朝青龍「日本で入院」 再診結果は「急性ストレス障害」
2007年8月8日 紙面から
朝青龍の状態を報道陣に説明する相撲診療所の吉田博之所長(左)=両国国技館で
横綱朝青龍(26)の師匠、高砂親方(元大関朝潮)が7日、東京・両国国技館で記者会見、モンゴルに帰国しての治療ではなく、自宅での療養をへて入院するのが最善との考えを示した。朝青龍は6日夜、日本相撲協会が派遣した精神科の今坂康志医師の診察を受け「急性ストレス障害」と診断された。また7日夜、モンゴルへの帰国を勧めている横綱の主治医、平石貴久医師が自宅を訪問。あまりの憔悴(しょうすい)ぶりに驚き、ニンニク注射を打つなどの処置をしたうえで「早く環境を変えた方がいい。自分の家に連れて帰りたいくらい」と話した。
◆しばらく自宅療養
「少し落ち着かせてやる期間が必要。様子を見て入院するなら入院する。いろんな選択肢があるが、次は入院かなあ。わたしとしてはモンゴルへ帰るのはよくない」「入院が一番いい。そうなっちゃうんでしょうが、精神科だと逆に落ち込んでしまう」-。高砂親方は会見で「帰国でなく日本での入院」をはっきりと主張した。
朝青龍は6日夜、医師の診察を受けていた。担当したのは、大泉メンタルクリニックの今坂康志医師。相撲診療所の吉田博之所長とともに午後8時30分、朝青龍の自宅マンションに入り、40分ほど診察。その結果は「急性ストレス障害」だった。
この診察結果を聞いた高砂親方は「健康体でないのは間違いないが、安心しました。明日にでもうつになると言われていたから…。前の先生の診断より、今の先生の方がちょっとまだいい」と、最悪の状況を免れてホッとした様子。病院選びを慎重に進めるため、しばらくは自宅で診察と療養を続けるという。
しかし、吉田所長はこの日昼すぎには「今の状態を逃れるにはモンゴルに帰るのが一つの手段。一番いいと思う」と話していた。午後4時の会見になって「一番いいのは入院。今坂先生は今後も治療ができれば続けていきたいと話していました」と言い直したが、心の問題だけに判断に難しさがあるのも確かだ。
診察にしても「テレビがついているけど音はないし、見ているような見ていないような。薄目を開けている状態だった。無表情でしたね。問いかけても返ってこない。付け人から様子を聞いたり外見から診断した」(吉田所長)という。5日に「精神衰弱状態及び抑うつ状態」と診断されたのも事実。モンゴルへ帰国して療養という可能性もまだある。
9日に夏休みが明けて北の湖理事長(元横綱北の湖)が協会へ出勤する。それでも高砂親方は「理事会の開催は分かりません。わたしから要請できない。診断書提出も考えてない」という。そうなれば事態は進展しない。その間に朝青龍の病状が進行しないか心配される。
◆高砂親方と一問一答
-診察はいつ
「きのう、診療所所長に医師を紹介してもらい受けました。急性ストレス障害。精神的、肉体的に弱くなっていると。休養と療養をしていかなくてはと診断されました。うつだとかとは違うかもしれないが、ストレスによって起きている。少し落ち着かせてやる期間が必要かな。静観して、そっと休養させてあげることが必要」
-治療は
「休養させてやること。本当は入院も一つの手立て。ただ、そんな早急には、ということだった。きのう結果が出てきょうでしょ。2、3日様子を見ていく。必要ならわたしも話しに行く。モンゴルから帰ってすぐこういう状況に至ってしまったから、こっちとしてもとまどう部分もあったからね」
-2、3日後はどうする
「わたしがこうするああすると言えないが、様子を見て入院するなら入院する。わたしとしてはモンゴルに帰るのはよくないと思う。この状況を直すのが先決。いろんな選択肢がある。治療するためにどうするのがいいのか分からないが、次は入院かな」
-2、3日してもう1度医師の診察を受けるか
「それは分からない。2人の先生の診断が出ました。ひじ、腰も2人の先生。1人より2人の方が分かりやすいならそれがいい」
-先生はモンゴルに帰るのが最良と言っていたか
「言っていません」
-入院となるか
「なっちゃうでしょうね。どういう治療が一番いいかということ。ほんとは入院が一番いい。ただ大変でしょうねと医師は言っていた。精神科だと逆に落ち込んでしまうと話していた」
【急性ストレス障害】災害や犯罪など、強い恐怖や苦痛を伴う出来事を体験したり、直面したときに引き起こされる障害。感情の反応が失われ、周囲に対する注意も弱まる。現実感の消失や睡眠障害、過度の警戒心などが発生する。症状が続くのは最低で2日以上、最長で1カ月とされる。似たような症状が1カ月以上持続する心的外傷後ストレス障害(PTSD)とは区別される。
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朝青龍関はお悩みの様子・・・
日本の相撲界は一般のプロスポーツと違って考え方や伝統が一風変わっていますね~。
日本相撲協会は財団法人でこれまた一般のプロスポーツと違うらしいです。
どうなんでしょ~、朝青龍は土俵の上の相撲と言うより日本の相撲界に向いてないのでは?
朝青龍関は少し休養してからのち、記者会見と協会と話し合いをして、折り合いがつかなければ、辞めればよいのでは?
相撲を辞めたからって言って死ぬわけではないし・・・。
世界は広いのでは?
2007年8月8日 紙面から
朝青龍の状態を報道陣に説明する相撲診療所の吉田博之所長(左)=両国国技館で
横綱朝青龍(26)の師匠、高砂親方(元大関朝潮)が7日、東京・両国国技館で記者会見、モンゴルに帰国しての治療ではなく、自宅での療養をへて入院するのが最善との考えを示した。朝青龍は6日夜、日本相撲協会が派遣した精神科の今坂康志医師の診察を受け「急性ストレス障害」と診断された。また7日夜、モンゴルへの帰国を勧めている横綱の主治医、平石貴久医師が自宅を訪問。あまりの憔悴(しょうすい)ぶりに驚き、ニンニク注射を打つなどの処置をしたうえで「早く環境を変えた方がいい。自分の家に連れて帰りたいくらい」と話した。
◆しばらく自宅療養
「少し落ち着かせてやる期間が必要。様子を見て入院するなら入院する。いろんな選択肢があるが、次は入院かなあ。わたしとしてはモンゴルへ帰るのはよくない」「入院が一番いい。そうなっちゃうんでしょうが、精神科だと逆に落ち込んでしまう」-。高砂親方は会見で「帰国でなく日本での入院」をはっきりと主張した。
朝青龍は6日夜、医師の診察を受けていた。担当したのは、大泉メンタルクリニックの今坂康志医師。相撲診療所の吉田博之所長とともに午後8時30分、朝青龍の自宅マンションに入り、40分ほど診察。その結果は「急性ストレス障害」だった。
この診察結果を聞いた高砂親方は「健康体でないのは間違いないが、安心しました。明日にでもうつになると言われていたから…。前の先生の診断より、今の先生の方がちょっとまだいい」と、最悪の状況を免れてホッとした様子。病院選びを慎重に進めるため、しばらくは自宅で診察と療養を続けるという。
しかし、吉田所長はこの日昼すぎには「今の状態を逃れるにはモンゴルに帰るのが一つの手段。一番いいと思う」と話していた。午後4時の会見になって「一番いいのは入院。今坂先生は今後も治療ができれば続けていきたいと話していました」と言い直したが、心の問題だけに判断に難しさがあるのも確かだ。
診察にしても「テレビがついているけど音はないし、見ているような見ていないような。薄目を開けている状態だった。無表情でしたね。問いかけても返ってこない。付け人から様子を聞いたり外見から診断した」(吉田所長)という。5日に「精神衰弱状態及び抑うつ状態」と診断されたのも事実。モンゴルへ帰国して療養という可能性もまだある。
9日に夏休みが明けて北の湖理事長(元横綱北の湖)が協会へ出勤する。それでも高砂親方は「理事会の開催は分かりません。わたしから要請できない。診断書提出も考えてない」という。そうなれば事態は進展しない。その間に朝青龍の病状が進行しないか心配される。
◆高砂親方と一問一答
-診察はいつ
「きのう、診療所所長に医師を紹介してもらい受けました。急性ストレス障害。精神的、肉体的に弱くなっていると。休養と療養をしていかなくてはと診断されました。うつだとかとは違うかもしれないが、ストレスによって起きている。少し落ち着かせてやる期間が必要かな。静観して、そっと休養させてあげることが必要」
-治療は
「休養させてやること。本当は入院も一つの手立て。ただ、そんな早急には、ということだった。きのう結果が出てきょうでしょ。2、3日様子を見ていく。必要ならわたしも話しに行く。モンゴルから帰ってすぐこういう状況に至ってしまったから、こっちとしてもとまどう部分もあったからね」
-2、3日後はどうする
「わたしがこうするああすると言えないが、様子を見て入院するなら入院する。わたしとしてはモンゴルに帰るのはよくないと思う。この状況を直すのが先決。いろんな選択肢がある。治療するためにどうするのがいいのか分からないが、次は入院かな」
-2、3日してもう1度医師の診察を受けるか
「それは分からない。2人の先生の診断が出ました。ひじ、腰も2人の先生。1人より2人の方が分かりやすいならそれがいい」
-先生はモンゴルに帰るのが最良と言っていたか
「言っていません」
-入院となるか
「なっちゃうでしょうね。どういう治療が一番いいかということ。ほんとは入院が一番いい。ただ大変でしょうねと医師は言っていた。精神科だと逆に落ち込んでしまうと話していた」
【急性ストレス障害】災害や犯罪など、強い恐怖や苦痛を伴う出来事を体験したり、直面したときに引き起こされる障害。感情の反応が失われ、周囲に対する注意も弱まる。現実感の消失や睡眠障害、過度の警戒心などが発生する。症状が続くのは最低で2日以上、最長で1カ月とされる。似たような症状が1カ月以上持続する心的外傷後ストレス障害(PTSD)とは区別される。
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朝青龍関はお悩みの様子・・・
日本の相撲界は一般のプロスポーツと違って考え方や伝統が一風変わっていますね~。
日本相撲協会は財団法人でこれまた一般のプロスポーツと違うらしいです。
どうなんでしょ~、朝青龍は土俵の上の相撲と言うより日本の相撲界に向いてないのでは?
朝青龍関は少し休養してからのち、記者会見と協会と話し合いをして、折り合いがつかなければ、辞めればよいのでは?
相撲を辞めたからって言って死ぬわけではないし・・・。
世界は広いのでは?