テーブルのたのしみ

くらしのたのしみのスタッフブログ。大のパン好き。そして器好き。
主に都内パン情報やテーブルを彩る楽しみをご紹介します。

Trace of Hands展

2013-09-22 | 美術館・個展


本日から開催中の『Trace of Hands~笠間と益子の19人の作家~』展に行ってきました。

これはPlaymountainさんとSHIZENさん、うつわ楓さんの3店舗で共同開催されていらっしゃるイベントで、
笠間と益子の19人の作家さんの作品を一挙にご紹介されていらっしゃいます。



私の大好きな作家さんの作品がたくさん♪

今日はお彼岸で母のお墓参りにこちらの方面に向かう予定でしたので、
お散歩がてら3店舗をまわってみることにしました。

Playmountainさんでのひとめぼれはこちら。



原田譲さんのうつわです。

以前笠間の回廊ギャラリー門さんで原田譲さんのうつわを拝見してからすっかりファンになりました。

型で成形されていらっしゃるのですが、意外と薄作りなうつわ。
繊細なデザインがとても美しく、色も白というよりあたたかみのある生成のお色。
何にでも合わせやすく、さらに磁器でできているので、しみこみも気にせずに使えるという実用性も魅力的です。


SHIZENさんでは桑原典子さんのうつわを。



これは以前のブログでご紹介させていただいたお皿とサイズは同じで色違いのうつわ。
取り皿としても使いやすく重宝しているので、お仲間を増やすことにしました。



以前購入したのは左の白いうつわ、今回追加購入したのは右の少し青みかがったお色のうつわです。


うつわ楓さんでは額賀章夫さんのうつわ。



こちらも追加購入。
以前購入した時には1点しか購入できなかったのですが、ぜひ追加でほしいなぁと思っていたソバチョコです。

でも…



サイズを間違えてしまいました…。

以前購入したのは右の大きいサイズ。
追加のつもりで購入したのはその一回り小さいサイズでした…。

…サイズは微妙に違うけど、まいっか☆




最近我が家に頻繁に登場するのがこちら。

この夏は暑かったから、身体が塩分を欲していたのでしょうか?

たくあんが食べたくて食べたくて、見つけるといろいろなたくあんを試していました。

すると、中には塩分が強すぎるもの、甘みが強すぎるものなど、自分の好みではない味のものに出会うこともあり、そんなたくあんをどうしようかな?と思って作ったのがこちら。

たくあんを水につけて塩抜きしたものと、さっと湯がいたオクラを和えかつおぶしをぱらり。
好みでそばつゆ(またはだし醤油)をかけたというだけの手抜きメニュー(笑)。

オクラの緑色がこの黄色いソバチョコにとても栄えるので、手抜きメニューも立派な一品に☆



さて、今日はお散歩中にとんだハプニングが。

歩いている途中で左足の靴底が少しはがれかかっているのを発見。

「こんな状態でおしゃれタウン青山をぶらぶらするわけにはいかないわ!」

と、早速スマホで靴の修理屋さんを検索。
すると、うつわ楓さんのすぐ近くに靴のリペアのお店を発見しました。

COBBLER NEXT DOORさん。

お店に伺い修理をお願いすることにしたのですが、
そこで発覚したのが、パカパカしていた左足ではなく、逆の右足の靴底をどこかで落としてしまっているという事実…。

えっ!!!
まさか…そんなことって…


「まだそんなに汚れていないので、多分そんなに遠くないところで落とされたんだと思います」

店員さんのアドバイスを受け、今までの道を逆戻りして捜索開始。

かなり寄り道をしてここまでたどり着いた自分を恨みつつ、小一時間かけて逆戻り。

さすがに家までの道をすべて逆戻りするわけにもいかないので、

もうないからここまでであきらめよう…

と思いつつ、名残惜しげに先をみつめると、

ん?あそこに何か異物がある???


…結局、青山の道の真ん中に私の抜け殻が落ちていました。

それにしても、靴底を落として全く気がつかないって一体何なのでしょうか…。
注意力散漫にも程があります…。

お店の方のご厚意で至急の作業をしてくださり、
うつわ楓さんでの個展を楽しんでいる間に超特急でお直しをしてくださいました。



靴底の圧着だけでなく、減っている部分の補強や脇に縫い付けてあったステッチの補修など、
急ぎながらもとても丁寧なお仕事をしてくださり、

「また何かあったらいつでもご相談に来てください」

と温かいお言葉まで。

多分もう10年ぐらいのつきあいになる靴ですが、
これからも大切にしようと思いました。^^

おじさま好み

2013-09-12 | つれづれ


自分が愛用しているのものをふとした時に褒められると
その愛用品に更なる愛着が湧くことってあると思います。

先日、時計の電池が切れたので、近所の時計屋さんに電池交換のお願いに行った時のこと。

「おっ!
若い子が、しかも女の子がこの時計を選ぶとは、なかなかいいセンスしてるねぇ。
この時計はとにかく素晴らしい時計だよ。孫の代まで受け継いで使えるからね^^」


えっと…
決して若くはないのですが、そのおじさまからすればいくらか若いということにはなるのでしょうか?(笑)


こんな言い方は失礼かもしれないのですが、
私はおじさまが好きそうなものを好きだったりします。


この時計は『最高の普通』『最高のオヤジ時計』と言われている時計です。


もう7年ぐらい前のこと。

婚約指輪はどうするか?という話になった時に、
「指輪は全く欲しくないので、時計の交換にしてくれないか?」
とお願いした婚約の品です。

グランドセイコー。

高級時計といえばスイスの時計と認知されている時代に、
国産の最高級の腕時計を作ろうということで開発されたものだそうです。

ではなぜ『最高の普通』『最高のオヤジ時計』と言われているかというと、
この時計は『実用時計の最高峰』を目指した時計だから。

「グランドセイコーが目指すのは、正確であること。見やすいこと。長く愛着が持てること。腕時計として当たり前のことを、妥協せずに追求する。一見普通の時計に見えますが、グランドセイコーは『最高の普通』を目指しています。」 (セイコーのHPより)

その正確さは抜きんでていて、
一般的なクォーツ時計は月に15秒程度の狂いが生じるといわれている中、この時計はなんと、年に10秒以内なのだそうです。

なるほど、
おじさま方からの支持が厚いのも頷けます。



ある日近所のパン屋さんでレジに並んでいた時のこと。

お店の方に

「パン・ド・ミは何時に焼き上がりますか?」

と伺った私の声を聴いて、後ろに並んでいらした素敵なマダムが私の顔を覗き込んで、

「あなた、女性の方だったのね。すっかり男性の方だと思っていたわ」。





確かに…

長身でショートカット、ジーパンにTシャツ、スニーカーの後ろ姿、
さらにこんなに骨ばったごつごつした腕におじさま時計をしていたら、
男性だと思うのは普通ですね…(笑)。