けもの道

タバコ・酒・仕事・友達・ランニング。
サラリーマン一匹狼なんちゃってランナーのつれづれるままの日記です。

甘~い

2006年05月23日 16時28分13秒 | Weblog
最近は新規開業に関する相談なんかにも携わっておりますが、
はっきりいってあまりにも甘~い人が多いですね。

確かに、個人事業の場合、
利益=給料みたいなものなので、
月に50万も稼いだらウハウハなような気がしますが、
実はそこから税金引かれること忘れてません?
確定申告しなきゃならないって知ってます?

仮に売上1,500万-仕入500万-経費500万=所得金額500万だったとして、
そこから医療費控除・扶養控除など100万控除を受けて、
課税標準額が400万だっとしましょう。
その場合、そのぐらい税金取られるのかというと…

所得税…470,000円
個人事業税…137,500円
個人住民税(県・市民税)…264,000円  計871,500円

※あくまでだいたいの予想です!

しかも、売上が1,500万なので、
2年後には消費税の支払い義務も生じます。
どれぐらい消費税がかかるかは単純に計算できませんが、
忘れてると結構痛い目みることでしょう。
消費税用の貯金通帳は別に作っておけという話を耳にした方もいるでしょうけど、
あれは脅しでもなんでもなく、
まさに先人たちからの後輩への教訓なわけです。

開業してだいたい3年ぐらいたつとその70%は廃業してるのが、
全国的な現状のようで、
売上見込みの甘さや経験不足なんかもその一因だとは思いますが、
個人的には税金にやられているケースも多いんじゃないかと思っております。

色んな開業セミナーなんかありますけど、
開業計画の立て方や知識なんかだけで、
あまり実用性あること教えてくれないんですよね~。
特に、税金の話なんてあまりにも現実的すぎるのか、
まったく聞いたことないですね。

素晴らしい開業計画ができれば、
開業資金が借りられるような錯覚を起こさないように気をつけてほしいものです。

「確かに開業することに意義があるのかもしれませんが、
 開業して3年目に廃業して借金だけ残るよりは、
 むしろ開業しないでサラリーマンしてたほうが楽かもしれませんよ」

これが私の殺し文句です(笑)。






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