怒りの鉄拳

毎日更新日記

夜霧の慕情(1966)

2008-04-23 14:32:57 | 邦画・
あらすじ夜霧の慕情(1966) - goo 映画
堀部良郎は東陽会の大幹部だったが、堅気の人には親切で花売娘の奈美の面倒を見ていた。ある日、会長の中根が逮捕された。中根はその時、自分の女亜紀の面倒を見ることと、また、相良と共に組を守るようにと良郎に言い残した。だが、相良と良郎は昔から犬猿の仲だった。二人は度々衝突し、ついに良郎は、組の仕事から手を引けと、相良に言った。すると相良は旭会と組んで良郎を邪魔し始めた。良郎は亜紀に会った時から、秘かな慕情を抱くようになっていた。そんな良郎に亜紀は、中根の世話になっているのは嫌だから、一緒に逃げようと言うのだった。その頃、旭会の安価なヤクが出廻って良郎の仕事が行きづまった。探ってみると、旭会は東西製藤の久保から流してもらった睡眠薬スパMをヤクに混ぜていた。良郎もスパMを手に入れようとしたが、久保は頑強に良郎の申入れを拒んだ。このままでは旭会の勢力下におかれてしまうので良郎はあせった。ところが、間もなくあれ程頑強に拒んだ久保がOKの返事をよこした。良郎はその理由が何であるか思い当った。亜紀が久保に頼んだのだ、久保は前から亜紀に惚れていた、恐らくその代償に……。良郎は急いで亜紀に会った。その夜、二人は越えてはならない一線を越えてしまった。良郎は中根に対する悔恨に悩んだ。そんな二人の関係を感ずいたのが相良だった。会長の女に手を出した良郎を激しくなじった。そして俺が眼をつぶっていれば、誰にもわからないから、二人で逃げろと良郎に命じた。だが、良郎は自分のことは自分で仕未するからと、相良の申し出をつっぱねた。相良が邪魔な自分を、追っぱらって組を一人占めにしようとしてるのがわかっているからだ。その頃、花屋の奈美は良郎の心配をしながらも、耕一に魅かれてゆく自分の気持をいつはることができず、二人は結婚することになった。良郎はその話を聞いて喜んだ。そして子分の貝津にお祝いに行かせ、自分は亜紀の止めるのをふり切って、刑務所へ中根を迎えに出かけるのだった。そして出所した中根に打明けると、中根は怒ったが、結局二人を許してやるのだった。良郎が亜紀と旅立とうとしている時、中根が相良に殺された。良郎は亜紀を残して旭会に乗り込み、相良を倒した。だが自分もすでに深手を負っていた。亜紀のもとへとハンドルを握りながら、良郎は次第に薄れてくる意識の中で亜紀の顔を思い浮べるのだった。
1966年・日活・93分・カラー
監督:松尾昭典
出演:石原裕次郎 宍戸錠 桑野みゆき 太田雅子 藤竜也 金子信雄 桂小金治 芦田伸介

愛の流刑地(2006)

2008-04-20 19:28:44 | 邦画・
ベストセラー作家、村尾菊治は長年のスランプに悩まされていた。妻と別居して10年以上経ち、今は大学の講師で生計を立てていた。ある日、雑誌記者の魚住から京都に呼び出され、冬香を紹介される。一目で恋に落ちた二人。村尾は冬香と数時間の逢瀬のために京都へと通った。夫と子供を持つ従順な女である冬香は、最初はためらうが、村尾との逢瀬を楽しむようになる。やがて冬香の行動は徐々におかしくなり…。
出演: 豊川悦司 寺島しのぶ 仲村トオル 津川雅彦 富司純子(藤純子) 余貴美子 浅田美代子 佐々木蔵之介 佐藤浩市 陣内孝則 長谷川京子
監督: 鶴橋康夫
製作: 富山省吾
脚本: 鶴橋康夫
原作: 渡辺淳一

単騎、千里を走る。(2005)

2008-04-18 13:38:30 | 邦画・
退屈な映画だと覚悟していたが、最後まで一気に見ることができた。ドラマッチックな展開もなく中国の観光映画のような1面もあるが、何かを訴えかけてくる良識的な作りに好感が持てた。健さんの前作「ホタル」に似たような・・・
単騎、千里を走る。 - goo 映画
長年の確執を抱えたまま病に倒れてしまった息子が交わした約束を代わりに果たすため、高田は中国大陸奥地への旅を決意する。民俗学を研究する息子の健一は、舞踏家・李加民の仮面劇「単騎、千里を走る。」を撮影するために中国・雲南省を再訪する約束をしていたのだった。単身訪れた言葉の通じない異郷の地で途方に暮れる高田だったが、息子のためにという一途な思いが、通訳の青年チュー・リンをはじめ現地の人々を次第に動かして行く。
監督:チャン・イーモウ(張藝謀) 、降旗康男
出演者:高倉健 、寺島しのぶ 、リー・ジャーミン 、ジャン・ウェン 、チュー・リン 、ヤン・ジェンボー

霧の港の赤い花(1962)

2008-04-16 11:37:09 | 邦画・
あらすじ霧の港の赤い花(1962) - goo 映画
神戸へ麻薬の取り引きに出かけた帰りの列車で、ハマのヤクザ沢田浩は戸川礼子のボストンバッグを網棚から取ってやった。海外から帰る大学教授の夫を出迎えに横浜へきた礼子は、汽船の入港が遅れたため、キャバレーを開く文江の家に泊めて貰った。夜、そのキャバレーで礼子が紹介されたのは奇縁にも浩だった。うるさくつきまとう歌手の朱実に厭気がさしていた浩と礼子の間に、恋の花が咲いた。その頃、ハマではヤクザ同士の縄張り争いが激烈をきわめていた。大親父とよばれる松前は最近勢力を増してきた岩瀬組を叩こうと、刑務所から出たばかりの立花組の尻押しをしている。松前としては、岩瀬組と立花組を正面衝突させ、その共倒れを狙っているのだ。いち早くそれを感づいた岩瀬は、ひそかに一の子分浩に松前を消せと命じた。一方、夫と浩との愛情の板挟みとなって悩む礼子は、一度は神戸に帰ろうと決心したものの、再び横浜に引返して浩の胸に飛びこんだ。岩瀬は松前から浩を刺せといわれた。松前にとって、目ざわりな浩なのである。岩瀬はヤクザに憧れるチンピラ三郎に、浩は松前にも取り入り、岩瀬と二股かけているとたきつけた。日頃、浩を尊敬していた三郎はまんまと岩瀬の口車にのせられ、浩を殺すと誓った。地鎮祭の日、松前を狙う浩は、岩瀬の兇弾に倒れた。「畜生、大親父とおれの生命を取り引きしゃがって!」と、苦しい息の下からうめく浩の言葉に、三郎は愕然となった。浩の本心を知った三郎は、狂ったように拳銃を射ち放って岩瀬を倒した。岸壁に一つの影がぽつんと立っていた。浩と香港へ逃れようと約束した礼子である。だが、浩は来ない。浩が予約しておいた陳の船は、すでに岸壁を離れた。入れちがいに礼子の夫を乗せたサントス丸が汽笛をひびかせながら、入港して来た。夕闇が放心したような礼子の顔をしだいにおおっていった。

爆弾男といわれるあいつ(1967)

2008-04-13 22:01:44 | 邦画・
脚本家 下飯坂菊馬さんが10日に亡くなりました。
あらすじ爆弾男といわれるあいつ(1967) - goo 映画
流れ者の浩介は相棒の熊五郎と共に久しぶりに東京に帰ってきた。それもつかの間、昔、熊五郎が世話になった魚住が、長岡の五人組ギャングが現金輸送車を襲った時、その巻き添えで死んだと知り、二人は長岡に向った。長岡警察の県刑事から、ギャングの拳銃弾を見せられた浩介は、神戸にいた殺し屋滑川が同じ超高速弾を使用していたことを思い出した。魚住の娘麻子をなぐさめた浩介は、犯人を必ずつきとめようと決心した。たまたま、浩介はかつて自分が仲をとりもった珠美と健に会い、幸福そうな生活を見て満足したが、健は暗い顔をした。五人組の一人が健だったのだ。そして浩介が乗り出してきたことを首領格の滑川に連絡した。それ以来、事件の真相を追求する浩介に滑川の手がのびてきた。そんな時健が滑川に殺されたが、それは、健が浩介と敵対していることを悔みはじめていたからだった。滑川のライフルによる狙撃、一味の星原の襲撃をかわした浩介は、ある日、熊五郎を一味に人質に捕えられてしまった。滑川らの卑劣なやり方に怒った浩介は、激しい挙銃戦の末、熊五郎を救い出したが、事件の犯人を捕えることは出来なかった。一方、現金輸送車襲撃で得た八千万を間に滑川と筧が争ったが、それを取った筧は温泉宿に逃げた。そこに待っていたのは意外にも麻子で、二人はいつの間にかグルになっていたのだった。しかし、麻子の不審な行動に後をつけてきた浩介が現われ、そして滑川も姿を見せ、奥只見のダムの上で再び拳銃戦になった。滑川の拳銃の前に筧と麻子が倒れた時、今度は浩介の拳銃が猛然と火を吹き滑川を倒したのだった。1967年・日活・93分・カラー
監督:長谷部安春
脚本 下飯坂菊馬 藤井鷹史
出演:小林旭 東京ぼん太 内田良平 岡崎二朗 藤竜也 西村晃

 下飯坂菊馬氏(しもいいざか・きくま=脚本家、小説家)10日、急性心不全のため死去、80歳。<作品歴>

◇脚本作品

TV
「鬼平犯科帳」
「名奉行遠山の金さん」
「岡っ引どぶ」
「愛の嵐」
「華の嵐」
「夏の嵐」
「さすらい刑事旅情編」
「はぐれ刑事純情派」
「海風をつかまえて」
「特別機動捜査隊」
「ザ・ガードマン」
「剣客商売」
「宮本武蔵」
「銭形平次」
「大奥」
「眠狂四郎」
「おやこ刑事」
「赤穂浪士」
「江戸の激斗」
「柳生一族の陰謀」
「服部半蔵 影の軍団」 他

映画
「Mr.レディー夜明けのシンデレラ」
「玄海つれづれ節」
「ザ・ドリフターズ カモだ!!御用だ!!」
「日本美女物語」
「二匹の牝犬」
「都会の牙」他

小説
「望月弥九郎捕物控」