テーブルのたのしみ

くらしのたのしみのスタッフブログ。大のパン好き。そして器好き。
主に都内パン情報やテーブルを彩る楽しみをご紹介します。

TAKAGIYAさんのおかし

2018-10-29 | たべもの


「こんど、
お菓子の特集をしたいなぁ
と思ってるんだけど…」

と姉(店長高橋)から話を持ちかけられたのは
約1年ぐらい前のこと。

「もしやるならさぁ、
やっぱ秋がいいんじゃない?食欲の秋だしさぁ☆」

なんて、
なーんも考えずに、
何気なーく答えたのは、
私です。

「で、さあ、もし扱うならさぁ…」

って偉そうに色々言ってみたのも私です。
間違えなくこの私です。

今年の春のこと、
社長(姉の店長高橋)より

「秋のスイーツ特集のお店選定は、
しゅりちゃんに任せたいとおもうのだけど、おまかせしていい?よろしく☆」

えええっ!マジっすか!?

ということで、
くらしのたのしみpresents、
秋のスイーツキャンペーン、
本日より張り切って始動させていただきます。^^

売り切れ御免!
限定販売のお菓子です。この機会にぜひ♫





TAKAGIYAさんは巣鴨にあるお菓子屋さん。
娘さんであるhiroyoさんを中心に、
お父さん、お母さん、弟さんで運営していらっしゃいます。
最初はお父様中心に洋菓子店としてオープンされたのですが、
その後、hiroyoさんが中心になってリニューアル。
ヴィーガン対応のお菓子も種類豊富に取り扱う洋菓子店として生まれ変わりました。

甘いものが大好きで、特に自然派お菓子、
マクロビスイーツという類のものは試さずにはいられない私。
色々いただいてきたなかで、
タカギヤさんのお菓子は私のツボでした。

そこで、今回、
くらしのたのしみ秋のスイーツ企画に参加していただくことに♪



まず、TAKAGIYAさんにうかがって目に留まるのは、
お店にずらーーーーーーっと飾られたレコードジャケット。

JAZZやSOULなどのレコードジャケットが壁一面に飾られています。

そして、厨房とショーケースを仕切るカウンターにはおしゃれなプレーヤー。



思わず聞かずにはいられませんでした。

「レコードはどなたの趣味でいらっしゃるんですか?」

hiroyoさんがお店をリニューアルオープンされた時に、
これからずっといる空間だから、
好きなものに囲まれる空間にしたいと思われたそう。

hiroyoさんはお菓子をお作りになることが大好きでいらして、
一緒にお仕事されている弟さんは音楽が大好きでいらっしゃるそう。

「最初は壁のほんの一部に飾っているだけだったのに、
どんどん増えていったんですよ☆^^」

レコードの音というのは、細胞に働きかける力を持っているといわれているそうで、
それも心地よい空間作りのひとつになっていらっしゃるのだろうなぁと思いました。


TAKAGIYAさんではスイーツももちろんですが、軽食もいただけます。



私が頂いたのはベジバーガー。
こちらのベジバーガー、一口目の感想は、

なんてやわらかいのっ!!!

veganのパテがものすごく柔らかいのですが、
そのパテにも勝るとも劣らないほど、バンズも柔らかいのです。

バーガーのバンズでこういうタイプは珍しいよなぁ…と思い、うかがってみると、
バンズもご自身でお作りになられていらっしゃるとのこと!

国産の材料を使い、なるべく余分なものは使わずシンプルな食材で作られたバンズ、
さらには、このveganのパテの柔らかさにマッチするバンズはないかしら…
といろいろ探してみられたそうですが、これというのが見つからず、

「それなら、自分で作ってしまおう!」

ということで、試行錯誤の末、今の形にたどり着いたそうです。
間に挟まれたキャロットラペや
他のお野菜のシャキシャキした食感とのマッチングも絶妙で、
確かにその一体感はハンパないのです。
おいしくてペロッと頂いてしまいました。



そして、veganのモンブランも。
言われなければveganとは全く分からない、モンブランです。
クリームは豆乳のクリームですが、カスタードのようなコクがあります。
粉糖にみえるのは、アーモンドパウダーだそう。

食べごたえもあって、ものすごく好みのお味です。

おうちから近かったら、帰り際に毎日買い物させていただいて、
すごく楽しめたろうになぁ…。

その日はそのあと予定があったので、生菓子は購入できませんでしたが、
焼き菓子をたくさんたくさん購入させていただきました。

そして、そのたくさんの焼き菓子たちは
3日で、いや、2日だな、
跡形もなく、私の胃袋に収まってしまったというのは言うまでもありません。^^

そんなTAKAGIYAさんの焼き菓子、
個数限定で販売させていただきます☆

売り切れ御免ですので、ご検討はどうぞお早目に!!!

発酵イベント その2

2018-09-24 | たべもの


えっと…
何ヶ月前のことになりますでしょうか…
半年くらい前ですかね…もっとかな…。
いや、雨だったので、梅雨かな…。

麻布十番の、マルシェ・デ・ジュウバンで開催された、
『自然酒の美しさ 〜寺田本家のお酒に学ぶ〜』
発酵のイベントに行ってきました。

発酵マイスターの資格をお持ちで、
さらにはくらしのたのしみのスタッフさんでもある、YURIKOさん主催のイベント。
今回で2回目になります。

1回目のテーマはお醤油でしたが、今回のテーマはお酒。
今回のゲストは自然酒を醸造される、寺田本家の24代目当主、寺田優さんがゲスト。

ゆりこさんからは下記のようにイベントのご案内をいただきました。

「寺田本家24代目当主の寺田優氏をお迎えして、
寺田本家のこだわりの酒造りや個性的な5種類のお酒について語っていただきます。
また私YURIKOが寺田本家の酒粕や麹などを使って作る軽い発酵おつまみを
いくつかご用意させていただきます(少量ですが)。
皆さんと楽しく飲みながらつまみながら、寺田本家のお酒や発酵について学んでいただき、
同時に自然酒の美しさを感じていただけるような、そんな素敵な会にしたいと思います」

私にとっては、寺田本家さんといえば、「むすひ」。
「むすひ」といえば、うちの義理の兄(姉高橋の旦那さん)。
義理の兄は「むすひ」が大好きなのです。

「むすひ」は好みがものすごく分かれるお酒。
糠に近い独特な味わいにハマる方、香りや口当たりに抵抗を感じられる方、かなりキッパリ分かれます。
そんな「むすひ」の秘密もうかがえるかなと楽しみにうかがいました。



まずは、寺田本家さんの数種類の日本酒をいただきながらの講義。



寺田本家さんのおいしいお酒をお猪口にかるく1杯くらいの量を振舞っていただき、
(なんならおかわりオッケー⁈)
それをいただきながらというかなり贅沢な講義。
製法による違い、材料による違いなどとても詳しく教えてくださいました。

まず、

自然酒とはなんぞや?

というところから。

寺田本家さんは、

「自然に栽培された原料を自然な菌で発酵し
添加物は一切使わずに手のひら造り(すべて手作業)の生命力あふれるお酒を無ろ過でお届けしています」。

寺田本家さんでは、なんと、お酒の原料となるお米作りもされていらっしゃるのだそう。
そうすると、その年のお米作りがわかるので、それにより冬のお酒作りにいかしてゆけるのだそうです。

お米作りからされるってすごいこだわりでいらっしゃる!!!

とおもったのですが、
こだわりというよりも、ただただお酒造りが楽しくて、
全てを知りたい、すべての工程を楽しみたいという思いから、そのようにされていらっしゃるのだそう。

愛情深くお酒をお作りになられていらっしゃるのだなぁと強く感じ、
さらに寺田本家さんのお酒に興味津々となりました。

これからのテイスティングに胸が躍ります。

まずは「五人娘」。
こちらは寺田本家さんでの自然酒の先駆けとなったお酒だそう。
五人娘は無農薬米を原料にした昔ながらの生もと仕込みの純米酒。
ほんのちょっと酸味を感じるような、スッキリとした味わいの中にも香りの高さを感じるお酒です。
こちらのお酒はお燗にするものおすすということで、ぬる燗のものも頂きました。
ぬる燗にするとまろやかになって、香りも立つ感じがし、
お燗にした「五人娘」が私のなかでは(今回の5つのテイスティングの中で)一番好みでした。



はい…。あの…。
えっとですね…。

こういった具合にですね、

試飲させていただいた5種類の違いを、寺田本家さんのご説明に私なりの感想なども含めつつ、
ばっちり皆様にお話しさせていただこうと思っていたのです…。

私は、超~~~~~~メモ魔なので、
頂いた寺田本家さんのパンフレットに、余白がなくなるぐらいびっちりみっちりメモをとり、
なんなら歓談タイムに、寺田本家さんをつかまえて、

「さっきの○○ってところ、よくわからなかったのですが、それってどういうことですか?」

と質問しまくり、寺田本家さんに

「なにかお酒にかかわるようなお仕事とかされていらっしゃるのですか?」

っておっしゃっていただくぐらい、めちゃくちゃメモしまくっていたのです…。
YURIKOさんにもびっくりしていただくぐらい、メモしまくっていたのです…。

寺田本家さんに

「ブログにアップされたら教えてくださいね☆」

なんて言っていただくぐらいにです。

にもかかわらず…

です…。


…私、そのメモ…、
なくしてしまったようなのです…。

いや、「よう」ではなく、「なくしてしまった」のです…。

一昨日ブログを書いているときまでは確実にあったのです。
メモ見ながら書いていたので…。

さあて、続きを書いて、今日ブログアップしよっ☆とおもったら、

あれ???
ない、ない…。

ない!!!

荷物を全部ひっくり返して、10回ぐらいみなおしましたが見つかりませんでした。

カフェで落としたか、ジムで落としたか、スーパーか、電車か、道端か…。

こまった…

数か月、いや半年近くも前のことなので、もう記憶はあやふやで、メモだけが頼り。
メモをみながら記憶を呼び起こそうと思っていたのに…


習い事で、メモを推奨していない
(禁止とまではいかないけど、暗黙の了解でメモはしちゃいけないだろうなという)お稽古があります。

メモを書こうとすると、メモを書くということに集中してしまい、
結局のところ大事なことを聞き逃したり、見逃してしまったりして、
結局自分の中には何も入ってこないから、それなら今見ていること、感じたことを、
落とし込めるだけ自分の中に入れる方がよっぽど身につくものよ、 

と昔教えて頂いたことがあったのですが、まさにそう…。
私の今の状況、まさにそれです。
なんも身についていなかったということか…。


…ということで、

これ以降テイスティングについてご案内差し上げることができなくなってしまいました…。

肝心な「むすひ」のことも全く書けないではないですか…。

なんとなくの記憶を頼りに書いてしまうのは嫌なので、
後のテイスティングの詳細に関しましては、YURIKOさんのブログをご覧いただければ幸いです…。

本当に申し訳ございません…。なにより寺田本家さんに申し訳ないです…。
(あまりに申し訳ないので、寺田本家さんにはブログアップしたことは内緒にします…。)


もしどこかで、びっちりメモしてある、ボロボロのパンフレット見かけたらご一報ください(笑)


さて、お話はもどって。
その後、発酵マイスターであるYURIKOさんによる、おもてなし料理を頂きました。





寺田本家さんのお酒にあう、寺田本家さんのお酒を使ったお料理の数々。

毎度のことながら、YURIKOさんは簡単にできるレシピであることに氣を配っていらっしゃるので、
真似できそうなところが魅力。

「めかじきの熟成梅酒照り焼き」は、
パパ(父)の梅酒で作ったらパパ喜ぶだろうな!なんて思いながら。

箸休めとして出してくださった「キャベツと茗荷の醤油麹サラダ」がこれまたおいしくて、
(先ほどのYURIKOさんのブログにもレシピが載っておりました)
なにより簡単レシピ。

いつもながら、我が家のレパートリーに早速加えさせていただきました。

また来年もイベントを計画されていらっしゃるようです。
今度はメモ、絶対なくさないようにしようと心に誓いました。
(最近特に記憶力に自信がないので、メモをやめることは出来なそうです…。)

升たか展 2018年6月

2018-07-24 | うつわ


ちょっと、
いや、かなり(?)前のことになってしまいますが、
升たか展に行ってきました。

升たか展
2018年6月13日〜6月18日
うつわ楓



毎年、5〜6月ごろにうつわ楓さんで開催される升たか展と、
12月のクリスマス頃に桃居さんで開催される升たか展は私の毎年の楽しみでして、
季節を感じる年中行事のひとつになっております。
私にとっては、夏越の祓、年越の祓のようなもの?でしょうか(笑)。

夏越の祓といえば…

話は変わりますが、
先日和菓子作りがお得意なスタッフさんが
「6月30日は過ぎちゃったのですが…」
と、水無月餅を作ってきてくださいました。



むかしむかし、
高貴な貴族は6月30日に氷室に貯蔵してある貴重な氷を食べて暑気払いをするという習慣があり、
氷が手に入らない庶民は氷を模した水無月餅を作り、
魔除けの意味をもつ小豆をちりばめ、暑気払いをしたと言われております。
その水無月餅をご自身で手作りされるなんて!!!
さすが女子力高いスタッフさんたちです☆(^^)


さてさて。
話は戻って。

升たか展のこと。

今回の私の目的はお皿。
去年のクリスマス時期の桃居さんで開催の升たか展にうかがったときに、
次回の楓さんではお皿中心にしようかと検討中でいらっしゃるとうかがっておりました。

ということで、今回はお皿を楽しみにうかがうことに☆




個展の開始日は水曜からでしたが、私がうかがえたのは土曜日。
ということは個展開始から4日目。
なんなら、終了の2日前。
しかも夕方ごろに到着になってしまったため、すでにアイテムはかなり数少なくなっておりました…。
そりゃそうですよね…。
大人氣で、ファンの方がたくさんいらっしゃる、升さんの作品ですもの!

…と、たしかに点数は数少なくなっておりましたが、
かろうじて拝見できた作品の数々、ひとつひとつのバリエーションの豊富なこと!!




こちらは大津絵をヒントに作られたお皿とのこと。
大津絵とは、江戸時代に東海道の大津の宿で売られていたという、いわゆるお土産品。
大津という人氣の宿場町でのお土産物ゆえに、多くのお客さまの需要に応えるために、
仏画、風刺絵、美人画、鳥獣画、また伝説や物語を基にしたような絵柄などが多く描かれたといいます。

とにかくたくさん作り、たくさん売りさばく必要があったため、
走り書きのような筆致が特徴。

ささっと一気に描き上げるため、升さんが製作される際は、
勢いと思い切りが必要だったとのこと。
なので、氣持ちが乗らないと描けない作品でいらしたそうです。

たしかに、一氣に書き上げるということは、失敗が許されない感じがありますよね。



これとか、私好きだなぁ…。升さんの描かれる動物、私だいすきです。




そしてこちらはそれとは真逆。
細かい細かいタッチで、精密に描かれております。
私のお写真じゃわかりづらいですが、ベールの中にも細かい細かい模様が描かれております。
こちらを描かれるときは、先ほどの大津絵のような勢いや思いきりは必要なく、
落ち着いて、ゆったりとした気分の時の製作に向いていらしたよう。




こちらはHAPPYな印象のお皿。
幸せがにじみででくるような、みていて自然と笑みがこぼれてしまうようなお皿。
こちらは「ヘタウマのよさ」というか、そういうおおらかなデザインにされたかったとのこと。
色も明るく、HAPPYしか感じない、幸せ全開のうつわです☆


そして、私が探し求めていたお皿にも遭遇!




桃居さんでお持ち帰りさせていただいたお皿のお仲間☆
今回も出会えたらいいなと思っていたのです。



上が年末に桃居さん求めたお皿、下が今回お持ち帰りさせていただいたお皿。
これでやっと2つになりました☆

年に2回の個展、これでちょっとづつちょっとづつ、お仲間が増えてゆく感じがとても嬉しいです。

次回は年末の桃居さんでどんな作品にであえるかしら?

わたしにとっては「年越の祓」(?)でもあり、
自分へのクリスマスプレゼントでもあったりして♪

ひとり京都 その弐

2018-06-24 | つれづれ


お待たせしました。
(「誰も待ってないよ!と自分で突っ込んでおきます)
「その壱」の後、ま、2~3日後、遅くとも1週間後には…なんて思っていたのですが、
結局1か月後になってしまいました…。すみません。


ひとり京都 その壱』に引き続き、
ひとりでの京都の2日目の過ごし方をお話しさせていただこうと思います。

その日はお昼過ぎに友達と会ってアフタヌーンティー、
その後夕方の新幹線で東京に帰るという予定。

12時半の待ち合わせまで、ひと観光できるぞ☆
ということで、東福寺へ。

前日に行った重森三玲美術館で、ゴールデンウィーク特別公開の件を教えていただかなかったら、
絶対に行くことはなかったであろう、東福寺の「龍吟庵」を目指して、GO!(←なんか言い回しが古い…)



「龍吟庵」は東福寺三世大明国師、無関普門が晩年を過ごされた住房跡。
(無関普門は南禅寺を開山された方だそうです)
こちらは現存する最古の方丈建築とのこと。



私としては、そもそも方丈建築ってなに?
という感じなので、早速調べてみました。

簡単に言うと、方丈建築とは禅宗の寺院でしかみられない建築方法のようで、
住職のお住まいになられる建物のことをいうようです。(違っていたらすみません…。)

「龍吟庵」には下記のお部屋がありました。
この6室というのは典型的な方丈建築の構造のようです。

・室中(しっちゅう):住職がお勤めをする間
・礼の間(らいのま):一般の方の応接間
・檀那の間(だんなのま):檀家用の応接間
・衣鉢の間(えはつのま):一般的には師匠から弟子に法統を継ぐ(免許を渡す)ための儀式を執り行う間とされているようですが、「龍吟庵」では亀山法王が自ら大明国師に薬湯をすすめた逸話にちなんで『薬湯の間』と呼んでいるそう。
・仏間(ぶつま):仏像や祖師像、位牌を祀る間
・書院:住職の日常の生活の場。

そして屋根は入母屋(いりもや)造りの杮葺き(こけらぶき)。
厚さ3㎜程度の杉や椹(さわら)の一枚板を敷き詰めた技法だそうです。

龍吟庵はそのお庭を重森三玲氏が手がけたことでも有名。
東と南と西の三方向に趣の異なるお庭が配置されています。

お写真が禁止なので、言葉だけの説明になってしまいもどかしいですが…。

南に「無の庭」
ほんとに何もない白砂が敷き詰められただけのお庭。
大海、または天空を象徴しているのではないかとも考えらえているそうです。

西に「龍の庭」
白砂で海を、黒砂で雲を描き、石で龍を表現しています。
龍が天を翔ける様を描いたとされています。

東には「不離の庭」
こちらは無関普門国師が幼い頃信州の山中でオオカミに襲われた時に、
仔犬に助けられたという逸話に基づいて作られたお庭だそう。

私的には西の庭、「龍の庭」がとても好みで、石で龍を感じさせるという仕掛けがたまりませんでした。
ちょっとアニメーションチックなユーモアーあふれるお庭でいつまでもみていられるなぁという感じ。

通常は拝観できない施設。
思いがけず拝観するチャンスに恵まれ、本当にラッキーでした。



そして、その後、国指定名勝 東福寺本坊庭園の八相の庭も鑑賞。
こちらも重森三玲氏による、四庭が有名。

南庭

古来中国大陸の蓬莱神思想に基づき、
「蓬莱」、「瀛洲(えいじゅう)」、「壺梁(こりょう)」、「方丈」の四神仙島と、「五山」「大海」を表現したお庭。


東庭

北斗の庭と呼ばれ、北斗七星に見立てた石を配置。


北庭

小市松模様の庭園
イサムノグチが「モンドリアン風の新しい角度の庭」と評したとされています。

あれ?お写真3枚しかない…。
4庭のはずなんですけど…。

西のお庭撮り忘れてしまったようです…。すみません…。
西庭は「井田の庭」とももばれる大市松模様のお庭でした。




特別拝観で東福寺の法堂、光明宝殿も鑑賞できたので、運慶作の像にも会え、
勝手に再会を楽しんでいる間に待ち合わせの時間に!

おお!大変!

慣れない地下鉄を駆使して、急いで移動。


リッツカールトンホテル 京都

私がホテルブュフェやアフタヌーンティーが好きなのを知っている友人が予約してくれました。



三段のスタンド、観るだけでテンションが上がります。^^
おしゃべりに、おいしいスィーツにと楽しんでいる間にあっという間に新幹線の時間!
後ろ髪をひかれながら、新幹線に駆け込みました。


結局、直前まで何の準備もせず、
京都についてから計画を練るという、私らしい行き当たりばったりの旅でしたが、
全く予想だにしなかった、重森三玲氏のお庭堪能ツアー、
思いがけない楽しみ方ができました♪

とはいえとはいえ!

今回は幸運にも大大成功な旅でしたが、こんなにいつも何事もうまく行くはずもなく。

次回旅行の際は事前に予定を立てて、
ゴールデンウイークや夏季や冬季などの特別拝観情報は必ずチェックしようと思います。

ひとり京都 その壱

2018-05-25 | 美術館・個展


もう5月ですね。

「最低でも月1更新は心がけたいと思います☆」

なんて、高らかに宣言していたのは、どこのどいつよ!!!

と、自分で自分にグーパンチを3発(3か月分?)、でっかいのをおみまいしておきました。
3か月ぶりの更新、ほんとに申し訳ありません…。



さてさて、今年のゴールデンウィークのお話。 姉家族に便乗させてもらい、京都に行ってきました。

最初の2泊は姉家族と一緒に京都観光を楽しんだのですが、
(こちらに関しては姉のブログ でも紹介されておりました)
姉たちは京都のあと、奈良に行き、その後義兄の実家に帰省という予定とのこと。

私は京都に住んでいるお友達に会いたいということもあったので、
私だけ京都に残り、残りの1日
(午前中は姉たちと過ごすので、午後と次の日の帰りの電車までの実質丸1日)、
ひとりで京都を満喫することに☆

さあて、ひとりで京都を満喫できるとしたら何がしたいかしら?^^

大好きな半跏思惟像を観に広隆寺、
見返り如来様に会いに永観堂、
あとは、東寺とか…

…と、ひとり仏像めぐりツアーに氣持ちはほぼ傾いていたのですが、直前で予定変更。

やっぱ、お庭にしよう♪

ちょっと前に、「美の巨人」というTV番組で、
ドイツの建築家、ブルーノ・タウトが桂離宮に感銘を受け、
桂離宮を世に知らしめた、というお話をしていたのをふと思い出したのです。

桂離宮にははるか昔に行ったことはあるのですが、
お恥ずかしいことにどんなところだったか、全く覚えていないのです…。

予約時間に遅れそうになり、ドキドキしながらかけつけたことと、
とにかく広かった、という印象しかないという…。

桂離宮は事前予約制、それも、往復葉書での予約ということで、
2日前に思い立ったところで、予約なんてとれるはずもなく…。

そりゃそうよね…、

ときっぱり諦め、パラパラと開いていた昔の京都特集の雑誌で、ふと目に入ってきたもの。

重森三玲庭園美術館」。

「!!!」

昭和の作庭家として名高い重森三玲氏の旧邸宅の一部を公開した美術館があるというではないですか!

こちらも事前予約制ですが、まだ若干空きはあるとのこと。

建築の知識もお庭の知識も、なんにもない私ですが、
重森三玲さんのお庭の写真集は以前に拝見したことがあって、なんとなく氣になっておりました。

「重森三玲庭園美術館」はガイドもしていただけるということですし、
せっかくなので行ってみよう!!!

公開されてるのは、書院とお庭、茶室。
こちらは以前、(この近くにある)吉田神社の神官さんのお宅だったおうちを
重森三玲氏が譲り受けたものだそう。



書院からのお庭の眺め。

お写真が下手過ぎて良さが全く伝わらなくなってしまっておりますが(笑)、
ふすまから臨むお庭は一幅の絵のよう。

こちらは液晶テレビのTVCMでも使われたそうです。
(最初のお写真もこちらのお庭部分です)

作庭に際しては、素材ありきでのお庭作りなので、
事前に綿密な設計図のようなものは描かずに、
素材を見てそれに合わせて現場で作り上げて行くというスタイルなのだとか。
(お華みたいですね。姉は得意、私は大の苦手なやつです)

屋根は銅板葺きにすると、緑青がお庭のコケに影響を与えてしまうため
避けていらっしゃるとのこと。
なるほど、緑青がコケに影響するとか、そういうことがあるわけだ…と、
素人の私は、ひとことひとことに納得することばかり。
(こちらの建物の屋根は確か瓦葺きだったと思います。
私は建築に明るくないので、スルーしてしまいましたため、
記憶があいまいですみません)



ところどころ苔が刈られていて、長く伸び過ぎた苔により日光を遮断し、
新芽の成長を阻害しないようにとのお手入れだそう。
行き届いたお手入れにより、美しい景色が保たれていらっしゃるのだなぁと感動。



縁側はなんと一枚板。

ん?軒下に滑車?なんで、滑車…?
すだれをまくのでしょうか?
なんのために?ということを聞き逃してしまいました…。すみません…。



重森三玲氏は実は建築もされるようで、
こちらの茶室はご自身の設計にて増築をされたという「好刻庵」。

作庭だけでなく、建築、設計ができるということが世に知られていたら、
もっともっと重森三玲の建築物は世に残されていただろうに…

と、ガイドさん。

重森三玲氏の建築物とお庭との融合、色々見てみたかったなぁ…

GWは、いくつかの場所で特別拝観が可能になっていて、
東福寺で重森三玲氏が作庭された「龍吟庵」も公開されていらっしゃるとのこと。

「こちら、お庭はもちろんですが、建築に興味があおりの方は
ぜひご覧になられるといいですよ。」

とガイドさん。
現存する最古の方丈建築だそうです。

今の時間からでは「東福寺」の閉館時間までの到着に間に合わなそう…。

じゃあ、明日朝イチで東福寺を訪れてみよう☆

と明日の予定も急遽決定!
(直前で予定を決めるというね…、はい、そういうタイプです…。)


さあて、
ではこれから友達とお約束の夕飯までのお時間、どうやって過ごそうかなぁ…
としばし考え、

そうだ!「樂美術館」に行ってみよう♪


…ということで、訪れた「樂美術館」。



こちらは樂家の歴代の作品が展示されております。

GW中は「能と樂茶碗」という企画展中でした。



初代長次郎の作品で、何度も何度もひきかえしてはじっとみつめ、
閉館時間ぎりぎりまでその場を動けず
(そもそも入館が閉館の30分ぐらい前だったのですが)
ず~~~っと熱いまなざしで眺めていた、
ほんとに大好きだなぁ♪
と心から思う、ものすごい美しいお茶碗があったのですが、


作品名、わすれました…。

赤樂だったか、黒樂だったかも、忘れちゃいました…。
そんなことってあるでしょうか…。
あんなに感動したのに…。

忘れっぽいとかそういう話ではなくて、
ちょっと愕然としてしまうレベルの記憶力…。自分がちょっとこわい…。

ちなみにこちらの美術館では年に何回か「手にふれる樂茶碗鑑賞会」として、
予約制で樂家歴代の作品を実際に手にとって鑑賞することができるそう。

(おっちょこちょいの私にはそれはとてもとても恐れ多くて、参加させていただくことはできそうにありませんが、そういう機会を設けてくださるというのはとても嬉しくありがたいことだなぁと思います☆)




さてさて、
次の日の京都の過ごし方は
後日「ひとり京都 その弐」としてご紹介をさせていただこうと思っております☆

え~~~~!
この更新頻度で「その弐」っ???

と自分に突っ込みたいところですが、
まさか、「その弐」が3か月後になることは…
おそらく…
ないと…おもいます…。


とりいそぎ、氣合のためにグーパンチ1発くらわしときます。^^