に挑戦しています。花が咲くまで早いものは今年中、遅いものは10年以上かかる事でしょう。まー気長に育てていきます。

今日新しく開花したこれって言う花は無かったので花の写真はありません。その代わり、「お前ほんとに庭作る気あんのか?」と思われてもあれなので、何点かこんな事やってます的な写真をお見せします。

写真右下の石組みを去年作りました。手前から飛び石でアプローチ出来るようにしました。石組み内にある木はツツジですが、日陰にあり枯れそうだった木を時期外れに移植したため枯らしてしまいました。植木屋の息子に有るまじき失態です。
この庭は母屋の庭で、私が本格的に作っている庭園は別の場所にあります。

山野草の鉢が多くなりすぎ管理が大変になったので、鉢の整理と庭園のイメージのために、仮植えをしておく小さなロックガーデン的な物を幾つか作りました。これはその中の日陰の山野草のための物です。



先程チラッと書きましたが、私の父は植木屋をやっており、私も昨年から父の仕事を手伝っています。そのため山野草より樹木の方が実体験としては詳しくあります。(山野草の方が本などで得た知識としては多い)

明日は午後から仕事が休みなので、出来れば庭園の方に手を加えたいと思います。明日はその記事を書けたらと思います。

ではおやすみなさい。

名は体を表す

2012-04-19 22:43:22 | サトイモ科
『名は体を表す』この言葉がこんなにも合う山野草も珍しいでしょう。

サトイモ科テンナンショウ属。海に近い林に生える多年草。


見たまま(アブミ)ですね。判りやすいように写真の上下を反転しています。
この草は姿形から嫌いな方も多いと思います。私はインパクトがあって良いと思いますけどね。この花を紹介した理由は、家ではヤマブキ草と並んで勝手に増えていく山野草だからです。

最初は父が10年程前に山野草展で販売していたものを一株買って来たものです。その株を鉢のまま地面に置いていたところ、ここ数年実生で異常に増えてきて、そこ彼処に生えています。生えている環境は、私が庭園を作っている場所ではなく、ツバキ林となっている一年中あまり日が射さないような場所に増えています。


今日庭で咲いてた花たち

オオサクラソウ 花もずいぶん開いてきました。花色も少し薄くなり、普通のサクラソウより少し濃い程度で安定しています。

オオイワカガミ イワウメ科イワカガミ属。イワカガミを大きくした姿で、この固体は色が薄くすこーしピンク色を帯びる程度の上品な花です。

コエゾノツガザクラ ツツジ科ツガザクラ属の常緑の小低木。高山植物になるが、栽培に挑戦している。他にも高山植物は挑戦しているが栽培できるか不明なので、ブログには夏を無事に越せることが出来たら掲載する予定。今回は写真の構図が上手くいったので載せてみました。



まだまだブログの文章やデザインが安定せず所々変更していくと思いますが、大きく変える場合はお知らせします。


本日もご覧頂きありがとうございました。次回は『実生』についてお話出来ればと思います。

では、おやすみなさい。

つくづく自分は黄色い花が好き

2012-04-18 22:04:28 | メギ科
今日はこれって花はありませんが、本日開花した花々を紹介します。

タイトルの通り黄色多目です。見出しの花はイカリソウの黄花です。キバナイカリソウではありませんよ。キバナイカリソウと比べると若干泥軸で花色も薄く緑色を帯びています。


トリガタハンショウヅル キンポウゲ科センニンソウ属。咲始めなので若干緑色を帯びています。高知県の鳥形山で最初に発見されたためトリガタと名前が付く。私はたまにトリガタだかトリダカ良く判らなくなってしまいます。



クモイイカリソウ メギ科イカリソウ属。蛇紋岩地に適応したキバナイカリソウの高山型。尾瀬の至仏山や谷川岳などに生える。キバナイカリソウが好きなのでその変種も欲しくなり昨年購入しました。でも葉の感じからするに荒川岳のキバナイカリソウかも知れません。この固体は特に黄色が薄いタイプで、ほとんど白に見えます。芽だし直後なので葉がとても小さくキバナイカリソウと比べるとこんなに
違います。葉は長さ1cm幅0.7mm位かな?



イワウチワ イワウメ科イワウチワ属。地植えに見えるかもしれませんが鉢植えです。ショウジョウバカマと寄せ植えにしています。イワウメ科は暖地、寒冷地あまり関係なく栽培が難しいです。勿論暖地の方が栽培は難しくなります。イワウチワ栽培のポイントは用土を盛上げ気味にして、苔などを表面に張り乾燥を防ぎます。夏は乾燥するからと言って水をあげ過ぎないように育てます。

今回から画像を大きくしました。見やすくなっていれば幸いです。クモイイカリソウと荒川岳キバナイカリソウはきちんとした店で購入した本物と思われるものも持っているので、今年花が咲くようでしたら写真を掲載します。

では、おやすみなさい。

至高の山野草

2012-04-17 21:25:56 | シラネアオイ科
山野草の女王、王様などと呼ぶ方も居ますが、私は《至高の山野草》としました。じゃあ究極はなんだって事になりますが、なんでしょうね?やっぱりアツモリソウとかコマクサですかね。

シラネアオイ科シラネアオイ属の多年草、キンポウゲ科に分類されることもある1科1属1種の日本の特産種である。主に雪の多い深山に生える。
本日開花しました。雨上がりの艶姿です。


山野草に興味のある方ならほとんどの人が見たいと考えるであろうシラネアオイです。私自身も『一番好きな山野草』とまでは行きませんがやはり栽培してみたい花でした。しかしその気品あふれる姿のままに暖地での栽培は一筋縄では行かないようです。
実生からの栽培だと東京などでも栽培できるとのことだったので昨年普通種と白花種の種子を入手し蒔いたところ、今年順調に発芽しました。しかし開花まで順調に行っても4年程。待ち切れずに600円でホームセンターにあったのを見かけ購入してしまいました。


ところが芽出し前に植え替えてみてビックリ!無理やり株分けをしてあり3cm程の根が4,5本しか無いではありませんか!芽だけは確認して購入したのですが、(3芽あった)話には「ホームセンターで売られているクマガイソウやヤマシャクヤク、福寿草などは無理やり株分けをしているので根がほとんど無いものがある」と聞いていたのですが、自分が購入することになるとは露ほども考えていませんでした。

皆さんもこれから山野草をホームセンターなどで購入する場合は芽の状態などは勿論のこと、鉢の裏を確認し、根が見える物を購入しましょう。

勿論ホームセンターの山野草を否定する訳ではありません。実際値段がお手頃ですし、珍しいものが売られていることもあるので、私はその後も何鉢か購入しています。


下からのアングル

本当なら花は蕾のうちに摘んでしまい、肥料などをあげ、根を充実させることを優先させるべきなのでしょうが、シラネアオイの魅力に負けてしまい花を見てしまいました。花が終わったら花がらをつみ、肥料をやり遮光をきちんとして来年も芽が出るように栽培したいと思います。

来年もこの株をブログに載せられるよう努力します。

栽培方法 オオサクラソウの栽培に準じて育ててみます。上手く行ったら来年もブログに載せられるでしょう。



今日庭で咲いてた花たち

ヤマイワカガミ? ヤマイワカガミとしてネットで購入したものですが、葉の鋸歯の感じからしてヒメイワカガミだと思う。

ドウダンツツジ どこでも見かけることの出来るツツジ科の樹木。都会では基本的に刈り込んであるが、自然樹形で樹齢が経つと3mにもなり見事です。自然樹形のドウダンツツジは印象が全然違います。

雪国イカリソウの記事で紹介した固体。後姿に惚れ込んだと書いたのに写真が分かりづらかったので、撮り直しました。花色も実物に近く撮れました。





今日は仕事が思いのほか早く終わったので写真が撮れました。
明日もいい日でありますように・・