怒りの鉄拳

毎日更新日記

修羅の群れ(1984)

2008-03-16 18:02:28 | 邦画・仁侠・ヤクザ映画
鶴田さん。このとき60歳。
あらすじ
昭和8年の冬。雪の舞う横浜浅間町の柔道 吉岡道場を、横浜四親分の一人、加東伝三郎が訪ねてきた。そこで柔道を習う稲原龍二は加東の勧めもあって、彼の若い衆になることに決めた。インテリでありながら博奕で身を滅ぼした父の仇をとるには、この道で男をあげるしかないと思ったのだ。龍二はよく働き、そんな彼に加東一家の兄貴分横山が仁侠道のイロハを教えた。ある日、売り出し中の龍二は海岸でチンピラにからまれている娘を助ける。娘の名は中田雪子、後の稲原夫人である。日本が太平洋戦争に突入した昭和15年、二人は結婚した。19年、勤労奉仕で御殿場の山北へ出かけた龍二は、伝三郎の兄弟分、横浜笹岡一家の桐原銀一郎とことを起こしてしまう。しかも、横浜四天王の一人、鶴岡政次郎の目前でだ。しかし、鶴岡は、弱い人間をかばって喧嘩した龍二を見込んで、身柄をあずかるといってくれた。戦後の混乱期の湯河原。賭場で無法をはたらいた海軍復員兵の長谷部と森谷が龍二の貫禄に圧倒され、若い衆になった。更に、モロッコの辰、井沢輝一というグレン隊あがりの暴れ者たちも次次と舎弟分となった。そして昭和24年春、熱海の山崎一家石井光之助親分の跡目を継ぎ、稲原組がうぶ声をあげた。僅か10年の間に稲原組は熱海を制覇するや、小田原、横浜、静岡へと進攻し、組員も増えた。龍二の人種差別しない心に感動した韓国人の山村修道、田上圭、五、六百人の若い衆をかかえる石河も、稲原に惚れ身内となった。組織が大きくなればなるほど上下の意志の疎通は欠けるようになり、井沢の独断専行が目にあまるようになった。横山は、彼を破門せよと迫り、龍二は断腸の思いでこれに従った。さらに不幸は襲った。龍二が親と仰いだ横山が死んだのだ。龍二は、横山のために建てた墓前で、更なる前進を誓うのだった。監督 山下耕作
脚本 村尾昭
出演 松方弘樹/鶴田浩二/酒井和歌子/丹波哲郎/若山富三郎/北島三郎/菅原文太


博奕打ち 不死身の勝負 (1967)

2008-03-16 17:55:45 | 邦画・仁侠・ヤクザ映画
あらすじ博奕打ち 不死身の勝負(1967) - goo 映画
かつては隆盛を誇った筑豊炭田も、昭和初期になると安価な撫順炭に押されて不景気に追い込まれていた。鉱主は賃下げや運賃の予算縮小でこの不況打開を計った。それに反発した若松の花村海運の女社長スギは、鉱主の一人石島の暴力を受けたが、ちょうど居合せた常太郎に助けられた。彼は“爆弾常"の異名をとる博奕打ちで、鉱主たちの開く賭場に来ていた。常太郎の気っぷに惚れたスギは番頭格の宮田と義兄弟の盃を交させ、身内に加えた。しかし、博奕好きの常太郎は、鉱主の荒尾に大金を借りたため、金を返すまでという約束で荒尾の仕事をすることになった。常太郎の采配で荒尾炭坑の出炭量が増したが、それを快く思わない納屋頭谷口に喧嘩を売られ、荒尾とその娘アヤに止められた。これが原因で、谷口は石島の許に走った。これを見た石島は、荒尾が取引先の阪神製鉄の借金を即刻返済するか、アヤを阪神製鉄社長の息子の嫁にするかどちらかを選べと、自から代理人となって膝詰談判をした。そんな時、突然宮田が常太郎を訪ねてきた。石島が運賃を払わないというのだ。その上、そこで博奕をやり、借金をしてしまったのだ。常太郎は謝りにいって悽惨な制裁を受けた。この場は荒尾が金でおさめてくれたが、石島と荒尾の間は険悪になってしまった。そこで、荒尾は阪神製鉄の借金を返すため、石島とさしで博奕の勝負を挑んだが、炭坑の発掘権まで失い、自らの手で命を断った。常太郎は荒尾の通夜の日、葬い合戦とばかり石島と向い、炭坑を賭けてサイコロをふった。勝負は常太郎の勝だったが、石島は子分と共に常太郎に斬りつけてきた。常太郎は乱闘の末、石島を斬り、駆けつけたアヤに炭坑の権利書を渡すと、警官にひかれていった。
監督 小沢茂弘
脚本 小沢茂弘/高田宏治
出演 鶴田浩二/石山健二郎/橘ますみ/藤山寛美/若山富三郎