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[映画] クローバーフィールド HAKAISHA

2008-04-04 | 映画

Cimg5639 水道橋JCBホールにて観賞

公開は明日(4月5日)からの映画なんですが、某ルートでチケットを入手しまして、先日実施されたジャパン・プレミアにて観る機会を得ました

 

この映画については去年の7月の段階からずっと注目してました…このブログをずっと見続けて下さっている方なら、1-18-08の謎「1-18-08」の予告映像第二弾が公開!、と、新情報が出る度に取り上げてきたことをご存知かもしれません

簡単に説明すると、”「LOST」や「ミッション・インポッシブル3」のクリエイターが手がける、斬新な怪獣映画”という内容なんですが、異様な緊迫感と謎に満ちた予告映像、内容が公開直前まで一切秘密、タイトルすらナカナカ発表しない、などといった独特のプロモーション活動によって、ネットの映画ファンたちの間では結構な話題になってたんです(詳しくは上記リンク先の過去記事へ)

ぶっちゃけ、怪獣映画ということで観客を選んでしまう作品であることは間違いないんですが(汗)、”かつての(ゴジラのような)東宝映画が大好きで、僕なりに現代に蘇らせてみたかったんだ”と、J・J・エイブラムスという当代随一のクリエイターに言わしめる作品なワケですから、これはもうオレみたいなオタクには期待するなと言う方が無理ってもので…w

いくら内容が秘密だったとはいえ、日本以外の国ではとっくに公開されているものですから、情報を遮断するのにも気を遣いましたが…何とか内容のネタバレは一切せずに、ジャパン・プレミアの日を迎える事が出来ました

D1000038

こちらが当日の座席券です

逸る気持ちを抑えきれずに(汗)w、かなり早めに現地に到着したことでアリーナ席という、一見すると良さそうな座席券と引き換えられたんですが…座席はパイプ椅子で、前に座っている人の後頭部でスクリーンの字幕部分が見事に隠されてしまう、という最悪の席でした…orz

まあ、スクリーンに近いっていう意味では良かったんですけどね(…公開が始まったらもう一度、ちゃんとしたシネコンの椅子で見直そうと思いますw)

Cimg5645 ジャパン・プレミアということで、J・J・エイブラムスや脚本家、出演者たちによる記者会見が執り行われていたんですが、そちらは当然撮影禁止ということで、こちらの警告文をば…

予告映像をご覧になった方なら理解できるでしょうが、この映画は”(一般人が撮影した)手持ちカメラによる映像をイメージしたドキュメンタリー風”な内容になってまして、やたらと”酔うかもしれない”ってことを強調してましたね

ホラー映画とかでは、”グロテスクな映像によって気分が悪くなるかも~”みたいな宣伝手法が常套ですが、この”揺れまくるカメラ”は確かに酔う人はメチャメチャ酔ってしまう映像でしょうねえ…何年か前に「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」という、同様の手法で撮影されたホラー映画がありましたが、あれがダメだった方はこちらも危険です(汗)

現地では記者会見の他、突然、(予告映像と連動して)巨大な自由の女神像の頭部がステージ上に出現したり、マジシャン・セロの挨拶があったり(←これはマジで意味不明でしたw)と、”さっさと映画を始めろよ!”とイライラさせられたりもしましたが(苦笑)、20時頃に試写がスタートしました

尺の長さは85分(エンドロールが10分ほどあったので、本編は更に短いです)…昨今のハリウッド大作としては、異例とも言える短さでしたが、これも”カメラ酔い対策”なのかもしれませんね

内容については、もちろんネタバレはしたくないので書きません…でもこれは確かに凄い!

怪獣映画は日本映画が元祖ではあるんですが、日本の怪獣映画では、たまに逃げ惑う住民の視点がインサートされるくらいなのを、この映画ではひたすら人間の目線で展開していくので非常に斬新な印象を受けました…いやはや、”臨場感”を重視するという意味では究極の演出手法ですね

かつてアルフレッド・ヒチコックが実験作として、映画一本分を丸々ワンカットで撮影したことがありますが、この映画も壮大な実験作みたいな存在かもしれません…怪獣映画に興味が無い、カメラ酔いしそう、といった人にオススメするのはどうしても気が引けてしまうんですが、何とか頑張って(汗)、観て貰いたい映画です

一見の価値は間違いなくありますから!

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