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[ムービーコミック] 第四の「寄生獣」

2014-11-21 | 雑記
20年も前に終了した原作のマンガから派生して、アニメ版、実写映画版とメディアミックスで怒濤の展開を見せている「寄生獣」ですが、BeeTVという、ドコモが出資している映像媒体から新たに ”ムービーコミック版「寄生獣」” が公開されました

BeeTV公式サイト(PC版)→http://pc.beetv.jp/

ムービーコミックとは聞き慣れない言葉ですが、マンガの絵やコマ割りをそのまま素材として切り出して加工・編集し、声優によるセリフやBGMを加えて映像作品に仕立て上げたモノのようです

こういう手法は結構以前からやられていて、特にインターネットが一般的になった過程で、Web上でマンガを読む行為を如何にして新しい体験として成立させられるか?、といった試行錯誤的に同様の作品が発表され続けて来たような気がします

出版社側の思惑としては、(実写化やアニメ化する程の)予算をかけずに手頃に映像化してどうにか商売に繋げられないか、もしくは宣伝として利用出来ないか、といったカンジだと思われますが(ラジオドラマ風のドラマCD化といった相似的な企画もありますな)、個人的にはこういうのって総じてあんまりいい印象が無いんですよねえ(;´Д`)

何故なら大抵は ”失敗作” 扱いになるというか、中途半端に一部だけが無理矢理映像化されるだけで、いつの間にか終わってしまってるイメージがどうしても…



というワケで、正直あんまり期待はしていなかったんですが(^_^;)、アニメ版を見た上でこのムービーコミック版を見てみると、原作をそのまま活かした構成になってるのがやっぱりいいなと、すっかり見入ってしまいましたw(今のところ第一話と第二話が公開されています)

実写映画については公開が来週なのでオレはまだ見られていませんが、アニメ版ですら全24話という尺に収める為に物凄く展開を圧縮して詰め込んでる風なのに、前後編で4時間程度にとてもハナシが収まるワケがないのは火を見るより明らかですよね(゜Д゜;)

…その点、ムービーコミック版は原作マンガのコマ割りもセリフも100%、余すところなく映像に落とし込んでいるので、少なくとも ”あれが無い、これも無い” といった類の不満を感じる心配が一切無いというだけでも物凄いアドバンテージだと思います……ナレーション、とても大事(ボソッ

アニメ版の女性声のミギー、というのがネットでも未だ賛否両論といった評価ですが、個人的には第七話まで見てきた段階ですっかりお馴染みに感じているというか、第六話の月明かりの中で話すミギーの艶っぽさを見せられたらもう、”平野綾ミギーで大正解” だったとしか表現出来ませんよ、ええ( ゜∀゜)o彡゜

ちょっとハナシがズレましたが、ムービーコミック版のミギーを担当しているのは新人声優とのことで、先入観の入り込む余地も無くていい選択だったと思います……うがった見方をすれば、不足している技量分についてはミギーというキャラがこれから ”人間性” を獲得していく流れに合わせて、少しずつ(声優さん自身が)経験を積んで補っていくことも収録現場では見越してたりするのではないのでしょうか(*´∀`*)

今後の配信がどのようなペースなのか解りませんが、思ってた以上に原作の素材を細かくアニメーションさせてたりしますし、これだけの手間をかけて原作の全64話をちゃんと最後までやってくれるのかだけがちょっと心配です(^0^;)

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