誰もが一度は夢見るだろう「タイムマシン」それにのって、過去に戻ってもう一度人生をやりなおしたいだとか、未来にって自分の姿を見てみたいとか。でもそれはドラ●もんやキテレ●大百科、バッ●・トゥー・ザ・フーチャーの世界の話であって、現実ではそううまくはいかないようである。
現在考えられている時間の壁を越える方法としては、光速を超えることがあります。この宇宙上で一番速く移動するものは光。一秒で地球を7周半といわれています。それを超えれば、時間の壁を越えて他の時代にいけるというわけです。
しかし、これは不可能です。そもそも今の科学では物体を光速を越える速度にすることができないからです。肉眼で見たら、その地球七周半というのが一秒で移動するのでワープに見えることでしょう。たとえ光速を超える速度を作り出せたとしても、地球上の物質・技術ではその圧力に耐えることができません。物体は加速をしていくと、質量を増します。そして、周りの空間も一緒に質量を増して、物体自体が押し縮められてしまいます。そして光速になるころには、質量無限大・体積0という物質になるわけです。そうなれば物体は物体として存在することはできなくなります。
光は光子という、小さな粒で構成されています。質量もほとんどないので、速く飛んでも大丈夫なのです。学者の中には、光子と同レベルまで加速に耐えうる素粒子(原子より小さい粒で、すべての物体の元)の存在がささやかれていますが、実際に確認されているわけでは有りません。というわけで、少なくとも現在は不可能とということです。
さらに言えば、未来永劫、過去に戻るタイムマシンはできません。もし、それができていたとしたならこの世界は未来からの渡航者で溢れかえっているわけですから。でも、僕たちが作る未来がその現実をかえるかもしれない。そもそも時間が同時に同じステージを作っているなんて考えることなんてできないのだから。。。 今を生きることが大切ということなのだろうか。