英国でイスラム金融商品への規制緩和を背景に、180万人といわれるイスラム教徒向けの金融商品需要が高まっているそうです(「イスラム金融 需要拡大 – 英、規制緩和も後押し」、2004/11/17付日経金融新聞)。イスラムでは「シャリア」と呼ばれる教えに則って、金利の受払いが認められていなかったりするので、例えば住宅ローンだったら金融機関が契約者の代りに物件を購入し、購入に係る元本・利子を「家賃」という形で受け取るわけです。昨年のイスラム金融による物件取得の場合の印紙税廃止を背景に、各種住宅金融商品が開発されているとのこと。
なんかイスラム金融っていったって解釈の違いだけのような気もしますが、まあそれはそれとして、面白いのはシャリアではアルコール、たばこ、軍需、アダルト産業などへの投資が禁じられているため、イスラム金融活性化が、SRI(社会的責任投資)への資金流入につながるとの見通しがあるっていうこと。近時にわかにCSRだのSRIだのって騒ぎはじめた欧米諸国と、遥か昔からそういうことが教義に組み込まれているイスラム社会との接点がこんなところに出てくるなんて、面白いと思いませんか?文明も「衝突」するばっかりじゃなくて、こういうところから融和していったらいいのに...なんて思っちゃいます。
なんかイスラム金融っていったって解釈の違いだけのような気もしますが、まあそれはそれとして、面白いのはシャリアではアルコール、たばこ、軍需、アダルト産業などへの投資が禁じられているため、イスラム金融活性化が、SRI(社会的責任投資)への資金流入につながるとの見通しがあるっていうこと。近時にわかにCSRだのSRIだのって騒ぎはじめた欧米諸国と、遥か昔からそういうことが教義に組み込まれているイスラム社会との接点がこんなところに出てくるなんて、面白いと思いませんか?文明も「衝突」するばっかりじゃなくて、こういうところから融和していったらいいのに...なんて思っちゃいます。
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