適用案件:
実証実験等を実施した結果を製品使用に取り込む案件。発注者や、他社との新機処理(ソフト及びハード)の共同開発が必要な案件。
対象の一部を先行して開発し、その試行評価をフィードバックしながら修正・追加開発を進めていく方法。(アジャイル開発と言う手法と同等)
事例として、システムに用いる客先固有のソフトウェア(GUIや操作系アプリケーシション)
の実証実験などがこれに当たります。
スパイラル型業務では、フェーズ毎に検証を重ねてい置く開発方法です。
それぞれの検証に時間を費やす反面、要求先の課題解決する検証を実際に行いつつ対応するために、より確実であり、尚且つ、納入後に実運用ではないために、顧客の細かい要件をキャッチアップすることができる手法です。
ただし、スパイラル型の業務は、コストが膨大に発生します(時間もコスト)。よって、試験検討などの本契約に至らない案件などの顧客を引き込み手段として用いることがあります。
従って、十分な計画(スケジュール、費用の工面、対応人員の計画(無償提供になるため)が必要です。
製品を持たないシステム会社などは、実証実験を行う行為を『コンサル契約』として有償化にして無償稼働を極力するなくする活動で進めている。(人材の活動が資源になるため)
注意点
各フェーズのコストと最終時のコストの管理が非常に曖昧になる。
特に、納入物である場合、各フェーズを定めて成果物として検収し、入金してもらう、などの事前取り決めが重要になる。
受注物ではない場合、どこまでやったら、開発を完了にするのか曖昧になり、湯水のようにコスト(人件費)がかかる場合も出てくる。
これらの問題を出さないために、目標を定め、その目標の評価(効果)を明確(ドキュメント文化)にすることが、世間のアジャイル開発のスタイルです。