みのもり雑記

旅行関連が多くなるかと思いますが、ふと書きたくなったことを気の向くままに、という感じで。

2016年広島旅行 - 5日目その3(竹原)

2018-12-30 23:23:49 | 2016年広島旅行
2016年5月5日、広島旅行最終日の竹原編、続きです。
道の駅を出て、いよいよ町並み保存地区へと歩を進めます。



川沿いから道を一本入ります。細い道をまっすぐ進んでいくので、なにやら異界にいざなわれていくような感じでしょうか。


……この細い道、周辺はもちろん普通の民家ですので、観光客の声とか迷惑ではないのだろうかと「お前が言うな」感満載な心配をしてみたり。

さあ、町並み保存地区に入りました。
瓦葺きの屋根、白壁、石の路面と、趣があります。


まずは正面右にある、旧笠井邸。なんと無料です。
日本家屋なので当然ですが、中へは靴を脱いでお邪魔します。


まずは2階へ……おお、天井板がない。


と、油断大敵。ここでものっけから『たまゆら』キャラのパネルが。


ちなみにこの格好は、おそらく作中で「憧憬の路」(竹原のお祭り)に参加したときのものでしょう。
この旧笠井邸は作中でも舞台として登場していますので、こうした展示があるのも頷けます。

この、襖の左右での温度差よ。


おお、出演者のサイン入りポスター!


同じく、サイン入りではないですが、ポスター類。


……と、いけない、いけない。
ここまで、天井側を収めた写真以外のすべてが『たまゆら』です。
私はちゃんと歴史ネタとしてもおいしくいただきます。

梁の書き込み。こういうのは、建物に歴史がないと出てこないですね。


しかし太い梁ですね。ちょっと、ひび割れが気になりもしますが。


舞台。……あー、ひょっとしてアニメに出ました?
「わたしたち展」って、ここでしたっけ?(うろ覚え)


旧笠井邸、2階からの眺め。


ここは町並み保存地区の通りがちょうどぶつかるところなので、高いところからの見渡しがいがあります。


1階に降りてきました。
こちらには、若干の展示があります。

碁打ちとしてはたいそう気になるブツ。


なぜ碁盤1面に大して碁笥が3組なのか。
後で友人Aにこの写真を見せたときに曰く、「きっと三面打ち!」。
……なるほど?

製塩のご様子。かつての竹原は製塩業も盛んでした。




お庭。あじさいですね。梅雨時に来たらまた違った美しさがあるのでしょう。


1階の奥から入り口をパシャリ。結構奥行きがあるんですね。



さて、通りを次に参りましょう。
思ったよりは人が少ないので、歩きやすい&写真を撮りやすいので助かります。




……「通りを」と書きましたが、実は早速脇道に逸れます。

地蔵堂。


この近くにある西方寺の所属だそうです。
少なくとも1610年に大火のため消失したというところまでは遡れるようで、現在のお堂は1927年のものとのこと。


この奥に、さらに長生寺というお寺があるので行ってみます。

と、なにやらとても存在感のあるものが。


明らかに個人宅のものですが、冒険ごころをくすぐってきて困りますね。
誘惑を振り切って、お寺の階段へ。


……階段かぁ。(4日分の蓄積ダメージ)

がんばって登りました。


山門。「不老山」ですか。


ほう、河野通直(戦国末期、伊予の大名)の菩提が弔われていますか。それはレアですね。





山門を内側から。さすが、階段を上っただけのことはあって屋根を下に見ますね。


さて、ふと本堂に向かって右手に進んでみたところ、なにやら背後の山に入っていく道がありますね。
特に案内板はないですが、ポツポツとお地蔵様が置いてあります。

……どれ、せっかくなので行ってみましょう。




……ぜぇぜぇ。
結構疲れますね。しかも、山道なので当然ですが、終わりが見えないのでどこまで進むのか、引き返した方が良いのか判断しかねるのが辛い。

おや、なにやら放送が聞こえますね。近くに小学校や幼稚園でもあるのでしょうか?
……もう、帰ろうかな?

などと大仰に書いていますが、いや、実際当時はそういう感じだったのですが、実際には5分程度の道のりでした。
ついに終わりが到来します。

行 き 止 ま り


山の上に大きな石があるのは、やはり神聖な感じがしてよいですね。

ちなみに、木々の切れ間から見えた景色。


先ほど掲載した、山門の向こうに建物の屋根が見える写真があったかと思いますが、
もはやそれとは比較にならないほど標高を稼いでいます。
5分の道のりでも「ぜぇぜぇ」となってしまうことを、お察しいただけると幸いです。

さあ、下山です。
このお寺には、お抱え地蔵があります。
抱えられれば御利益があります。このお地蔵様の裏を通れるようになっております。


……抱えた記憶がない。(チキン)



竹鶴酒造。あまり詳しくないですが、竹鶴は有名でしょう。
ちなみに、残念ながら内部は非公開。







松阪邸。
町並み保存地区にある他の建物と合わせた入場券セットがあるので、全部回るなら利用しましょう。
私は、セットを買っておきながら1箇所行きそびれましたが。





頼山陽のゆかりもあります。


内部。お着物が展示されています。


お庭。個人的には、もう少し間引いてほしい。


お手洗い。


こうした古い民家のお手洗いって、なんでみんなこのタイプなんでしょう?
呉の入船山記念館も、隠岐の村上家もこうした風合いの陶器製でしたが。



お好み焼きの「ほり川」さん。


『たまゆら』では頻繁に登場しました。
ぜひとも食べてみたいところではありますが、お好み焼きは広島市内でいただきましたし、今日のお昼は予約済みなので、ここはスルー。
それにしても、この汗ばむ気候の中を結構列びますね。



さあ、ほり川さんに文字通り背を向けて、お次は西方寺へ。さっき紹介した地蔵堂の所属しているお寺です。
……また階段。


と、階段の上り口で。


ちょうどこの旅行の2ヶ月ほど前に町並み保存地区で火事があったとは聞きましたが、ここでしたか。
かなり建て込んでいるエリアですから、近隣の方々は気が気じゃなかったでしょうね。

西方寺、本堂。


西方寺、守護堂。県の重要文化財が安置されているようですが、残念ながら公開されていませんでした。


さてさて。西方寺さん、一番見たかったのはここ(普明閣)です。


ここも『たまゆら』で良く出てくる場所です。
ちなみに、岩の上に建てられており、せり出しているので少々迫力があります。


先客がいたのでわずかばかり待ちまして、いよいよ眺めを堪能します。
左から右へと。





ちなみにこの普明閣、土足厳禁なので注意です。

最後に、釣り鐘。


この位置なら、さぞや遠くまで音を響かせるのでしょう。


さてさて、まだ町並み保存地区の半分くらいですが、地味に長くなりましたのでここらで区切ります。

続く


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