テーブルのたのしみ

くらしのたのしみのスタッフブログ。大のパン好き。そして器好き。
主に都内パン情報やテーブルを彩る楽しみをご紹介します。

くだものの季節

2013-08-29 | うつわ


最近の我が家のエンゲル係数はうなぎのぼり。

大好物の梨が出回るこの季節、買い物中に梨を見かけるとどうしても買わずにはいられません。

普段はあまりくだものを買うことはないのですが、一度梨のおいしさを再確認してしまったら、
桃やパイナップル、リンゴ…と、いろいろなくだものを買うのが習慣になってしまいました。

梨がおいしい季節はあと少し。
今のうちに、存分にフルーツ三昧を楽しんでおこうと思います^^。


私と違って、家族はそんなにフルーツには興味がないようなのですが、
夏になると必ずリクエストされるものがあります。

「ねぇ、アレ作って」



それはキウイのスムージー。

甘みの少ないキウイを買ってしまったときに、どうにかしようと思って作ったもの。
キウイを粗みじんにして凍らせて、それにヨーグルトとはちみつと牛乳を加えハンドミキサーでガーっとしただけです。

これが旦那さんの好みだったらしく、毎年この時期になるとしょっちゅうリクエストされるようになりました。

で、その『キウイのスムージー』用に買ったのが、このグラス↓。



安土草多さんのグラス。
安土草多さんはお父様(安土忠久さん)の下で宙吹きガラスを学ばれたという作家さんです。

お父様の安土忠久さんのグラスは白洲正子さんが大絶賛され、ご愛用されていらしたそうです。


私の写真の撮り方が下手過ぎてわかりづらいのですが、
ちょっと黄色みがかった温かみのある色合いが美しいグラスです。
厚みがあり、どっしりとしたたたずまい。
側面には面取りが施されており、光が反射して、見る角度によって色々な表情を見せてくれます。

本来はビアジョッキなのですが、

「氷をたくさん入れたキウイのスムージをたっぷりいただくのに最適!!!」

と、我が家では「スムージーグラス」として、(おもに夏に)大活躍しています。



「食欲の秋」にはまだ早めですが、私にだけ一足先に「食欲の秋」が訪れてしまったようです。

このままだと、冬になるころには…。(;´Д`)


ヨガ断食の苦労を水の泡にしないように気をつけねば…です。

真夏のお料理

2013-08-22 | たべもの


暑いとなんだかやる気が起こらなくなるもの、私にとってそれはお料理です。

朝日新聞の「作家の口福」というコラムで川上弘美さんが、
気温が二十八度以上になると『真夏スイッチ』というものがオンになって、お料理もなるべく火を使う時間が短くてすむものになる傾向があるというお話をされていらして、「すごいわかる~!!!」と、とても共感しました。

私のある日のメニューは豚しゃぶサラダ。
豚をゆでて、あとはいっぱいのサラダと一緒に盛り付けるだけ(笑)。

盛りつけるだけ、のようなメニューが頻繁に登場するようになります。


あとはいろいろとアレンジがきくものを大目に用意するというのも私のパターン。
その代表格が蒸し鶏。
大目に蒸し鶏を作っておいて…。

ある日は棒棒鶏。
(豚しゃぶサラダとほとんど変わらないのでお写真は割愛させていただきます)

そして、次の日はフォー風に。



旦那さんの実家から稲庭うどんをたくさんいただいたので、稲庭うどんをフォー風に。
高山なおみさんのレシピを参考にさせていただきました。

そしてその次の日はエスニックライス



材料は同じでも見た目の雰囲気が変わると、まるで別物みたいですし、時間も短縮できてとても得した気分になります。^^


ここ数日鶏が続いたので、今度はお豆腐で。
冷奴、豆腐ステーキ、豆腐ハンバーグ…

しみ豆腐の梅味噌焼き



「しみ豆腐」とは高野豆腐と同じもののようなのですが、
お豆腐をパックのまま一晩冷凍して、その後解凍して水を絞ると自家製のしみ豆腐になるというレシピを発見し、おもしろそうなので作ってみることにしました。

そのレシピでは、梅肉とみりんとお味噌をあわせたものとシソをしみ豆腐の間に挟み、
小麦粉とパン粉をつけて揚げるという、それはそれはとっても美味しそうなものだったのですが、この暑い中、揚げ物はしたくなかったので、私はフライパンで焼くことにしてみました。

三之助のお豆腐なので、まずくなるはずはありません!

とてもおいしかったのですが…

…でも、
多分揚げてたらもっとおいしかっただろうなぁ…(笑)。



ある日気がついたら亀裂が入っており、急いで金繕いを施したお気に入りのこちらの器にも、
黄金色に色づいた『しみ豆腐のはさみ揚げ』の方が美しく映えていたような気がします…。

アンテナのおかげ?

2013-08-08 | うつわ


ソープディッシュを長い間探していました。

キッチン、バスルーム、洗面所…

あちこちに必要で、とりあえずでも、なくては困るものなので、

「いつかお気に入りに出会うまでは・・・」

などと悠長に構えている訳にもいかず、
必要にかられ、木のもの、ステンレスのもの、ホウロウのもの…と必要最低限の数だけはそろえておりました。

でも洗面所のソープディッシュだけはかわいいものにしたくて、

なにか素敵なものに出会えたら交換したいなぁ・・・

と、ずっと考えていました。


まず出会ったのは、soilのソープディッシュ

こちらは自然素材の珪藻土で作られており、余分な水分を吸収してくれるので石鹸が水分で柔らかくなってしまうということもなく、清潔に保たれるという優れもの。

自然素材のアイテム、機能性の高さ、シンプルで飽きのこないデザイン、

これは言うことなし!!

ということで、早速購入。

確かになんの不満もなくとても満足していたので、
soilが我が家に来てからはソープディッシュを探す熱はすっかり冷めておりました。


…のはずが、

急に出会ってしまいました…。それも、ふらりと立ち寄った洋服屋さんで…。

それが最初のお写真のうつわ、jean-baptisteの陶器です。

上から見るとまるで貝殻のよう。



高台もあって、サイズ的にもとてもかわいいデザインのうつわ。

プチフールやチョコ、パンのおともにオリーブオイルを入れてという使い方をされている方もいらっしゃるそうです。

私には食器としての概念はなく、ぱっと見た瞬間、

「ソープディッシュ発見!」

と思ってしまったのは、以前長い間張り巡らせていたアンテナのせいでしょうか?(笑)


この『jean-baptiste』はジャン=バティスト・アスティエ・ド・ヴィラットさんの作品。

以前、『ASTIER de VILLATTE(アスティエ・ド・ヴィラット)』にいらした方が独立され、『REGARDS (ルギャール)』という新たなブランドを立ち上げ、現在は『jean-baptiste』として、作品展開をされていらっしゃるようです。



偶然にも『REGARDS』時代のお皿も持っていたのですが、
それを購入したのは数年前、ソープディッシュを探しにショッピングに出かけた帰り道のこと。



ソープディッシュは見つからなかったけど、かわいいお皿を見つけてしまった♪

と思ったので、覚えておりました(笑)。^^

『ASTIER de VILLATTE』のお皿は一枚も持っていない私ですが、
ジャン=バティストさんのうつわを偶然にも2点選んでいるということは、
この方のデザインが私のツボなのかもしれません。


そもそもソープディッシュではないですし、
陶器なので水も溜まってしまうし、soilと比べたら機能性には断然欠けてしまいますが、洗面所をかわいく演出できそうと思っただけでワクワクしてきました☆

(もちろんsoilには、洗面所からバスルームへ移動してもらって、まだまだいっぱい働いてもらいます。)


なんだか、これにのせる石鹸まで吟味したくなっちゃいそうです(笑)。