えっと…
何ヶ月前のことになりますでしょうか…
半年くらい前ですかね…もっとかな…。
いや、雨だったので、梅雨かな…。
麻布十番の、マルシェ・デ・ジュウバンで開催された、
『自然酒の美しさ 〜寺田本家のお酒に学ぶ〜』
発酵のイベントに行ってきました。
発酵マイスターの資格をお持ちで、
さらにはくらしのたのしみのスタッフさんでもある、YURIKOさん主催のイベント。
今回で2回目になります。
1回目のテーマはお醤油でしたが、今回のテーマはお酒。
今回のゲストは自然酒を醸造される、寺田本家の24代目当主、寺田優さんがゲスト。
ゆりこさんからは下記のようにイベントのご案内をいただきました。
「寺田本家24代目当主の寺田優氏をお迎えして、
寺田本家のこだわりの酒造りや個性的な5種類のお酒について語っていただきます。
また私YURIKOが寺田本家の酒粕や麹などを使って作る軽い発酵おつまみを
いくつかご用意させていただきます(少量ですが)。
皆さんと楽しく飲みながらつまみながら、寺田本家のお酒や発酵について学んでいただき、
同時に自然酒の美しさを感じていただけるような、そんな素敵な会にしたいと思います」
私にとっては、寺田本家さんといえば、「むすひ」。
「むすひ」といえば、うちの義理の兄(姉高橋の旦那さん)。
義理の兄は「むすひ」が大好きなのです。
「むすひ」は好みがものすごく分かれるお酒。
糠に近い独特な味わいにハマる方、香りや口当たりに抵抗を感じられる方、かなりキッパリ分かれます。
そんな「むすひ」の秘密もうかがえるかなと楽しみにうかがいました。
まずは、寺田本家さんの数種類の日本酒をいただきながらの講義。
寺田本家さんのおいしいお酒をお猪口にかるく1杯くらいの量を振舞っていただき、
(なんならおかわりオッケー⁈)
それをいただきながらというかなり贅沢な講義。
製法による違い、材料による違いなどとても詳しく教えてくださいました。
まず、
自然酒とはなんぞや?
というところから。
寺田本家さんは、
「自然に栽培された原料を自然な菌で発酵し
添加物は一切使わずに手のひら造り(すべて手作業)の生命力あふれるお酒を無ろ過でお届けしています」。
寺田本家さんでは、なんと、お酒の原料となるお米作りもされていらっしゃるのだそう。
そうすると、その年のお米作りがわかるので、それにより冬のお酒作りにいかしてゆけるのだそうです。
お米作りからされるってすごいこだわりでいらっしゃる!!!
とおもったのですが、
こだわりというよりも、ただただお酒造りが楽しくて、
全てを知りたい、すべての工程を楽しみたいという思いから、そのようにされていらっしゃるのだそう。
愛情深くお酒をお作りになられていらっしゃるのだなぁと強く感じ、
さらに寺田本家さんのお酒に興味津々となりました。
これからのテイスティングに胸が躍ります。
まずは「五人娘」。
こちらは寺田本家さんでの自然酒の先駆けとなったお酒だそう。
五人娘は無農薬米を原料にした昔ながらの生もと仕込みの純米酒。
ほんのちょっと酸味を感じるような、スッキリとした味わいの中にも香りの高さを感じるお酒です。
こちらのお酒はお燗にするものおすすということで、ぬる燗のものも頂きました。
ぬる燗にするとまろやかになって、香りも立つ感じがし、
お燗にした「五人娘」が私のなかでは(今回の5つのテイスティングの中で)一番好みでした。
はい…。あの…。
えっとですね…。
こういった具合にですね、
試飲させていただいた5種類の違いを、寺田本家さんのご説明に私なりの感想なども含めつつ、
ばっちり皆様にお話しさせていただこうと思っていたのです…。
私は、超~~~~~~メモ魔なので、
頂いた寺田本家さんのパンフレットに、余白がなくなるぐらいびっちりみっちりメモをとり、
なんなら歓談タイムに、寺田本家さんをつかまえて、
「さっきの○○ってところ、よくわからなかったのですが、それってどういうことですか?」
と質問しまくり、寺田本家さんに
「なにかお酒にかかわるようなお仕事とかされていらっしゃるのですか?」
っておっしゃっていただくぐらい、めちゃくちゃメモしまくっていたのです…。
YURIKOさんにもびっくりしていただくぐらい、メモしまくっていたのです…。
寺田本家さんに
「ブログにアップされたら教えてくださいね☆」
なんて言っていただくぐらいにです。
にもかかわらず…
です…。
…私、そのメモ…、
なくしてしまったようなのです…。
いや、「よう」ではなく、「なくしてしまった」のです…。
一昨日ブログを書いているときまでは確実にあったのです。
メモ見ながら書いていたので…。
さあて、続きを書いて、今日ブログアップしよっ☆とおもったら、
あれ???
ない、ない…。
ない!!!
荷物を全部ひっくり返して、10回ぐらいみなおしましたが見つかりませんでした。
カフェで落としたか、ジムで落としたか、スーパーか、電車か、道端か…。
こまった…
数か月、いや半年近くも前のことなので、もう記憶はあやふやで、メモだけが頼り。
メモをみながら記憶を呼び起こそうと思っていたのに…
習い事で、メモを推奨していない
(禁止とまではいかないけど、暗黙の了解でメモはしちゃいけないだろうなという)お稽古があります。
メモを書こうとすると、メモを書くということに集中してしまい、
結局のところ大事なことを聞き逃したり、見逃してしまったりして、
結局自分の中には何も入ってこないから、それなら今見ていること、感じたことを、
落とし込めるだけ自分の中に入れる方がよっぽど身につくものよ、
と昔教えて頂いたことがあったのですが、まさにそう…。
私の今の状況、まさにそれです。
なんも身についていなかったということか…。
…ということで、
これ以降テイスティングについてご案内差し上げることができなくなってしまいました…。
肝心な「むすひ」のことも全く書けないではないですか…。
なんとなくの記憶を頼りに書いてしまうのは嫌なので、
後のテイスティングの詳細に関しましては、YURIKOさんのブログをご覧いただければ幸いです…。
本当に申し訳ございません…。なにより寺田本家さんに申し訳ないです…。
(あまりに申し訳ないので、寺田本家さんにはブログアップしたことは内緒にします…。)
もしどこかで、びっちりメモしてある、ボロボロのパンフレット見かけたらご一報ください(笑)
さて、お話はもどって。
その後、発酵マイスターであるYURIKOさんによる、おもてなし料理を頂きました。
寺田本家さんのお酒にあう、寺田本家さんのお酒を使ったお料理の数々。
毎度のことながら、YURIKOさんは簡単にできるレシピであることに氣を配っていらっしゃるので、
真似できそうなところが魅力。
「めかじきの熟成梅酒照り焼き」は、
パパ(父)の梅酒で作ったらパパ喜ぶだろうな!なんて思いながら。
箸休めとして出してくださった「キャベツと茗荷の醤油麹サラダ」がこれまたおいしくて、
(先ほどのYURIKOさんのブログにもレシピが載っておりました)
なにより簡単レシピ。
いつもながら、我が家のレパートリーに早速加えさせていただきました。
また来年もイベントを計画されていらっしゃるようです。
今度はメモ、絶対なくさないようにしようと心に誓いました。
(最近特に記憶力に自信がないので、メモをやめることは出来なそうです…。)