ひたすらハードで泥臭くて滑稽で、萌えとかそういった要素は皆無の戦記物を専門に手がけている小林源文という漫画家の異色作、「CAT SHIT ONE(キャット・シット・ワン)」がフルCG映画となりました
公式サイト→http://www.catshitone.jp/
何が異色作なのかというと、ハードな戦記物という体裁を保ちつつ、出てくる登場人物が全て動物化されているというメルヘンな要素が前面に押し出されていることです……そしてその本編映像なんですが、新しいプロモーション活動の一環としてなんと全編がYoutubeで昨日から無料公開されています
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映像につけられてるコメントに、”まるでピーター・ラビットが最前線に送られてるみたい…”とあるのにちょっと吹き出してしまいましたがw、この発想はやっぱり狂ってるように見えても仕方ないですよねえ(汗)
戦争を風刺するのに、悲劇的な表現をすると逆に戦いを美化してしまうおそれがあることから、わざと喜劇的な表現を使ってみたりというのは古来から一般的な手法でしたけど……まさかどこから見ても可愛らしい、愛玩動物でこんな恐ろしい殺戮シーンを描写しちゃうんですから、クリエイターっていうのはホント、とんでもない事を考えついてしまうものですw
ベトナム戦争を舞台にしていた原作をオレが読んだのはかなり前のことになりますが、マンガ版の方は動物が主人公というだけで、今回のCGアニメみたいに可愛らしい要素といった部分はほとんど無かったと思うので、今回、この愛らしさを加味したのは映像スタッフのアイディアということなんでしょうけど、こりゃ確かに目を引きますよw……去年、この作品の予告映像がYoutubeで公開された時は、ほんのちょっとの期間で世界中での視聴回数が百万回を突破してたのにも納得です
映像は、軍事アクションゲームで有名な「メタルギアソリッド」のCGを手がけていた会社が制作しているようで、銃器の質感やアクションの表現を見ると、なるほどなあという高クオリティになってると思います
特にモフモフした毛並みや、(服を着て二足歩行をしているとはいえw)いかにもその動物らしい細かい仕草をしている可愛らしさには悶絶しそうでしたw
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