歯科ではありえない世界

今回は私が皮膚科に対して不思議に思うこと第一弾

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「ステロイドって怖いって聞くんですが・・・」

こんな質問を皮膚科医に投げかけたとき、どんな説明をするのか経験上、二通りの医師がいることを知りました

①「ステロイドはちょっと・・・」というだけで、みるみる不機嫌になり、この素人めっていう顔をして患者に威圧感を与える怖～い先生。

あとは、

②すごく親切な顔で優しい雰囲気を持ってるけど、ステロイドは怖くない、上手に塗れば大丈夫。と、ガイドラインや論文の例を持ち出して説明してくれる先生。

・・・結局、どっちもステロイド派なんですけどね

私の県には脱ステ医がいないのです。いるのは東京とか関西方面だったり。なんでやねんっ

私は開業医の歯科医なので、なおさら理解できないんですよ。だって病気を治せなければ患者さんは来なくなってしまうし、他の医院より優れ得意な分野を打ち出さなければ残っていけない世界です。（ちなみに私の得意分野は審美歯科とレントゲン診断）それに歯科治療というのは、どんどん進化していて10年前に常識だった治療が、今では非常識ということが多いです。

「細菌を除去する」という１本の線から外れることはありませんけどね。

それが皮膚科の世界はなんでしょ？

みんな一律に「ステロイドは怖くない」って・・・

みんなでわたれば怖くないってやつですかね？

歯科の先生達は、新しい物好きが多いです。

しかもアイデアが豊富ですよ～。自分はこんな治療している！とか

どうだ！君のところでは、ここまではできないだろう～うふふふふっ（←ほとんど自慢大会＾＾；）てな雑誌が毎月届きますし、私も刺激を受けます。

誰も上の先生を気にしないし、自分がいいと思う治療をどんどん取り入れるのが当たり前。

だから、この皮膚科業界、私には理解できません。

需要と供給のバランスがこれだけ崩れて成り立つ業界って・・・

不思議な世界だなー