歴史好き・キゴウ君のひとりごと

主に日々の暮らしで感じたことなどを歴史的なことを交えてひとりごとりたいと思います。

古今往来Part4

2007-08-27 23:44:31 | Weblog
モンゴルから他国に伝わった食文化はわかったので、他国からモンゴルに伝わった食文化は無いのかと言う質問がありましたので調べてみました。

しかし・・・、よくわかりませんでした。

しかし、・・・モンゴルではお茶の栽培は出来ないのに現在では非常に喫茶の文化が定着しています。

モンゴル語でスーテー・ツァイ(内蒙古方言ではスーテー・チャイ)と言われる塩入りのミルクティーです。

茶樹の生育を阻むモンゴル高原において,最初に茶を飲んだ遊牧民はウイグル族で,8世紀半ば頃といわれています。

唐による周辺諸国との茶の交易によるものでありました。

中国産磚茶(煉瓦状に堅く圧縮された非発酵の緑茶)はチベット高原にも伝えられ,チベット人の間に飲茶が普及し,その風習は13世紀以降にラマ教とともにモンゴル人に伝わりました。

しかし,大多数のモンゴル遊牧民が日常的に乳茶として飲用するようになったのは,17世紀末清朝の統治下で磚茶の交易が盛んになってからである。

先に現在のモンゴルでは生肉を食べなくなったと書きました。

モンゴル人などの遊牧民族が生肉を食べるのは草原地帯では野菜が手に入りにくいので、ビタミンを摂取するために生肉を食べていたそうなのです。

近年になって茶が飲めるようになって、茶からビタミンを摂取できるようになったので、生肉を食べなくなったのではないかと思うのですがね?

古今往来Part3

2007-08-27 22:10:52 | Weblog
前回、ユッケは元々中国料理であると書きましたが・・・。

モンゴル料理であったと言う説もあります。

ヨーロッパの料理にタルタルステーキと言うモンゴル伝来の生肉料理があります。

13世紀にモンゴル軍がヨーロッパに攻め込んだ際に伝わったそうです。

このタルタルステーキがユッケにそっくりなのですよね。

タルタルと言う言葉はヨーロッパにおいて、遠く東方に住む遊牧騎馬民族のことを指しました。

語源も諸説ありまして、ギリシャ神話の「タルタロス(奈落の底の意味)」とか、古テュルク語の「タタル」であると言われています。

モンゴル人をはじめ遊牧騎馬民族はその素晴らしい機動力を活かして西は東ヨーロッパから東は朝鮮半島の東北部まで活動していました。

モンゴル人をはじめとする遊牧騎馬民族にあった生肉食文化の西に伝わったのがタルタルステーキであり、東に伝わったのがユッケであると言うのです。

しかしながら、現在のモンゴルでは生肉を食べる文化が無いそうです。

いつの間に無くなったのだろう・・・?