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テーブルのたのしみ

くらしのたのしみのスタッフブログ。大のパン好き。そして器好き。
主に都内パン情報やテーブルを彩る楽しみをご紹介します。

お気に入りをみつけること

2013-02-11 | うつわ


お友達からCLUB HARIEのバウムクーヘンを頂きました。

CLUB HARIEのバウムクーヘンは前にも頂いたことがあるのですが、

ん!?
これはいつもと違うっ!!!

いつものものもとてもおいしいのですが、
こちらはそれ以上に柔らかくしっとりしていてふわふわと、
バウムクーヘンというよりむしろシフォンケーキのようなほわっとした口当たりです。

聞くところによると、こちらは『生バウムクーヘン』というものだそうで、賞味期限は当日限り。
だからこその、このやわらかさ、しっとり感なのですね☆

バウムクーヘンもお店によっていろいろなので、食べ比べてみるのも大好きです。
これはまた今までと違うタイプのバウムクーヘンに出会え、嬉しい発見でした♪



そして、このバウムクーヘンを盛り付けたお皿、これも最近のお気に入りです。



以前、ビーガンマフィンを求めて伺った、cafeイカニカさん。

レジでお会計をする際に、ふと厨房に目をやると、ケーキを盛り付けていらしたお皿がとても素敵で、一目ぼれしてしまい、注文をお願いしておりました。

こちらは桑原典子さんという笠間で作陶をされていらっしゃる作家さんの作品です。
磁器なので、しみこみを気にすることもなく、取り皿としてもケーキ皿としても、いろいろと使い勝手の良い器で、お色も白を基調としているので、どの器とも相性がよく、とても重宝しています。

こちらの器、
偶然にも私がすごく愛用している土瓶の作家さん(桑原哲夫さん)の奥様の作品でした。



桑原哲夫さんは『かさましこ再生土の会』のメンバーでいらっしゃいます。

『かさましこ再生土の会』とは、笠間と益子の陶芸作家さんが集まり、 制作過程ででる廃陶磁器の再利用を考え、陶土に再生して少しでも廃陶器を減らそうと活動していらっしゃる会だそうです。

以前桑原哲夫さんの個展に伺った際にそのお話を伺い、とても感銘を受け、
土瓶と一緒に再生土で作られた小皿もお持ち帰りしてきました。



こちらもシンプルで使い勝手のいい、お気に入りの一枚です。

素敵な再生陶器の器に出会い、それを愛用させていただくことで、
リサイクルの輪を広げてゆくことにつながるのなら、それはとても幸せなことだなぁと思いました。

カップ&ソーサー

2013-01-16 | うつわ


私はもっぱらマグカップ派。

・・・というのも、

我が家のちいさな食器棚にはカップ&ソーサーはスペース的にかさばってしまうし、
たっぷり飲み物をいただきたい私にはマグカップのサイズ感がちょうどいいし、
そしてなによりも、胸にずきゅんとくるようなカップ&ソーサーに出会うことができなかったので、
必然的にマグカップ派になっておりました。


・・・それが、あるとき出会ってしまったのです・・・。

胸がきゅーんと、せつなくなるぐらいかわいいカップに・・・(笑)

それが最初のお写真の升たかさんのカップ&ソーサーです。


2年ぐらい前のうつわ楓さんで開催された升たかさんの個展の時に一目ぼれしてしまいました。

その時は既に売却済みで、人気の作家さんの作品ですし、手に入れることは叶わないかもしれないけれど、
もしいつかご縁があればいいなぁとずぅっと恋焦がれておりました。

素敵なご縁に心より感謝しております♪


升たかさんは1946年長崎生まれの作家さん。
お若い時には『劇団・天井桟敷』に入団されていたという経験もおありだそうで、
その後イラストレーターとして活躍され、50歳より陶芸を始められたという異色の経歴をお持ちの作家さんです。

こちらのカップは『百鹿』という模様。

古く中国の時代より、「百」という文字には多くという意味があり、
「鹿」と「禄」は同音で、「百禄」には吉祥富貴の意味が込められているようです。



後ろにもこんなにかわいいたくさんの鹿さんが☆

姉もよくブログで鹿好きを公言しておりますが(笑)、
姉同様、私も鹿さん大好きなのです♪


以前、姉夫婦と行った鎌倉のギャラリーGALLERY Bさん。

そちら併設のカフェのコーヒーカップはすべて升たかさんのものを使用していらっしゃいます。



私もちょっとずつ升さんのカップ&ソーサーを集めてゆけたらいいなぁ・・・。

今年も6月14日(金)~19日(水)まで、青山のうつわ楓さんで、升さんの個展が開催されるそうです。

毎回あたらしい側面を見せてくださる升さんの個展、今からとっても楽しみです♪

今年中にしたいこと

2012-11-29 | うつわ


この時期になると、

今年中にやっておかなきゃいけないことは・・・?

と考えます。

あの人には今年中に会っておきたいな・・・

とか、

大掃除もせめてこれだけはやっておこっかなとか・・・。


・・・そして、

やりかけにしてたアレ、今年中にはやらなきゃ!

と思って急いで始めたのがこちらの金繕いです。

「形あるものは壊れる」

とは言いますが、そうはいってもお気に入りのうつわを割ってしまうととても悲しいもの・・・。

昔、京都の鉄斎堂で買ったお気に入りの骨董の小皿を真っ二つに割ってしまって、すごくへこんでいた時、
母が金繕いで直してくれました。

うつわが直せるっていいなぁと思い、通い始めた金繕い。

「金継ぎ」とも言いますが、私が教わった先生は「金繕い」と呼んでいらっしゃいました。

「継ぐ」というより「繕う」という言葉の響きのほうが好きなので、
私も「金繕い」と呼ぶことにしています。

こちらのうつわは、義兄さんのお母さまのもの。

今年のお盆に帰省した姉夫婦が預かってきたものなのですが、

「急がないから」

という言葉に甘え、そのままにしてしまっておりました・・・。

やり始めれば、たいしたことないことなのですが、

破片をくっつけて乾燥させ、
欠損部分を修復し、
漆を塗って金粉をまき、乾燥させ・・・

と、作業工程がいくつかあり、乾燥に時間もかかるので、
一気にできないところが、後回しになりがちなところ・・・。(←ただのいいわけ)

でもさすがに、義兄の帰省の時にはお渡ししたいなと、
やっと重い腰をあげることにしました。

そしたらついでにこちらも・・・



これは私が割ってしまった、馬渡新平さんのうつわ。

大きさも使いやすくとっても気に入っていたものなので、一緒に直すことにしました。

どちらもまだ作業の途中なので、修復部の周りに金が飛び散っていてお見苦しいですが、
あと一息のところまで来ました。

ここまで終われば、今年中には確実に終えられそうです☆


あっ・・・
もうひとつあったんだった・・・。


シンプルすぎる玄関マットをどうにか変身させようと思って始めたのは、もう2年以上前のこと。

クロスステッチ初心者の私が、無謀にもクロスステッチ用ではない布に挑んでしまったために、
刺繍を始める前にいちいちチャコペンで格子模様を描かなきゃいけない羽目に・・・。

1/4しか終わらぬまま、

わーーー!もうやだーーー!!!

と投げ出していました。(笑)

でも、ここまでやっておいて全部ほどくのも嫌だし・・・
と、そのまま放置されていたものを先日発見してしまったのです・・・。

さすがに全部は無理ですが、今年中にせめて半分は終わらせとこうかしら・・・。

ふらふらと・・・

2012-11-05 | うつわ


ジョギングの途中、なにやらおいしそうなパンのかおり・・・。

くんくんくん・・・

・・・たまらずに、汗だくのまま引き寄せられてゆきました。

商店街から小道に入ったところに、かおりの主を発見。

La vie a la campagne

洋館をリノベーションしたという、とても素敵な建物の中は、
パン屋さんでありながら、雑貨屋さん、お洋服屋さんでもあります。

2階にはカフェも併設されていらっしゃるようです。

パンはもちろんなのですが、
そこで、じーっと見惚れてしまったものがありました。

それが最初のお写真のグラス。

オールドバカラだそうです。

以前クニエダヤスエさんが、オールドバカラのシャンパングラスでテーブルを素敵に演出されているのを拝見し、
それからずーっと気になっておりました。
(クニエダさんが使われていらしたのは、「ローハン」というシリーズのものだったように記憶をしております)

シャンパングラスというと、
私は、縦型の筒のような長いグラス(「フルート型」というそうです)しか知らなかったのですが、
クニエダさんが使われていらしたのは、平たいシャンパングラスで、そのタイプは「クープ」型というのだそうです。

シャンパングラスの種類

シャンパングラスに2種類あるなんて!と、びっくりしたのですが、
そういえば、よくテレビで見るシャンパンタワーなどで使われているのは
平たいタイプだったなぁとあとで気づきました。

クニエダさんが使われていらしたオールドバカラがあまりにも素敵だったので、
すごく心に残っていたのですが、
いままでオールドバカラに出会う機会がありませんでした。

まさかジョギング中、パンの香りに誘われて偶然出会うなんて・・・(笑)


これはとっても小ぶりのタイプ。

食前酒をちょこっといただくとか、日本酒をちびちびっといただくとか、
前菜やデザートを上品に盛り付けるとか・・・

ジョギング中で小銭しか持ち合わせていなかったので、その場はやむなく退散。

でも、その後いろいろシュミレーションをしつつ、
やっぱり気になるので、後日おうちにお持ち帰りすることにしました。

オーナーさんが、フランスに買い付けに行かれるそうで、
オールドバカラのほかにサンルイのアンティークグラスもありました。

アンティークなので、ご縁のもの。

ひとつづつ、気に入ったものをちょこっとずつ集めてゆきたいなぁと思いました。



そして、同じくふらふらとお散歩中に見つけた和菓子屋さん。

楳心果(ばいしんか)

こちらも和風の古民家をリノベーションしたと思われる、素敵なお店。

その雰囲気が、昔中目黒にあったHIGASHIYAさんという和菓子屋さんに似てるなぁ・・・
と思っていたのですが、どうやら系列店のようでした。

時間が遅かったので茶房は閉まっており、お持ち帰りをすることに。

豆カンと、豆大福。

今度はもっと早くにうかがって、
茶房でお茶を一服、楽しみたいなぁ♪

お散歩の嗅覚、
これからも磨いてゆきたいなと思います^^。

テーブルコーディネート

2012-10-03 | うつわ


うつわに興味を持ち始めたのは、ひょんなことから。

姉に誘われて、クニエダヤスエさんのテーブルコーディネートのセミナーにうかがったことがきっかけでした。

クニエダヤスエさんは日本にテーブルコーディネートというジャンルを広められた第一人者の方。

1人暮らしの経験がない私は、当時自分でうつわを買うことすらなかったのですが、
「テーブルコーディネート」という初めて聞く言葉の響きに好奇心がむくむく・・・☆(笑)


クニエダさんのテーブルコーディネートはとにかくセンスが抜群に素晴らしくて、
ひと目で虜になりました。
お教室は毎回わくわくドキドキの連続。
チャーミングなお人柄もすごく素敵で、クニエダさんは私の憧れの女性になりました。


「テーブルコーディネート」というと、「テーブルセッティング」とごちゃごちゃになってしまい、
いろいろな決まりごとがありそうで、なんだかとても難しそうなイメージですが、実はそうではなく、
「おいしいものをよりおいしくみせるための食空間演出」
のこと。

クニエダさんのお母様が入院されていらしたときのこと。
お母様が病院のプラスティックの容器に盛り付けられたおかゆを召し上がっていらっしゃるのをご覧になって、漆のうつわに盛り付けなおして、漆のお膳に乗せてお出ししたら、とてもよろこんでいらしたというエピソードをうかがいました。

そのお話をうかがって、
まさにそれこそがテーブルコーディネートの神髄ではないかしらと
とても感銘を受けたのを覚えています。

テーブルコーディネートだからと気合を入れて凝ったことをする必要などなくて
ちょっとした遊び心さえあれば、お食事を、そしてくらしを、
よりたのしむことができるのだなぁとしみじみと感じました。



お箸置きとナプキンをちょっと秋っぽい色のものに変えただけですが、
これだけでも私にとっては立派なテーブルコーディネート。

ついでに秋っぽいお花、桔梗?コスモス?何があるかな?
とか
栗ご飯でも作ってみようかな?
なーんて考えて、ちょっとうきうきしてしまうのですから単純です。(笑)