或るScientistの徒然なるつぶやき

つれづれなるままに、日ぐらしPCに向かひて、心に移り行くよしなしごとを、blogに書きつくれば......

神舟6号の開発費用は誰が払ったのか

2005-10-19 08:12:59 | シャカイ

神舟6号の打ち上げ成功でいよいよ日本の宇宙開発との差が出てきてしまった。
(もちろん、方向性が異なっているので、単純には比較できないのだが。有人飛行に関しては日本の完敗)

産経新聞 日本遅れる“宇宙戦略” 統合政策が不可欠
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051019-00000000-san-soci

ところで、神舟6号の開発費用は誰が払ったのかなということで、いろいろ見ていると。

対中国ODAホントに必要!?浮いた金で宇宙開発… 軍備増強
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_10/t2005101401.html

中国が2度目の有人宇宙船「神舟6号」の打ち上げに成功したことで、総額3兆円という対中ODA(政府開発援助)の早期廃止を求める声が高まり始めた。GDP世界7位となり、日本の安全保障を脅かすほどの軍備増強を続け、アジア・アフリカ諸国への援助供与国でもある中国に対し、これ以上援助を続ける必要はないというのがその主たる理由だ。総選挙圧勝で政権基盤を強化した小泉純一郎首相は決断できるのか。 

日本のODAは、3兆円もあるらしい。ODAは直接、軍備や宇宙開発に使われているわけではないが、ODAを使って浮いたお金を中国は自由に使えるわけだ。
で、神舟6号はいくらかというと。

神舟6号にかかったコストは9億人民元
http://www.explore.ne.jp/news/article.php3?n=1456

国務院が17日に行った記者会見で、中国載人航天工程弁公室の唐賢明主任が明らかにしたところ、今回の神舟6号プロジェクトにかかった費用は9億人民元(約1.1億米ドル)で、すべて政府が出資したとのことだ。また新華社は以前、すべての神舟プロジェクトにかかった費用を23億米ドルとし、アメリカのNASAが2005年に計上している予算160米ドルと比較しても、開発費用の安さを強調している。現在、中国が長征ロケットで打ち上げた人工衛星の数は50個にのぼる

今回の神舟6号プロジェクトにかかった費用
9億人民元(約1.1億米ドル)=126億円
神舟プロジェクトにかかった費用 23億米ドル=2645億円

つまり、日本の税金の一部でで作られていると考えてもおかしくはない。
そして余ったお金は、周辺地域(昔他国だったところ)の弾圧や同化のための鉄道建設なんかに使われているのか。。。。

ZAKZAKの上で紹介した記事にもうひとつ気になるになることが書いてある。
対中国ODAホントに必要!?浮いた金で宇宙開発… 軍備増強
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_10/t2005101401.html

「これまで中国との外交的窓口は、日中国交正常化を成し遂げた田中角栄元首相の流れをくむ旧橋本派議員が長く牛耳ってきたが、首相が徹底的な『旧橋本派潰し』を断行したことで、このルートはほぼ断ち切られた。いまこそ対中ODAを見直すチャンスといえる」

あの悪人面のポマードのひと、ほんとに害のある人だったんだな。。。。

すぐに、中国向けのODAをやめて、全額、日本の科学技術関係の予算に投入すればいいのに。日本の宇宙開発なんて予算が少なすぎて今後やっていけないと思うし。

こんなのじゃ税金の無駄遣いだよな。ぜんぜん、日本に還元されてない。