高田中学校の良さに「少人数指導できめ細やかな授業」ができることが言えると思います。しかし、その反面、生徒同士の意見が他の学校と比べて限定的になることが悩みの種ではあります。
今日は、熊野川中学校へ赴き、道徳科の時間を交流させてもらいました。
この交流には、３つのねらいがあります。１つ目は同じ学年の生徒の意見を聴きながら自分の考えを深めるという点です。いつもは、全校で道徳科の授業を行っています。今回は、同学年の生徒達だけで意見を交わせるという利点があります。２つ目が、「日常とは違う環境におく」、ということです。高田中学校の良さでもあるのですが、生徒同士、教員と生徒との距離感が近すぎると感じることがあります。アットホームな環境ということ自体は良いと思いますが、時には、ピリッとした緊張感をもつことも大切です。今回は、思う存分味わうことができました。最後に、３点目。それは、何といっても熊野川中学校との交流を深めることにあります。同じ川丈地区同士ですので、じっくりと話してみるとお互いに共通点があって、話が弾むことがあるかも知れませんね。
高田中を出発し、熊野川中へ向かう車中では、生徒達から
「あー、緊張してきたよ。」
「先生、このまま学校に戻りませんか？」
という消極的な言葉も聞かれましたが、いざ熊野川中学校に着くと、腹をくくるような言動も見られました。自分の学校とは違うのでソワソワしてしまうこともあったでしょうが、熊野川中学校の生徒の優しさ、先生方の配慮もあって充実した時間を過ごすことができたと感じています。
授業終了後、テニス部員は部活動にも参加させて頂きました。
これからも、熊野川中学校様との連携及び共同学習を計画しておりますので、どうぞよろしくお願い致します。
