ラッカー塗装前。傷とか汚れを徹底的に取り除きます。塗装後の美しさは、この作業次第。で、塗装直前のギターを「白の状態」と僕らは呼んでいます。この状態にある楽器は、アッという間に傷がついたり、凹んだりするので要注意。ここまで辿り着くには、我慢強く辛抱して、ホントに長い道のりなんですが、毎回この状態のギターを見る度に、何とも言えない達成感があります。
もう少しでこのコの産声が聴ける。それまで、もう . . . 本文を読む
ニーハオ。フレット打ちました。フィンガーボードを整えて準備万端。ラーの鏡みたいにピカピカ。
オイルとか塗ってる様に見えますが、手で磨いただけ。フレット打った後ですら、バッフィング・マシーンは使わない。細かいコンパウンドがエボニーに食い込んであんまり美しくないから。あの摩擦のちょっとした熱すら嫌う。もう、ホントに執着心の固まりのヒト。でも、長いこと一緒にいるとそれに慣れてくるから不思議 . . . 本文を読む
サウンド・ホールから見えるロゴ。近影。メイプル・バインディング。とてもフレンドリーなメイプルでした。素直に言うこと聞いてくれた。
フレイムが思いっきり出ている材から作ってみました。この作業は、大きなメイプル材をカット→バインディング用に高さ&厚さを出す→熱を加えギターの形に曲げる→接着。という流れ。腱鞘炎持ちには、非常に辛い作業なのです。下手したら一週間くらい手が痛いです。朝、コーヒ . . . 本文を読む
アーチトップのネック・シェイピング。ヒールを整えてるスティーヴン。ここ最近は、いろいろと殺人的なスケジュールのドン。時々、こっちが心配になるくらい、疲れた顔してる時があるので、そういう時は僕からお願いして横になって休ませるようにしてます。
でもこのヒト、マルチプル・タスクの天才。公私ともに同時に複数の作業を文句ひとつ言わず、確実に、完璧にこなしていく。絶対にミスしないし、それぞれの進行状況を . . . 本文を読む
ギター製作は、木工だけでなく、時々いろんな事します。今日は鍛冶屋。メタルですね、アメリカ語で言うと。ごっついハサミで切るのです。いわゆる、カッティングですか。手袋は必須。すぐケガするよ、切り口触ると。
「デンジャラス・カット・メタル」
で、叩く。ガンガン叩く。木は扱う人が癖を見てあげて、聞き上手になってあげるのですが、鉄はひっぱたくと言うこと聞いてくれます。中学の時、国語の先生に、分厚 . . . 本文を読む