こんばんは。
薬局で買い物をしたら、翌週のチラシを入れてくれるのですが、
先日はチラシではなくて、スポーツニッポンが発行されている「スポニチジュニア」という
キッズ向けのスポーツ紙が入っていました。
その中に、ロンドン五輪 日本代表の藤原 新選手の言葉があり、
マラソンだけではなく、自分が選んだ大好きな競技、目標に向けてがんばる選手たちに共通して
持つべき大事な言葉がありましたので、ぜひ紹介したいなと思います。
『自分が楽しもう!』
不屈のプロランナーから熱いメッセージだ!
7月21日に開幕するロンドン五輪の男子マラソン代表 藤原 新が、スポニチジュニアに登場してくれた。
何度もくじけそうになりながら、はい上がって大舞台の切符をつかんだ。
諦めないマラソンマンの言葉は、42.195キロよりはるかに長い人生が待っている君たちのエネルギーになる。
『コツコツ準備 デッカク勝負!!』
小さなことを積み重ねていくうちに自信が湧いてくるんだ・・・。
みなさん、こんにちは。
プロランナーの藤原 新です。
みんなには「夢」ってあるのかな。
まだまだ先の自分を思い描くのは難しいし、「夢」っていうと、何かミエを張っているみたいで少し恥ずかしくなるかもしれない。
だから、まずは自分が楽しいな!と思えること、ワクワクすることを考えて欲しい。
最近になってぼくは分かったんだ。
子供の頃にどれだけ楽しいことを想像してるか。
一番、楽しいことを想像していた人間が、結果的には強いってことに・・・。
スポーツでも勉強でも、うまくいかなかったり、伸びなくなるポイントがあるかもしれない。
僕は高校1年生の終わりごろにスランプになって、走るのがおもしろくなくなったときがある。
辞めようって思ったけど、「まず自分が楽しもう」と考えてみた。
自分のために走ろうと思うと、すごく気が楽になった。
自分の気持ちに正直にいてあげることって、大事なんだと思う。
ぼくは、2010年の3月に会社を辞めてプロランナーとして走り始めた。
今年2月の東京マラソンでロンドン五輪の代表を決めたけど、それまでに右足の故障があったり、
収入がなくなったりして、プロランナーとしての成功を諦めかけたときがあります。
このままじゃまずいって思った。
とにか少しでも、1ミリでも前へ進まなきゃって。
きのうよりきょう、きょうより明日がより良い日になるって信じてやったら、いつの間にか走れる体に戻ってた。
実を言うと、ボクは42.195キロを走るマラソンランナーなのに、継続して何かをするのが苦手なんだ。
先を見ると疲れちゃう時がある。
そういう時、『継続』を『何度も始める』って意味に考えると頑張れるんだ。
練習で10キロ走る時も、1キロごとににまたスタートっていう風に。
ちょっとずつ、小さなことを積み重ねていくうちに、どこかで自信が湧いてくる瞬間があるんだよね。
みんなも根拠がなくても自信は持っていいんだよ!
五輪本番は3ヵ月後。
8月12日、日本時間の午後7時スタートだから、みんなも見れるんじゃないかな。
ぼくが考えるプロとしての役割に一つは、みんなに夢を見せること。
ロンドンでかっこいい姿を見せるって約束する。
だから、応援よろしくね!
~ロンドン五輪男子マラソン日本代表 藤原 新(ふじわら あらた)選手~
1981年(昭和56年)9月12日生
長崎県諫早市出身の30歳
諫早高から拓大に進学し、箱根駅伝に2度出場。
08年2月の東京マラソンで2位。
10年3月にJR東日本を退職し、プロランナーに。
今年2月の東京マラソンで2時間7分48秒の自己ベストをマークして
ロンドン五輪代表を決めた。
自分が大好きでしているスポーツ、楽しもう!
『練習は嘘をつかない』
昨日より今日、今日より明日がより良い日になるって信じて・・・1ミリでも前へ!
コツコツ努力、一生懸命練習して夢を掴もう!
藤原選手の、ロンドンでの42.195キロの先に金メダルを楽しみに
応援しましょう