原価積算の方法です。
1)フルコスティング(FC)
技術統括部で生み出される製品(量産製品)は、FCで原価管理されて
いる。
共通に必要となる金型日や設計費等を販売数量(企画台数)を定め、
その台数により按分することで、1台当たりのコスト(FOB)を出す。
また、FOBに販売に関わる組織の経費(販売管理費)や利益として計上
する比率を計算し、製品販売時の価格を定めている。
直接経費:材料費(部材、購入品、自社製品(FOB)など)、
外注費(支払い手数料などが代表的)、
直課人件費(設計人件費)など
間接経費:品証や調達、生技、製造費用など
2)ダイレクトコスティング(DC)
量産台数で作りこめない製品(顧客ごとの特注品など(受注システム
品も含む))は、企画台数を定め原価按分で製品単価を出すことが
難しい領域となるため、顧客ごとの製品(特注品や受注システム品
など)に仕上げる(取付がある場合は、工事含め)までの直課の原価
を洗い出し積算計上する。
FCとの違いは、直接経費のみで積算され、間接費の概念が含まれない。
すなわち、その顧客固有の製品(システム含め)を仕上げ取り付け等
の契約内容を履行するまでの時間を直課として算出する。(各工程毎
の直課として計上するという意味)
システム販売時の価格は、DCの原価に加え、営業経費(契約保証期間
の保証費などが加味されていなければ外だし費目として積算)、利益
などが積算され見積書(営業が顧客に提示する見積書)に仕上げてい
く。
直接経費:材料費(部材、購入品、自社製品(FOB)など)、
外注費(支払い手数料などが代表的)、
直課人件費:設計人件費、取付工事人件費、検査費、など
何台売れば、幾ら儲かるではなく、受注した納品物で幾ら儲かるか、を直視
で見ているための方法がDCと言えます。
受注事業では、組織構造を含め、配賦組織と直課組織の区分(組織の中で
区分出来れば問題なし)が重要になる。
マトリックス組織時のDCは、
作業単位の原価積算
システムを設計する直課工数としてのDC(直接費)
工事等の直課としてのDC(直接費)
ここまでが、原価積算(リスクは、リスク費として、システム一括が望まし
いが、一括経常が出来ないのであれば、作業単位(システム設計、工事)の
リスク費を纏めて計上し適用(リスク費の適用を備考に入れる)で出す。
システム売価
プロフィットセンターとしては営業部門や、事業を管理する部門
があり、
コストセンターとしてシステム設計する部門や工事部門がある。
プロフィットセンタの関与比率により利益配分を内部計算を行い
システム売価を算出することも容易にできる。
一般的な原価積算見積と営業見積の概念だが、各社各様の慣習があると思う。
その慣習は、組織内や部門間に公開し、誰でも理解できるようにしておく
ことが、スムーズなシステム売価を出せる必要条件になっていく。