バイバイ☆アトピー

ハワイでアトピーが治った!の著者。本を読み趣旨を理解してくださる方限定のお部屋。図書館にもあるので探してみて下さいね♪

私が皮膚科医ならば

2009-04-28 | 現在の皮膚科事情

私が個人でやっている皮膚科医ならば、まず最初に入院施設を有した内科と連携を組みます。

脱ステは、副腎の機能が低下していますから、突然やめたりしたら腎不全やショック状態になり、命を失う危険もあるからです。
ステロイドを止めるのも、入院下で状態をみながらゆっくりやることが大事でしょう。
また、体から噴き出す浸出液や痒みなどで、水分の蒸発、低たんぱく質血漿、内臓の機能低下、2次感染、睡眠不足、精神障害・・・・様々な症状が考えられます。
これに速やかに対応できるのは、内科の範疇だと思うのです。

私は、今までステロイドで抑えてきたその最悪な皮膚の状態こそ、「本当の状態」なのではないかと思います。家の壁でいうと、紙一枚の下に蔓延る細菌たちの姿が一気に現れた瞬間ではないでしょうか。

これを「たまったステロイドが噴き出した」という表現をされる方が多いのですが、私は細菌感染を薬で見た目だけ抑えていたものが、効かなくなった症状だと思っています。薬で抑える限界値を超えた状態ですね。

こんなときは、抗生剤や抗ウイルス剤の点滴投与が必要でしょう。
ステロイドを嫌がる方は、他の薬も嫌がるようですが、それは間違いだと思います。一歩間違えれば、敗血症や目が見えなくなる可能性も高いのですから。

脱ステでドロドロの状態と。よく言われますが、このときこそ本当は入院が必要なんです。これを自力で過ごせた人は、本当にすごい。運が良いとしか言えません。
だけど、ある程度まで落ち着くまでは日数がかかります。私はこの時期に、抗菌剤を投与した方が辛い時期が一気に短くなるのではないか・・・と思います。
(でも、こういうときってまたステロイド漬けにされるんじゃないかと、恐怖で病院にかかりたくないんですよね・・・)


内臓の働きが正常になり、尿も出て、ウイルスも陰性になり、食事もとれて歩けるようになれば
そこからが、紫外線療法や運動、脱軟・脱保湿、ハワイなどの転地療法など
積極的な治療に移れると思うんです。

・・・でも、ここまで書いて思うのですが、脱ステ医が極端にすくないこの日本で、自宅で最悪な状態をひたすら耐えている人が沢山いるのですよね。。。
どれだけの苦痛でしょうか。。。自分の変わり果てた姿を毎日目で見ながらどれだけの恐怖と孤独を感じているのでしょうか。。。
それを見守ることしかできない家族の苦しみ、本人の声にならない叫び、どれだけの皮膚科医が責任を感じているのでしょうか・・・?

一番その事実を見守らなくてはいけない、薬を出した本人は、その姿を見ることはマレでしょう。
だって、そうなるとき患者さんはすでに、不信感の塊で病院(皮膚科)に足をむけることを何よりも嫌うのですから。

私は脱ステを薦めているわけではありません。
これは過酷すぎて、簡単にできる方法ではないからです。
でも、どうしようもなくステロイドが効かなくなってしまった人の行く機関が
存在しないというのは、おかしいです。

ここまで考えると、頭が痛くなります。
何やってんだ?日本の大学、日本の皮膚科


皮膚と人生の再生へ

2009-04-27 | ✳️アトピー =細菌感染

毎日、いろんな患者さんが来院されます。

私は診断が好きなので、患者さんの口の中、レントゲンを見るとワクワクします。

「さて、どうしたらいい?」って頭の中で色んな治療法や計画案がめぐる瞬間。

だけど、どんな難症例でも1年はかかりません。
内心、「あちゃ~・・・どうしてこんなになるまで、放っておくんだろ?」
と思う方だって、長くかかって6か月~10か月程度で終わります。

美容整形だって、骨折だって、やけどだって、治療に1年はかからない。

がんの治療は、どうして難しいかというと、いろんなところに転移するので、その場所から除去すると命を縮めてしまうからできないのです。

でも、アトピーって、皮膚の表面上の疾患。
リスクと天秤にかけながら治療できるのなら、こんなに分かりやすく経過が分かる場所ってありません。

本気で治そうとする場合、1年はかからないはずだと思うんです。
どんなにヒドイ状態でもですよ。

脱ステしたときは、ひどい状態でしょう。
それでも正しい治療をすれば1年もかからないはず。
人間の体の治癒力は、正しいことをすれば、ちゃんと応えてくれるんです。

歯と皮膚は違うという人もいるでしょう。
確かに違います。構造的な部分で違うところはあります。

でも、相手が細菌なら、戦うアプローチの仕方はどの病気もほぼ一緒。

相手をしること、相手を減らすこと、増やさないこと、その方法を知ること
それを知ればアトピーなんて怖くない。

一度しかない人生。
先天的な問題であったり、がんであったり、器官を失ってしまったのなら、私もあきらめがつくかもしれない。。。
でも、治る病気なのに振り回されて、本来おくれるべき楽しい時間を過ごせないとしたら、
自分だったら・・・許せない
親に申し訳ない、家族に申し訳ない、自分の人生に申し訳ない!!

私は無神論者ですが、たとえ神様が私にかした運命だとしても
「ざけんなっ!」と言って、神様がビビるくらい運命は自分で変えていこうと思います。

本にも書きましたが、歯は削ったら二度と再生しません。
でも、皮膚は真皮が生きている限り、再生するのです。

人生だって再生できるんです。
私はそう信じています

私の個人的な叫びに近いブログだということを、ご了承くださいませ。







診断の「目」、心の「目」

2009-04-26 | 🌈私のアトピーに対する考え
私自身、毎日診療に出ていますが、気をつけていることは2つ

1つは、自分の「目」=診断力です。

これを間違うと、最初からやり直しの治療になったり、患者さんに時間や費用等の
負担をかけてしまうからです。

2つめは、表面には見えない心の「目」でしょうか。

教科書的に正しい治療でも、正しい診断だとしても、そのときの患者さんの目指す希望と異なっていたり、保険内の費用でも払えないかたもいらっしゃいます。

ここからが、本当の腕のみせどころ。
自分の今までの経験、応用力が効くところですから

だけど、患者さんの言うことばかり聞いて、それでいいのか?って思うでしょ?

偉そうなこと書いてますが、私も最近になって知ったのです。
医療って、誰のためのものなんだろう・・・って。

もちろん、正しい方向性を知らせたり、患者さんが選ぶ方法で後に出てくるリスクもお話します。それでも「やってください」というときは、私は患者さんの望む方法を選びます。

そうするとね、患者さんも分かってくれるんです。
やっぱり先生の言う通りだったね。って
でも、あの時無理言って、自分の言う通り聞いてくれてありがとうって言ってくれるんです。

そこから、本来の治療が始まることも多々あります。
時間に換算すると、遠まわりかもしれませんが、これが一番の近道だということを
患者さんが教えてくれました。

相手をまず受け入れること。
医療って、ここが一番大事なんじゃないかな・・・って思う次第です。

アトピーに対する皮膚科の問題点は、一つの治療しか提案してくれないことです。
ここからボタンの掛け違いが出てきてしまう。
先生サイドは自分は正しい治療をしていると思って疑わない。真面目な先生ほどこの傾向が強いと思います。
そして、患者サイドの希望は「医学的に間違っている」と無理に承諾させてしまう。

心を無理に抑えられた患者さんから、信頼を勝ち取るのは難しいでしょう。

診断の目、心の目
いつまでも曇らないように気をつけないとね

歯科医として~医の倫理

2009-04-25 | 🌈私のアトピーに対する考え
私の立場は、皮膚科医とアトピーの患者さんの中間くらいの、ビミョーな位置。

一応、医学的知識や経験もあるから、少しは信ぴょう性を感じていただける。
それに、どこかに属する人間じゃないから、クビになるわけもなく、自分の意見を自由に言えるので気楽な位置なのかもしれません。

また、アトピーだった子供・旦那・姉妹(←みな完治)を持つ人間としても、患者サイドにいたので、どちらの気持ちも分かると思います。

診療外の分野ですから、私は直接患者さんに触れることはできませんし、
責任がとれないのが辛いところ。
でも、私が皮膚科医だったらやりたいことは満載(笑)

私の立場でできること、
一つは患者さんサイドに、こんな風にブログで発信したり、本を学校や図書館に寄贈したり、本屋さんにおいてもらって、
それを読んでくださった方には「希望」と「その方法」を頭の片隅に持って頂きたいと思うこと。

もう一つは「医の論理」という義務。

「医療人は常に、科学的知識の学習、応用を、推進継続しなければならない。また相互に関連する情報を一般の人々に得させ、必要に応じ他の保健職業専門家の持つ能力を活用しなければならない。」

というものがあります。

私の中で、アトピーは完結しています。
でも、これは分野を超えた医療人同士の理解と協力が必要なのです。
今度、日本小児皮膚科学会に参加しますが、ここだって双方の考えは
違うのですからね。(内心、ちょっと行くのコワいんです

でも患者さんの身体は一つにつながっているのです。
ここからこっちは、ここの分野。って本当は分けられない。
専門分野を掘り下げるのは大事なことだけど、お互い牽制して
患者さんを治せないのなら本末転倒な話。

医療とは、患者さんを治す行為。
私にできることは二つだけ。
カメの歩みでも、自分は前を向いて歩いていきたいと思います






完治 VS コントロール

2009-04-23 | 現在の皮膚科事情
私が皮膚科医に頭にくること、それはアトピーを治そうとしないところです。

きゃっ ズバリ書いちゃった!!

アトピーの定義を見ても、アレルギーのような、治らないような・・・
私が読んでも???と思うようなことが書いてあります。

そもそも、頭っから治る病気だと思っていないのです。
だから、どうしたら治せるのか?そこまで深く考えている先生って少ない。。。

彼らがよく言う言葉は「この病気はコントロールして付き合っていきましょう」でしょう。

じゃあ、治った人たちは、なんなんでしょうか?
アトピーじゃなかったということでしょうか・・・

私は本当は、アトピーって100パーセント治せる病気だと思っているんです。
個人のブログですし、あくまでも私の考えですから、反論とかナシですよ
(・・・なんてコメント切ってるから、人の意見聞くことないのですが^^;)

自由に書かせてください。私はただの歯医者で、研究者でもなんでもありません。
なんの根拠も書けないのですから、責任もとれませんし。

でもね、心の中では完結しているんです。

治ります。治せますってね

ただ、私の経験上の話ですが、短期で完治したいなら簡単な話ではないということです。


完治と、コントロールする方法の大きな違い、
それは

やることが、まったくま逆なことをしなくてはならない

ってことなんです。

上手にコントロール出来ている人が、完治を目指そうとしたときに、今までのやり方をやろうとするからダメなんです。

私は敵は「細菌」だと思っています。

相手をうまく飼いならせておとなしくさせるか、相手をとことん攻撃して減らすか、ただ、それだけの話なんです。

完治とコントロールの違いって(・・・と思ってます)







1-2週間目が山場

2009-04-23 | 🌈私のアトピーに対する考え
ハワイに行った方とのやりとりで気づいたことですが、うちの子も含めて
1-2週間目で、一度悪化する傾向があります。(掻きむしりたくなる時期です)

でも、その後からの治り・・・というか、改善が早い!!

私たち日本人は、休むのが苦手。
GWにしても、夏休みにしても、大人が休みを取れるなんて1週間がやっとでしょう。

だから、2週間ハワイに行く!!とかいうと、すごく長く感じちゃう。

でもね、私は2週間しか行けないのなら、お金を出してハワイなんぞ行かないでって思ってしまうんです。なぜなら、そこからが勝負だからです。

1か月でもダメ。どうせ行くならきっちり2か月は行って欲しい。
ものすごく悪いと思う人なら3か月ですね。

。。。こう書くと、

「無理」って思いますよね。

でも、本当に行こうと思ってる方がいるのなら、2-3か月で計画を立ててください。治れば早く帰ってくればいいことですから、飛行機のチケットは帰国日を何度も変更できるタイプがいいです。
(うちの子は3か月予定していましたが、49日目で帰国しました。)

私は100人中、100人は救えないと思います。
でも本当にハワイに行くひといるかしら?なんて考えながら書いた本ですが、
あれから沢山のかたがハワイに行かれ、私が知ってる人で治ることはあっても、悪化したという方は知りません。

ハワイ行きはお金がかかります。色んなところで節約しても、ここだけはケチらないでほしいところがあります。

それは「日数」です。
当初は40日をお勧めしていましたが、いろんな方の様子を見ていると2か月が
いいと思います。そして、費用・云々等考えなくてもいいようなセレブな方は
滞在期間めいっぱいの3か月、滞在されてください。

山場は1-2週間目にやってきます。覚えておいてくださいね。


親戚の子

2009-04-21 | 🌈私のアトピーに対する考え
私の母親の姉の子。つまり、私のいとこですね。

もう30歳くらい。
彼もまたアトピー。。。

母親はもう70歳を過ぎています。高齢出産だったんですね。旦那さんは、10年前に他界しました。
やっと恵まれた一人息子。
でも彼はアトピーで、何年も引きこもり中です。

同じアパートに住んでるのに、部屋が別。
やりとりは、チェーンのかかったアパートの細い隙間。

伯母さんは、もちろん私の本を読んでくれました。

母に「お金持ちのやる方法よねえ・・・」といって、自分の子供と症状が違うから、関係ないとおっしゃっていました。

彼はステロイドをつかっていません。
健康食品に囲まれた生活をしています。でも、外には出てこない。。。
頭はずば抜けていいので、通信制の学校を出たそうです。

2年前に、母の姉妹でハワイに行きました。母は五人姉妹なのですが、伯母さんは来ませんでした。

なぜなら、引きこもりの彼に、少しでもお金を残していきたいと思ってるから。
そう聞きました。
彼女はお金はたくさん持っている方です。でも、引きこもりの息子のことを考えると、いくらあっても足りないと思うので、やりすぎというくらい節約をした生活をしています。
旅行も、おいしい食べ物も食べない。。。息子のことを一番に考えて生活しています。

私は、それを聞いて悲しかった。。。

何が正しいのか分からなくなる話でした。

アトピー本人も辛いのは十分承知です。でも、その家族も十分すぎるほど苦しんでいる。

子供が不幸であれば、親も不幸なのです。
自分の親戚さえ、心を動かすことができないのですから、私は他人様に
「こうしたらいいですよ」なんて言えません。

でも、自分の知ってることは伝えていけたら・・・と思います。


なぜ、脱ステ医は少ないのか?

2009-04-20 | 現在の皮膚科事情
アトピーに対する加療法(あえて治療とは書きません)は、大きくわけて二通りあると思います。

それは、ステロイドを使う方法と使わない方法。

今まですごく不思議だったのは、この、「使わないで治療する」という方法を、皮膚科医が持ち合わせていないことです。

ある方が教えてくださったのですが、使わないで治療をすると、大学から追い出されてしまうとのこと。(過去にあったお話です。大学を出た先生は、私が尊敬する先生なんですが・・・)
これは何故でしょう?

ステロイドによる裁判が過去にあったと思いますが、もし、アトピーに対してステロイドを安易に使うのは良くないかも・・・、ということを容認してしまうと、多くの皮膚科医にとって不利な状況になってしまうからではないか?と憶測します。

脱ステの激しさに耐えられず、自殺した方もこの世に多くいるのではないか?と私は思います。。。なぜなら、私も子供が苦しんでいるときに、いっそのこと・・・と何度もよぎったことがありましたから

だから、現在の皮膚科学会の推奨する方法は、私からみると、患者のためというよりは、自分たちを守るための文章に見えるのです。

もちろん、ステロイドで治った方、上手にコントロールされている方もいます。
でも、それって全体で何パーセントの方なんでしょう?
大学にいると、来ている患者が世のすべてだ・・と錯覚しやすい環境です。
それに、その後の患者をどれだけリサーチできているのでしょう?
治ったから来ない・・・とカウントするなら、大間違いもいいところ。

私からすると、病気のアプローチの仕方が一つしか知らないなんて、
怠慢もいいところ
こんな土壌で、はたして人々に貢献できる研究なんかできるの???

ステロイドを使わないでアトピーを治療する大学がないということは、そういった皮膚科医が育たないということです。学ばなければ、医師だって怖くて患者にそれを施すことができません。

つまり、根っこがダメなんです

数少ない脱ステ医の中には、本当の、本物の皮膚科医がいます。

「アトピーに関しては、ステロイドを使う方法と、使わない方法があります。
どちらもリスクがあり、大変な方法ですが、どちらを選びますが?
どちらを選ぶにしても、一緒に頑張っていきましょう。」

そう言える先生は、日本に何人いるのでしょう。
大学から変えるって難しい話です。この問題はいつ解決するのでしょうね


大人と子どものアトピー

2009-04-19 | 🌈私のアトピーに対する考え
大人と子どものアトピーで、もっとも顕著に異なる点が1つあります。
それは「心の傷の深さ」でしょうか。
私は、基本的に大人と子どものアトピーの病態と治療法に違いはないと思っています。
でも、私の方法を試す大人の方は、少ないと思います。それはお金がかかることもありますが、大人までアトピーを引きずった方は、それまでに、ハワイに行く以上のお金と精神をアトピーに費やし(家のリフォーム・高級防ダニ布団、何とか水、空気洗浄機、引越し、漢方・・・・etc)、そのたびに裏切られ、親も成人した方も心底疲れきっているからだと思います。そして、「治る」という言葉を誰よりも望みながら、誰よりも疑い、もう傷つきたくない・・・という気持ちの殻が強くなってしまう傾向にあるようです。

このブログを読む方は、お子さんがアトピーの方が多いのかもしれません。
なぜなら、親というのはまだ幼い子どもの苦しむ姿を見ると、どんなことをしても治してあげたいと必死になるし、アトピーに費やす時間がまだ短いので余力が残っているからだと思います。そう、まだ「私が治してあげるんだ!」という気持ちがあふれている時期なのです。

でも、成人までアトピーを引きずった方は、単に「痒い」「痛い」「眠れない」といった症状に加えて、「イジメ」「対人恐怖症」「恋愛恐怖症」「学業の挫折」「将来の夢をあきらめる」「仕事ができない」「子どもをつくらない」「親への強い依存」「ニート」・・・・など、もっと複雑な問題が絡んできます。この問題は、もうお金で解決できるものではなく、何かをきっかけにアトピーが治ったとしても、幼いころからのトラウマが多すぎて、悩み続けるかたも多くいらっしゃると思います。

私は親戚や周りにアトピーの人が多いからか、子どもの将来が予測できて、そうなってしまったらどうしよう!というのが一番の悩みでした。アトピーという表面てきな病気より、心に傷を残すことの方が怖かったからです。お金で解決できるなら、私はいくらかかってもかまわないと思いました。

ハワイ云々は関係なくても、この病気は治せる病気です。
心の病気の方がもっとやっかいです。塗る薬がないのですから。
心の病気になる前に、治って欲しいと私は強く願います。


アトピー歴の長い方

2009-04-18 | 🌈私のアトピーに対する考え
こういった方と私は、アトピーに対する考えが平行線を辿ることが多いような気がします。

あまりに長い闘病生活。その間精神も不安定になり、多くの知識だけがインプットされ空回りし、何を信じていいのか分からず、もはや治らない病気だと諦めている方が多く、頑固な傾向が強いと思います。もちろん、私の考えが100パーセント正しいわけではありませんが、どんなところが違うのかを思いつくまま書いてみました。

長期アトピーの方   : 私の考え

治らない病気       治せる病気
遺伝            遺伝じゃない
不治の病         単なる感染症
時間がかかる       やろうと思えば最長で1年はかからない
先祖のたたり       まさか!!
自己免疫アップ      その力を過大評価してはダメ
自然治癒能力       細菌を除去して初めて言えること
日光は敵         最高の味方
汗をかかない       ある程度落ち着いたら積極的にかくべき
保湿           必要なし
ワセリン         嫌い
ステロイド嫌い      使いようによって、あなたを救うこともある
薬嫌い          知識があれば怖くない
温泉療法         帰宅すればぶり返す。冬ほど勧めない。
デトックス        この考え、ナンセンスです。
アレルギー値       大っきらい!!
花粉           極端に言うと、どうでもいい話
ホメオパシー       ???ふーん
同じ立場の人の話だけ聞く 治った人の話を聞いてほしい

アトピーを鎮静化させる、またはマレに治すことができる方法を選ぶなら、皮膚科にしっかり通うべきでしょう。でも、どうしてもステロイドはイヤ!!という方には、いままで自分が正しいと思ってやってきたことが、負に働くことがあるかも?という考えを持って欲しいのです。

何年もかかるのは、ステロイド歴が長いからだと私は思っていません。
このたまった(?)ステロイドを身体から出そうという考えの方がいるなら、私はそれを否定します。副腎の力が弱まったり、ホルモンのバランスが崩れることがあっても、身体にたまる・・・という意識はゼロです。

こんな風にどこかが、「違う」はずなんです。

私は皮膚科医ではありません。だから、誰かの皮膚を診て、治療することはできません。でも、ここでぐらいは自分の意見を素直に言いたいと思います。

どこかが違う、何かが違う、私だったらやらないことしてるんじゃないか?
と思ってしまう。

アトピーはとてもデリケートな病気です。
私も今まで気を使って書いていたところはあります。
でもね、書きたいことは書こうと思いました。
これを読んでどう思うかは、その人次第だもの。

治せると思えば治せる病気なんです。
治らないと思えば治らない病気なんです。
人のせいにしたり、責任転化ばかり言っていては治らない病気です。
必ず治す!!という強い意識を持てば治る→一度心をリセットする必要があるように思います。






2才未満の紫外線(日光浴)療法について

2009-04-18 | 紫外線療法
2才未満のお子さんに、日光浴だけでアトピーの改善を求めようとすると
紫外線を過剰に浴びることとなるので、その点が心配です。
私は歯科医で知っているのですが、2才未満の細胞はまだ未熟で放射線(紫外線も)に対して感受性が高いので(発がん性のパーセンテージが高くなります)、やはり、安全だと思う薬の併用も必要だと思うのです。

そこで紹介したいのは、コレ

「プロポリスペースト」+「木酢または竹酢」のブレンド。
片方だけでは難しいです。プロポリスよりも、木酢の成分が殺菌に有効と思われますが、単独で使うと痛すぎて虐待並みの辛さです~
ブレンドすることにより、皮膚についてる時間が固定されますし、痛みも和らぎます。
ただし、服が匂いや汚れるので、安い服を着せることをお勧めします。

プロポリスペーストは、私は健康食品好きな叔母から買っていますが、ほとんど同じだと思われるものをネットで見つけたので参考ください。
http://www.makeitpossible.jp/shop/P08.html プロポリスペースト3150円

木酢とかも、ネットで販売されていますが、私はあまり精製されていない、色の濃いものがいいのではないかと思っています。

この二つをただ混ぜればいいのですが、ペーストは油なので木酢と混ざりにくいのです。
ペーストを同時くらいの大きさの別容器に少しとって、木酢を色が変わるくらい(黒いほど効きます!)よーく混ぜて、これを朝晩塗るといいですよ。
赤ちゃんの場合、痛みがあると可哀そうなので、木酢の液体がなくなるまで練りこんじゃってくださいね。
お風呂に入るときは、この部分を石鹸で流す必要はありません。お風呂も短時間でさっと流すくらいで十分です。

カサカサタイプなら1週間もたたなくても、その効果は出てくると思います。
紫外線による発がんは宝くじに当たるような確率(ものすごくマレだという意味)でして、たくさん浴びてもならない人もいるし、ほんの少しでなる方もいます。
そして、その確率が比較的高くなると教科書でいわれているのが、2才未満のお子さんです。
医師や歯科医師であれば学ぶことなのですが、一般の方に伝わることってないですよね。
たとえがんになったとしても、その時の年齢は40~70歳のころなので、本当に日光浴が原因でがんになった!!
という報告はオーストラリアのような、紫外線が強いところの地域が多いと思います。

基本的に、皮膚が赤くなるかどうか・・とか、皮がむけた・・とか、そういった問題ではないです。
浴びたか、浴びないか、(ゼロかプラスか)というのが放射線の考え方です。

でも、普通に生活していても、日光って当たりますよね。
日光は体内でビタミンDを作るためにも必須なものなので、避けるのもよくありません。
なので、あまり怖がらず、でも時々日光浴をさせる考え方でいいのではないかと思います。

私はそれを知っていても、2才の子供にあえてたくさん紫外線を浴びさせていました。
がんよりも、この皮膚病を治さなくては睡眠もとれないし、生きている意味さえ見出せなかったからです。

プロポリスペーストと木酢のブレンドを使い始めてから、意識して日光浴をさせなくては!と思ったことはありません。
でも、このブレンドと日光浴を併用したほうが、とても効果はあると思います。
赤ちゃんの皮膚の範囲や状態が分からないのですが、部分的になってきたときに、このブレンドはとても効きます。

あと、日光浴をした日は、活性酸素を除去するためにも意識的に果物などビタミンをたくさん含むものをあげると良いでしょう^^