歴史好き・キゴウ君のひとりごと

主に日々の暮らしで感じたことなどを歴史的なことを交えてひとりごとりたいと思います。

厳しいご指摘・・・

2007-08-06 00:06:28 | Weblog
【萬物相】「ニセモノ天国」中国 (朝鮮日報)


 「ここが瀋陽だということを除けば、後はすべてウソだと思ったほうがいいです」


 先日、本紙の中国取材チームが瀋陽で取材したある韓国企業の関係者は、冗談めかしてこう語った。そして韓国では数百万ウォンするというブランドものの時計を見せながら、20元(約330円)で買ったものだと説明した。時計だけではない。財布やベルト、靴に至るまですべて偽物だという。どのみち中国で買ったと言えば本物でも偽物扱いされるのだから、わざわざ本物を探し歩く必要などないという話だった。


 中国では「人間以外なら何でも同じように作れる」という。裏を返せば、模造品であふれかえっていることを意味する。ほかでは思いも寄らないような偽物に出くわすこともある。広州で見つかったニセ卵は、白身が工業用のパウダーとミョウバン、黄身が塩化カルシウム、殻はパラフィンのワックスで作られていた。殻を割ると白身と黄身が混ざってしまい、偽物であることがわかるが、割るまでは本物と区別がつかないというから、何とも驚くしかない。いったい卵程度の値段のものに、それほどの労力をかける理由があるのだろうか。


 2004年に安徽省でニセの粉ミルクを飲んだ乳児13人が死亡するという事件が起きた。一命を取り留めた子どもたちも、深刻な栄養失調や低体重、頭だけが巨大化する後遺症に見舞われた。また昨年、広州の中山大学付属病院では自動車の不凍液に使われるジエチレン・グリコールが混入したニセの注射剤により、9人が死亡するという事件も起きた。


 駐中韓国大使館の黄正一(ファン・ジョンイル)政務公使が29日、北京市内の病院で治療を受けたところ、呼吸困難に陥り急死した。黄公使は前日夜、大使館内の事務室で残務処理をしていた際に近所で購入したサンドイッチを食べたが、その後夜通し激しい腹痛と下痢の症状に見舞われた。そのため翌朝病院に向かい、点滴を受けたところ、突然呼吸困難に陥ったという。中国の警察当局と衛生部は現在、リンゲル注射液に問題があった可能性があるとみて調査しているという。


 改革開放政策の問題点を指摘して中国政府の弾圧を受け、米国に亡命した大学教授の何清漣氏は現在の中国を「ペテン師たちの国」と評している。公務員から実業家、商売人にいたるまで、金もうけのためなら手段も問わないような拝金主義の社会に変わってしまったとの主張だ。そして「誰かの命を犠牲にしてでも大金を手にすれば、その後何代かは裕福に暮らせる」というのが、中国人の新しい価値観となってしまったと指摘する。


 市場経済体制を導入したまではよかったが、職業倫理や信用といった市場経済の道徳的な秩序を確立できなかったことがこうした状況を招いた原因だ。そしてこれが今や世界第4位の経済大国となった中国の、陰の一面なのだ。


キム・ギチョン論説委員

朝鮮日報/朝鮮日報

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なかなか厳しいご指摘・・・

わたくしは中国に行ったこともなければ中国人の人とロクに会話もしたこともないので、軽々しく他国を批評はできません。

しかしながら、この新聞記事のことが本当ならば、びっくりすると言うか残念といいますか、嫌な感情を引き起こされることは事実です。
中国は物も人も全て信用できないとはいいませんが、中国製の食品の購入をひかえたり、中国を旅することがあればだまされないように気をつけようとは思います。

だけど、きっぱりと「中国はダメだ。」とは言えないですね。

良くも悪くもなんらかの事情で中国には、「模造品を手っ取り早くつくって手っ取り早く儲けるほうが賢いではないか。」と言う発想が別にひねくれて思うワケではなく、普通~に一選択肢としてあるのではないかと思うのです。

良い悪いではなくて、発想が違うと言うことです。

ですから中国も中国で通用することが、他国でも通用するとは限らんと思ったほうが良いのではないかと、わたくしは思います。

で、自らを省みて、自分も含めて人それぞれ発想が違うんだな~と思う今日この頃です。

PS 当然、中国には「良心的」にやってる人も沢山いらしゃるとは思ってますよ!