全国のトロリーバスファンのみなさま、こんにちは。
忘れてました。去年の海外視察のレポートを・・。ザルツブルクのトロリーバスです。ちなみにはるか昔の前回レポートはこちら。
仕事で行ったスケジュールの合間、たった1時間でしたが猛烈に走り回り、たくさん写真をとってまいりました。一気に整理してしまいましょう。

マカルト広場のバス停にあった案内塔(?)。系統番号と行き先が書かれた横の電光表示は、あとおよそ何分でバスがやってくるかを示したものです。バスというのは、いったいいつやってくるかわからないまま排気ガス漂う道路わきで待ち続けるつらさがありますが、ここは乗用車が少ないため排気ガスにも悩まされず、運行状況もわかるので居心地がよいです。
どのようにバスの位置をロケーションしているのか調査していませんが、トロリーバスは電線があるぶん、普通のバスよりも車両の位置を捕捉しやすいのではないでしょうか。

かなり頻繁にトロリーバスがやってきます。見た限り全車両新しいノンステップの大型連接タイプです。
この写真は後ろ側です。大きな広告スペースになっています。ちょっとわかりづらいですが上半分は大きな窓で、車内からは外が見えるようになっていました。

折り戸が開く瞬間のショット。床の低さがよくわかります。ドアの横の黄色い丸のところにあるボタンを押すとドアが開きます。
ヨーロッパのバスや電車は、このように外からもボタンを押したりレバーを操作したりしないと扉が開かないものが多いです。知らないでいると、乗らないものと思われて置いていかれます。これは、地下鉄などの大型電車も同様です。
たぶん冬寒いのでドアを開けなくて済む時には開けないようにするということと、基本的に自分のことは自分でやりなさいよ、という文化によるのでしょう。

車内です。広い!日本でのバスの狭苦しいイメージは完全に吹っ飛んでしまいます。タイヤハウスの部分が最小限に張り出しているだけで、あとは連接部も含めて完全にフラットです。これなら車椅子やベビーカーで乗車しても快適そうです。
デザインも洗練されていますね。
このトロリーバスはかなり走行性能も高いです。加減速の性能が素晴らしく、急な坂もぐいぐい登っていきます。しかも乗り心地は滑らかで非常に静か。何しろ「電車」ですからね。シフトチェンジの動揺も当然ながら皆無です。すごい!
ザルツブルクは坂の多い街なので、まさにトロリーバスの面目躍如といったところでしょうか。

この赤い箱に切符を差し込んで「ガチャン!」と乗車日時を打刻します。私は24時間乗車券(24 Stunden Karte)を買いましたので、最初の乗車時に1回だけガチャンとやって、あとは翌日の同じ時間までザルツブルク市内ゾーンが乗り降り自由です。お値段は3.40ユーロ。でも、1時間後には切り上げなくてはならないんですが・・。いつか思いっきり乗りまくってみたいなあ。
ドイツやオーストリアでは、多くの都市で「運輸連合」というのが結成されていて、一枚の乗車券で市内のほとんどすべての交通機関が利用できます。実際には複数の会社で運営されているのですが、切符も路線図も車両デザインも統一されていて、利用者はどの会社を利用しているかを全く意識せずに乗っています。
ザルツブルクでも「Salzburger Verkehrsverbund(SVV:ザルツブルク運輸連合)」が結成されていて、今回買った24時間乗車券にもその文字がありました。
この運輸連合のシステムは非常に利用者にとっては便利なので、日本でもぜひ導入してほしいと思いますが、経済構造や法規の問題が山積みで困難なのだそうです。それでも、スイカやパスモなどのICカードの進展で、公共交通を使う時の気分的な障壁はだいぶ取り除かれましたね。しかし、別の会社の路線に乗り継ぐと初乗り運賃がどんどん加算されてしまう問題は依然大きいです。
今日はこのへんで。次回はトロリー線や車両連接部のディテールについてちょっとだけ書きましょう。
忘れてました。去年の海外視察のレポートを・・。ザルツブルクのトロリーバスです。ちなみにはるか昔の前回レポートはこちら。
仕事で行ったスケジュールの合間、たった1時間でしたが猛烈に走り回り、たくさん写真をとってまいりました。一気に整理してしまいましょう。

マカルト広場のバス停にあった案内塔(?)。系統番号と行き先が書かれた横の電光表示は、あとおよそ何分でバスがやってくるかを示したものです。バスというのは、いったいいつやってくるかわからないまま排気ガス漂う道路わきで待ち続けるつらさがありますが、ここは乗用車が少ないため排気ガスにも悩まされず、運行状況もわかるので居心地がよいです。
どのようにバスの位置をロケーションしているのか調査していませんが、トロリーバスは電線があるぶん、普通のバスよりも車両の位置を捕捉しやすいのではないでしょうか。

かなり頻繁にトロリーバスがやってきます。見た限り全車両新しいノンステップの大型連接タイプです。
この写真は後ろ側です。大きな広告スペースになっています。ちょっとわかりづらいですが上半分は大きな窓で、車内からは外が見えるようになっていました。

折り戸が開く瞬間のショット。床の低さがよくわかります。ドアの横の黄色い丸のところにあるボタンを押すとドアが開きます。
ヨーロッパのバスや電車は、このように外からもボタンを押したりレバーを操作したりしないと扉が開かないものが多いです。知らないでいると、乗らないものと思われて置いていかれます。これは、地下鉄などの大型電車も同様です。
たぶん冬寒いのでドアを開けなくて済む時には開けないようにするということと、基本的に自分のことは自分でやりなさいよ、という文化によるのでしょう。

車内です。広い!日本でのバスの狭苦しいイメージは完全に吹っ飛んでしまいます。タイヤハウスの部分が最小限に張り出しているだけで、あとは連接部も含めて完全にフラットです。これなら車椅子やベビーカーで乗車しても快適そうです。
デザインも洗練されていますね。
このトロリーバスはかなり走行性能も高いです。加減速の性能が素晴らしく、急な坂もぐいぐい登っていきます。しかも乗り心地は滑らかで非常に静か。何しろ「電車」ですからね。シフトチェンジの動揺も当然ながら皆無です。すごい!
ザルツブルクは坂の多い街なので、まさにトロリーバスの面目躍如といったところでしょうか。

この赤い箱に切符を差し込んで「ガチャン!」と乗車日時を打刻します。私は24時間乗車券(24 Stunden Karte)を買いましたので、最初の乗車時に1回だけガチャンとやって、あとは翌日の同じ時間までザルツブルク市内ゾーンが乗り降り自由です。お値段は3.40ユーロ。でも、1時間後には切り上げなくてはならないんですが・・。いつか思いっきり乗りまくってみたいなあ。
ドイツやオーストリアでは、多くの都市で「運輸連合」というのが結成されていて、一枚の乗車券で市内のほとんどすべての交通機関が利用できます。実際には複数の会社で運営されているのですが、切符も路線図も車両デザインも統一されていて、利用者はどの会社を利用しているかを全く意識せずに乗っています。
ザルツブルクでも「Salzburger Verkehrsverbund(SVV:ザルツブルク運輸連合)」が結成されていて、今回買った24時間乗車券にもその文字がありました。
この運輸連合のシステムは非常に利用者にとっては便利なので、日本でもぜひ導入してほしいと思いますが、経済構造や法規の問題が山積みで困難なのだそうです。それでも、スイカやパスモなどのICカードの進展で、公共交通を使う時の気分的な障壁はだいぶ取り除かれましたね。しかし、別の会社の路線に乗り継ぐと初乗り運賃がどんどん加算されてしまう問題は依然大きいです。
今日はこのへんで。次回はトロリー線や車両連接部のディテールについてちょっとだけ書きましょう。
トロリーバスレポートファンです。
10年以上も前に、どこかの国で(ウィーン?)
一日乗車券で乗った記憶をたどりながら、楽しく
拝見させていただきました。
リンクも面白かったです。
FCレッドブルのスポンサーでもあるんですね。
デザインも合理的で、かつ美しい。
さすがは、オーストリアですね。
乗ってみたいっす。
トロリーバスレポートファンを自称していただきありがとうございます。
トロリーバスファンではないのですよね?!(笑)
そうそう、私も思わずFCレッドブルのサイトにまで飛んでしまいました!
次のゲームのキックオフ時間までのカウントダウン時計が動いてましたね。よほどみんな待ち遠しいんでしょうね(笑)。
トロリーバスって、日本では実際に見たことのある人とても少ないのではないでしょうか?実際に体験すればその魅力がわかると思うんですが・・。
話は変わって、数週間前にNHKニュースで知りましたが、鉄道博物館では1周年を記念して「鉄道クイズ」が実施されていますね!
http://saitama-kentei.com/kentei/14761.html
合格者には認定書が発行されるそうです。私は第一問目しか正解しませんでした・・
そういえば、社長のお誕生日も確か10月でしたね☆大変遅ればせながら、おめでとうございます♪
誕生日を憶えていらっしゃるとは!ありがとうございます。
鉄道クイズはとても難しかったです。見事に不合格でした。
特に、駅名に「浦和」が付く駅数を間違えたのはショックでした。自信を持って「7」と答えたのですが・・。「浦和美園」を数え忘れました!
替え歌知ってますか?これを憶えれば完璧。
「うらわ、うらわ、きたうらわ、
みなみ、ひがし、にしうらわ、
むさし、みその、なかうらわ、
浦和にゃ八つの駅がある」
メロディーは分かりますよね。
歌詞の順番などが異なる何通りかのバージョンがあるらしいです。
私もそれを思い出して自信を持って「7」と答えたら間違っちゃったんです。頭の中のアップデートもなかなか難しいですね。
それにしても、知ってましたかー(笑)!