安全在庫数
在庫品の発注方式に発注点による在庫量の考え方があります。
この発注点の計算式は、
発注点 = リードタイム日数 * 一日の平均出庫数 + 安全在庫数
の計算式が多く用いられている。
安全在庫は、必要数が計画外に増えた場合でも欠品を発生させない為の在庫です。
安全在庫数は次の式で求められます。
安全在庫数 = 安全係数 * 使用量(出庫数)の標準偏差 * √リードタイム …①
安全係数は、欠品率(この場合はどれくらいの確率で欠品を許すか)により、 標準正規分布表で求められます。
例えば、欠品率を 5%とすると、安全係数は1.65、3%とすると1.89となり、 欠品率を小さくすると(より欠品しないようにすると)安全在庫数を大きくするように働きます。
欠品率を0%にしようとすると、安全係数は無限大になってしまい、安全在庫数を求めることは出来ません。
使用量の標準偏差は、使用量の変動の大きさを表します。
使用量の変動が大きいほど偏差値は大きく なるので、安全在庫数も大きな値となります。
使用量に変動が無く常に一定であれば、偏差値は0になるので、安全在庫は不要となります。
このように、①の式は、統計的手法を用いた算出方法です。
しかし、実際の個別受注の現場では、有効な量の実績をとることが難しく、
品目数も多く、①の式に忠実な安全在庫数を設定することは困難です。
よって、計算式をベースにした統計データが不可欠と言われている理由になる。
時期、市況、政治的背景、による変化はの対処は、その都度の経験則になってしまう。
発注点方式
統計的在庫管理手法の1つで、在庫がある一定量に達した時発注を行う。
その在庫量がすなわち発注点であり、それ以下になると業務上支障をきたす。
比較的需要が安定し、入手・保管が容易、安価な品目に適す。
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