燈子の部屋

さまざまなことをシリアスかつコミカルかつエッセイ風に(?)綴る独り言的日記サイトです

まるで見ていたかのような

2004-09-22 00:00:00 | 家族
おととい、例によって義母からお味噌とお餅を頂いた。

いつもはすでに切り餅になった状態で頂いているのだが、今回は伸し餅。
義母の予定では、今日、我が家と義兄宅にあげるつもりで作っていたので、
おとといはまだ出来立てで切れなかったのだ。
ラップに包まれた伸し餅をつついてみると、今がちょうど切り頃の硬さ。

よーし! 切るぞー♪

テーブルに新聞紙を敷き、上新粉がないので片栗粉を用意。
伸し餅にせっかくラップが密着しているので、剥がさずそのまま切ることに。
「むん!」と包丁を入れ、ひっくり返して裏のラップを切り離す。
包丁が研いであれば、いちいちひっくり返す必要はないんだろうけど。
切り口に片栗粉をつけてはたく。
それをずーっと繰り返すうちに汗が出てきた。

この前、伸し餅を切ったのは、小学生の頃まで遡るかもしれない。
当時の私は、暮れに伸し餅を切るのが好きだった。
なんといってもあの弾力性が魅惑的♪
それは今でも変わらず、和菓子の「すあま」は時々無性に食べたくなるし、
つい先週は「くるみゆべし」を買ってしまったほど。
保冷材のもちもち感も好きだし…“もちもち”という語感も好きだ。

や、とにかくお餅を切っていたわけで。

やっと切り終わって容器に詰めていると、電話が。

 
「お餅はもう切ったの?」

 
 おおーーーっ!
 もうびっくりですよ!
 見てたんですか、お義母さん!

 
「あ、ちょうど今、切り終わったところなんですよー」

 
本当のことなのに、どこか間抜けでわざとらしい返事…

義母は、おととい言い忘れたこと、つまり、
「お味噌をもっと熟成させたいなら常温で保存してね」
ということを伝えたくて電話をかけてきたのだが、
それにしてもタイミングよすぎ!

ほんと、びっくりしたんだから、もー!

 
(今夜は「お雑煮」で決まりだな)


(次を読む)


コメントを投稿