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テーブルのたのしみ

くらしのたのしみのスタッフブログ。大のパン好き。そして器好き。
主に都内パン情報やテーブルを彩る楽しみをご紹介します。

アンテナのおかげ?

2013-08-08 | うつわ


ソープディッシュを長い間探していました。

キッチン、バスルーム、洗面所…

あちこちに必要で、とりあえずでも、なくては困るものなので、

「いつかお気に入りに出会うまでは・・・」

などと悠長に構えている訳にもいかず、
必要にかられ、木のもの、ステンレスのもの、ホウロウのもの…と必要最低限の数だけはそろえておりました。

でも洗面所のソープディッシュだけはかわいいものにしたくて、

なにか素敵なものに出会えたら交換したいなぁ・・・

と、ずっと考えていました。


まず出会ったのは、soilのソープディッシュ

こちらは自然素材の珪藻土で作られており、余分な水分を吸収してくれるので石鹸が水分で柔らかくなってしまうということもなく、清潔に保たれるという優れもの。

自然素材のアイテム、機能性の高さ、シンプルで飽きのこないデザイン、

これは言うことなし!!

ということで、早速購入。

確かになんの不満もなくとても満足していたので、
soilが我が家に来てからはソープディッシュを探す熱はすっかり冷めておりました。


…のはずが、

急に出会ってしまいました…。それも、ふらりと立ち寄った洋服屋さんで…。

それが最初のお写真のうつわ、jean-baptisteの陶器です。

上から見るとまるで貝殻のよう。



高台もあって、サイズ的にもとてもかわいいデザインのうつわ。

プチフールやチョコ、パンのおともにオリーブオイルを入れてという使い方をされている方もいらっしゃるそうです。

私には食器としての概念はなく、ぱっと見た瞬間、

「ソープディッシュ発見!」

と思ってしまったのは、以前長い間張り巡らせていたアンテナのせいでしょうか?(笑)


この『jean-baptiste』はジャン=バティスト・アスティエ・ド・ヴィラットさんの作品。

以前、『ASTIER de VILLATTE(アスティエ・ド・ヴィラット)』にいらした方が独立され、『REGARDS (ルギャール)』という新たなブランドを立ち上げ、現在は『jean-baptiste』として、作品展開をされていらっしゃるようです。



偶然にも『REGARDS』時代のお皿も持っていたのですが、
それを購入したのは数年前、ソープディッシュを探しにショッピングに出かけた帰り道のこと。



ソープディッシュは見つからなかったけど、かわいいお皿を見つけてしまった♪

と思ったので、覚えておりました(笑)。^^

『ASTIER de VILLATTE』のお皿は一枚も持っていない私ですが、
ジャン=バティストさんのうつわを偶然にも2点選んでいるということは、
この方のデザインが私のツボなのかもしれません。


そもそもソープディッシュではないですし、
陶器なので水も溜まってしまうし、soilと比べたら機能性には断然欠けてしまいますが、洗面所をかわいく演出できそうと思っただけでワクワクしてきました☆

(もちろんsoilには、洗面所からバスルームへ移動してもらって、まだまだいっぱい働いてもらいます。)


なんだか、これにのせる石鹸まで吟味したくなっちゃいそうです(笑)。


バターケース

2013-06-27 | うつわ


待ちました。

とにかく待ちました。

予約注文させていただいたときには、1年半待ちぐらいかと伺っていたような気がしますが
2年…、いやおそらく3年以上、心待ちにしていたように思います。

我が家へ、ようこそ!

のバターケースです。


今までバター入れとして活用していたのは、野田琺瑯のホワイトシリーズ。



野田琺瑯のホワイトシリーズはとにかく大好きで、スクウェア型、レクタングル型、など大小様々な形のものを保存容器として愛用しています。

お味噌を入れたり、常備菜を入れたり、残り物を入れたり…。

匂い移りがしにくく、冷蔵庫の中でスタッキングしやすくて、なんといっても直火にかけられる便利さが私はとても気に入っていて、とにかく重宝しています。


本来なら、琺瑯は冷却性にすぐれているので、バターの保存に適している素材です。

野田琺瑯のバターケース』という、蓋が木でできているタイプであれば問題なかったのだと思うのですが、
私は普通の保存容器をバター入れにしていたため、バターの表面が酸化してしまうような気がして、
なにかいいバターケースはないかと探していました。

ミーハーな私としては、

やっぱりバターケースといえば、三谷龍二さんかしら!?

…ということで、
お取り扱いのあるギャラリーさんにバターケースを予約させてもらうことにしたのでした。


このバターケースは山桜でできています。
厚い板をくりぬいて作られていらっしゃるそうで、蓋と本体の木目が一体化しています。

普通、木のお手入れには時々油分をふくませてあげることが必要ですが、
バターケースの場合は、バターの油分が木に適度にしみわたってくれるので特別なお手入れの必要はなく、
適度な油分によって木肌が色艶を増すため、使えば使うほど味わいが増してくるといいます。



専用のバターナイフもついているところがなんとも心憎いです。


ヨガ断食後の復食生活中の私。
乳製品、パン解禁まであと少し。

そしたらせっかくなので、いつもは買わないエシレバターとか買ってみようかな☆^^




母の日に思うこと

2013-05-16 | うつわ


古伊万里の蕎麦猪口にぐぐっと魅かれるのは、絶対に母のDNAだと思います。

私には一番なじみのあるうつわ。

小さいころから、お白湯もお茶もコーヒーも、ジュースだってなんだって蕎麦猪口で頂いていたので、
自分で食器を買うことになった時に一番最初にほしいと思ったのは蕎麦猪口でした。


猪口とは酒器や小鉢のこと。

江戸時代には向付として使われていた猪口を、
あるお蕎麦屋さんがつけ汁を入れる食器にぴったりだと『蕎麦猪口』と呼ぶようになり、それが浸透したのだそうです。




こちらは母が集めた蕎麦猪口。

母の勤務先の近くに骨董品屋さんがあり、お給料日になると自分へのご褒美としてひとつづつ集めたそうです。

蕎麦猪口は18世紀中ごろから大量生産された器だそうで、デザインも豊富、
文様の種類は数千とも数万とも言われています。

使い勝手がよくて便利というだけでなく、
自分の好みのデザインのものをみつけて、ひとつづつ集めてゆくという楽しみもありますね。


…と、ここまで書いておいてなんなのですが…。

私はまだ自分好みの古伊万里の蕎麦猪口に出会えていません…。


とりあえずは、古伊万里の向付で好みのものをみつけたので、そちらを愛用しています。
それが最初のお写真のうつわです。

京都のてっさい堂に行くと、このタイプの向付がずらーーーっと並んでいて、
そのたくさんの中からお気に入りを見つけ出すのは、私の京都の楽しみのひとつです。

蕎麦猪口は気長にお気に入りを見つけてゆきたいと思っています。



大好きな人が好きなものを、好きになるということもありますし、
大好きな人に似ている人を、好きになるということもあると思います。




母の日の前日にふらーっと立ち寄った本屋さんで出会った本。

昨年65歳になられた栗原はるみさんが「65個の『楽しくて』『愛しくて』『ワクワクする』こと」を選んだというエッセイ本。

なにげなくパラパラとページをめくっていたら、

「あ、ママだ…」



胸がきゅーんと熱くなって、早速買って帰ることにしました。


大好きな人に少しでも近づいてゆけたらいいなぁと思った、今年の母の日でした。

増渕篤宥さんのうつわ

2013-04-16 | うつわ


私にとっての作家もののうつわの第一号はこちら。

増渕篤宥さんのとくさのラーメン鉢です。

もう何年も前のことになりますが、友人に連れて行ってもらって伺ったうつわ楓さんでひとめぼれしたものです。



外のシマシマぐあいも、内のヒビヒビぐあいもたまらなくて、
とりあえず一つだけ購入し、その後家族の分も買い足しました。

ラーメン、おうどんはもちろん、
(ちょっと大きめになってしまいますが)こちらでどんぶりものもいただきます。

他の器とも合わせやすく、それでいて存在感のある増渕さんのうつわ

このラーメン鉢以来大ファンになり、増渕さんのうつわは我が家によく登場します。




こちらは葉山のARAHABAKIさんで出会ったもの。

おそとでごはん、というようなテーマの展示会の際に作られたものだそうです。



ピクニックなどに持っていくことを考え、すべて中に入れ子になるというのです。

私はやきものをしたことがないのでよくわかりませんが、
やきものはその時の土の具合や窯のぐあいなど、いろいろな影響で縮み方が異なるような気がするので、
できあがりのサイズ感は予想通りにはいかなそうなのに、
こんなにぴったりと入れ子になっているなんて!!!
と、とても驚きました。

とっても細やかなお仕事をされる方なのだなぁと。


実際に個展でお会いした増渕さんは、すごく気さくに作品の制作方法をお教えくださったりする
とても素敵な方で、お会いしてさらにファンになりました☆

その増渕篤宥さんの個展が、現在千駄ヶ谷のSHIZENさんで開催中です。

モノクロのシリーズのほかに色のシリーズや、白のシリーズなど盛りだくさんの内容のようです。

4月13日~18日(最終日は17時まで)だそうです。

ブログの作品紹介を拝見しているだけで、ワクワクしてきます(笑)

どうぶつ好き?

2013-03-17 | うつわ


ちょっと前のことになりますが、
姉に誘われてStyle-Hug Galleryさんで開催されていた坂場圭十さんの個展に行ってきました。

坂場圭十さんは姉が大ファンの作家さん。

私は色絵のお皿はそんなに好きではないけれど、
姉が持っている坂場さんのお皿がとても素敵だったのを思い出し、

ま、私は買わないだろうけれど、目の保養にでも行ってみようかしら?

と、軽い気持ちで(?)ついてゆきました。


・・・なのに、入った途端にひとめぼれ続出・・・。

あれも、これも、心ときめく絵柄が満載でした。^^

ちょっと北欧を感じさせるようなデザインのうつわ、古伊万里の染付のようなうつわ、
ベトナムの安南焼のようなうつわ・・・e.t.c.

本当にバリエーションが豊富で、とても楽しい展示内容でした。


まず、釘づけになってしまったのは、きりんさん。




そして、ねこちゃん。



散々迷った挙句、
うちにある他の和食器とも相性がよさそうなこれらの器に決めました。


・・・後からふと考えたのですが、
ひょっとしたら、動物がデザインされているうつわ、結構好きなのかもしれない・・・
と、おうちにある絵皿を確認してみました。


すると、
あるあるある、
動物デザインのうつわたち・・・。


わんちゃん


とりさん

そして極めつけは大好きな鹿さん






・・・どうやらかわいらしいどうぶつのデザインのものが好みのよう。

なんだかんだ言って、やっぱりかわいいものに惹かれるという、元オリーブ少女の感性は
いまだに私の中に脈々と流れているようです(笑)。