きのうは久々に義父母と食事に出かけた。
もっと前にするはずだったのが、父の死で延び延びになっていたのだ。
その前日、夫から「明日の夕方はどう?」と聞かれて、すぐには返事ができなかった。
いつもはなんでもないことが、今回はあまり気が進まなかったその理由。
実は…
母が統合失調症で入院していることを義父母にはまだ話していないのだ。
初めの頃はまさかこんな長期入院になるとは考えていなかったので、
取り立てて話すこともないだろうと思っていた。
もし話すにしても、退院してからでいいだろうと思っていたのだ。
また、義父母はあれこれ詮索するような人たちではないので、
「お母さんはお元気?」「はい、お陰様で」という会話で終わる。
それに乗っかるようにずうーっと話さないでいた私も私だが、
まあ、母が元気であることは確かなので。
しかし、父の死で今度こそ母の話がその先へ進むんじゃないか、との懸念が。
私の頭の中ではシミュレーション「義父母との会話」編が始まる。
だが夫は、こういうことになると、いたって暢気である。
どんなふうに会話が進むかなんてことは気にもしないし考えない。
まことにうらやましい性質だ。
私が不機嫌になったので、夫はまたネット将棋に戻った。
でも翌日、「今日どうする?」と夫。
うむ。逃げていても始まらない。「いいよ」と私。
母のことを話す機会は、今をおいてほかにないかもしれない、と思ったのだ。
今回の食事は近所の居酒屋。
ここは活魚のお造りがいただけるが、自家製さつま揚げのおいしい店でもある。
むしろ、そちらのほうが評判かもしれない。
おいしいものをおいしく食べるために、いざ!
結局、いつもどおりの会話。
お悔やみの言葉をいただいたのが違うくらいで、
なんのこともなく通り過ぎてしまった。
むぅ…これでまた当分言えなくなったな。
(次を読む)
もっと前にするはずだったのが、父の死で延び延びになっていたのだ。
その前日、夫から「明日の夕方はどう?」と聞かれて、すぐには返事ができなかった。
いつもはなんでもないことが、今回はあまり気が進まなかったその理由。
実は…
母が統合失調症で入院していることを義父母にはまだ話していないのだ。
初めの頃はまさかこんな長期入院になるとは考えていなかったので、
取り立てて話すこともないだろうと思っていた。
もし話すにしても、退院してからでいいだろうと思っていたのだ。
また、義父母はあれこれ詮索するような人たちではないので、
「お母さんはお元気?」「はい、お陰様で」という会話で終わる。
それに乗っかるようにずうーっと話さないでいた私も私だが、
まあ、母が元気であることは確かなので。
しかし、父の死で今度こそ母の話がその先へ進むんじゃないか、との懸念が。
私の頭の中ではシミュレーション「義父母との会話」編が始まる。
だが夫は、こういうことになると、いたって暢気である。
どんなふうに会話が進むかなんてことは気にもしないし考えない。
まことにうらやましい性質だ。
私が不機嫌になったので、夫はまたネット将棋に戻った。
でも翌日、「今日どうする?」と夫。
うむ。逃げていても始まらない。「いいよ」と私。
母のことを話す機会は、今をおいてほかにないかもしれない、と思ったのだ。
今回の食事は近所の居酒屋。
ここは活魚のお造りがいただけるが、自家製さつま揚げのおいしい店でもある。
むしろ、そちらのほうが評判かもしれない。
おいしいものをおいしく食べるために、いざ!
結局、いつもどおりの会話。
お悔やみの言葉をいただいたのが違うくらいで、
なんのこともなく通り過ぎてしまった。
むぅ…これでまた当分言えなくなったな。
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