秋間森林鉄道社長の徒然日記

一民家のまわりをとことこ走る「秋間森林鉄道」社長の日々を、気まぐれにつづります。
社員たちもよろしく。

なんと海外視察シリーズ3・ザルツブルクのトロリーバス

2008年05月06日 | トロリーバス・電気バス


もう半年も前のことですっかり鮮度が落ちていますが、昨年仕事でオーストリアに
行ったときの写真がかなりあるのでご紹介しようと思います。
トートツですね、まったく。

スケジュールの中にウィーンからザルツブルクへ日帰り弾丸ツアーがありました。鉄道で行きたいところなのですが、そこは集団行動の悲しさ。貸切バスでの移動です。
ザルツブルクと言えば「モーツァルトの出身地」とか「サッカー」とかがすぐに思い浮かぶでしょう。もうちょっと個人趣味になると「サウンド・オブ・ミュージックの舞台」とか、「ハラインの岩塩鉱」とかを思い浮かべる人もいるでしょうが、私に言わせるとザルツブルクといえば「トロリーバス」です。街中に約50kmにも及ぶ路線が張りめぐらされているのです。これはぜひとも視察しなければなりません。
まずはザルツブルクの象徴ホーエンザルツブルク城塞と路上のトロリー線を収めた写真。



こちらは市中を流れるザルツァッハ川を渡る連接トロリーバスです。私が見た限り、走っているのは全て大型の連接タイプでした。迫力がありますが、電気で走っているので音は実に静かです。当然排気ガスも出しません。



右側の、自転車が置いてある建物はドップラーの住んでいた家だそうです。あの、「救急車のピーポーピーポーが、近づいて来る時と走り去るときで高さが変わるドップラー効果」のドップラーです。写真が不鮮明ですが、自転車の上のほうにあるプレートにドップラーと書いてあります。
このような路地にも大型連接トロリーバスが進入していきます。実に器用なハンドルさばきで、かなりのスピードで走行していくので驚いてしまいます。



ザルツァッハ川沿いのバス停に停車中のトロリーバスです。このように全景を写真に収めるのは、なぜかとても大変でした。どうしても前後が切れてしまったり、小さすぎたり、余計なものにさえぎられたりするのです。

理由を分析してみました。
1)連接バスは日本にほとんど走っていないので、写真をとった経験もない。1両だけなら簡単に写真におさまるし、何両もつながった列車なら、後ろが切れてもとりあえずOKだが、連接バスは勝手が違う。
2)右側通行だ。標的がいつもと逆の動きをするので捉えるのが難しい。身体が自然に反応しない。
3)このバス、性能がものすごく良いらしく、スピードが速く加速も大きいので、のんびりシャッターチャンスを狙っていると必ず遅れる。日本にはこんなに性能のいいバスはない。
4)以上の困難を乗り越えてバッチリ捉えたと思ったときに限って対向車が邪魔をする。
5)今回はとにかく時間がなく、気持ちがあせっていた。

というわけで、これはけっこう苦労して撮った一枚なのです。





さて、私に与えられた自由時間はわずか1時間!この間にいったいどの程度このトロリーバスを味わうことができるだろうか・・。
つづく!

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