或るScientistの徒然なるつぶやき

つれづれなるままに、日ぐらしPCに向かひて、心に移り行くよしなしごとを、blogに書きつくれば......

3/16 15:50までの福島第一原子力発電所正門での放射線量をグラフ化

2011-03-16 20:55:04 | 科学
記事の数が増えて、情報がたどりにくくなるのはよくないので放射線量のグラフに関しては、下記のリンクの記事に集約することにします。あたらしい情報はこちらを見てください。
http://blog.goo.ne.jp/t7o7k/e/7f3a0acdc14b8e182fc086919121dd0b


東京電力のプレスリリースで公表されている、福島第一原子力発電所の正門での放射線量のここ最近の測定結果(3/16 15:50まで)をグラフにしてみました。
昨日、作ったグラフの続きです。

プレスリリースのデーターは単位がμSv(マイクロシーベルト)だったので、法的な基準値などとの比較を容易にするためにmSv(ミリシーベルト)になおしてあります。


(上のサムネイル画像をクリックするとグラフが表示されます。)

グラフの中に引いてあるのは、人体に対する放射線の影響の目安ということで「胃のX線撮影(4 mSv)」と「X線CTによる撮像(7~20 mSv)」の値です。何回かの爆発などで、瞬間的に数値が上昇していますが、それでも短時間であれば問題が出ない値のようです。

また「距離が離れると放射線量はどれだけ小さくなるのか」に書いたように、距離が離れるとこの値は急激に小さくなりますので、避難勧告が出ている範囲から外れた場所では影響はまったくないと考えてよさそうです。

**参考にした資料**
東京電力のプレスリリースはここ。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/

人体に対する放射線の影響についてはWikipediaの記載事項を参考にしてます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%AB%E6%9B%9D

距離が離れると放射線量はどれだけ小さくなるのか

2011-03-16 12:40:36 | 科学
距離が離れるとどれだけ、放射線量が下がる落ちるのかを示すために、観測点の位置関係と線量を示した図を作ってみました。

放射線の量の単位は法的な基準値などとの比較を容易にするために、すべてmSv(ミリシーベルト)になおしてあります。
宮城県の女川原子力発電所と茨城県の三菱原燃がインターネットで提供してくださっている計測値はGy(グレイ)という単位なので、すべてシーベルトに換算してあります。(荷重係数はひとまず1で換算してありますが、これを20にしても20倍になるだけです。)

グラフの中に人体に対する放射線の影響の目安ということで「胃のX線撮影(4 mSv)」と「X線CTによる撮像(7~20 mSv)」の値を横棒線で示しています。

女川原子力発電所のグラフは500300倍の拡大表示、茨城の三菱原燃のグラフは30005000倍の拡大表示ですので、いかに小さな値かがわかっていただけるかと思います。


(上のサムネイル画像をクリックするとグラフが表示されます。)

**参考にした資料**
東京電力のプレスリリース。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/

東北電力女川原子力発電所のモニタリングポストの計測値
http://www.tohoku-epco.co.jp/electr/genshi/onagawa/mp.html

三菱原子燃料株式会社のモニタリングポストの計測値
http://www.mnf.co.jp/

放射線の量を表す単位Sv(シーベルト)とGy(グレイ)の単位換算に関してはWikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88

3/15 午後11:35までの福島第一原子力発電所正門での放射線量をグラフ化してみました

2011-03-16 08:26:45 | 科学
記事の数が増えて、情報がたどりにくくなるのはよくないので放射線量のグラフに関しては、下記のリンクの記事に集約することにします。あたらしい情報はこちらを見てください。
http://blog.goo.ne.jp/t7o7k/e/7f3a0acdc14b8e182fc086919121dd0b


東京電力のプレスリリースにある、福島第一原子力発電所での放射線量のここ最近の測定結果(3/15 午後11:35まで)をグラフにしてみました。
昨日、作ったグラフの続きです。

プレスリリースのデーターは単位がμSv(マイクロシーベルト)だったので、法的な基準値などとの比較を容易にするためにmSv(ミリシーベルト)になおしてあります。


(上のサムネイル画像をクリックするとグラフが表示されます。)

グラフの中に引いてあるのは、人体に対する放射線の影響の目安ということで「胃のX線撮影(4 mSv)」と「X線CTによる撮像(7~20 mSv)」の値です。短時間であれば、問題が出ない値ではないかと思います。

しかし、おそらく、このデーターを取得されている方は、長時間この環境にいらっしゃるわけですし、もっと原子炉に近い場所で作業されている方は言うまでもありません。
私にできることは応援するくらいしかないのですが、現場で作業をされている皆様を応援してます。

**参考にした資料**
東京電力のプレスリリースはここ。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/

人体に対する放射線の影響についてはWikipediaの記載事項を参考にしてます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%AB%E6%9B%9D

3/15 午後4:30までの福島第一原子力発電所正門での放射線量をグラフ化してみました。

2011-03-15 21:32:42 | 科学
記事の数が増えて、情報がたどりにくくなるのはよくないので放射線量のグラフに関しては、下記のリンクの記事に集約することにします。あたらしい情報はこちらを見てください。
http://blog.goo.ne.jp/t7o7k/e/7f3a0acdc14b8e182fc086919121dd0b

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東京電力のプレスリリースにある、福島第二原子力発電所福島第一原子力発電所での放射線量のここ最近の測定結果(3/15 午後4:30まで)をグラフにしてみました。
(昨日、書いたときに、肝心の発電所の名前を間違ってました。もちろん「第二」ではなくて「第一」です。申し訳ない。)

プレスリリースのデーターは単位がμSv(マイクロシーベルト)だったので、mSv(ミリシーベルト)になおしてあります。


(上のサムネイル画像をクリックするとグラフが表示されます。)

グラフの中に引いてあるのは、人体に対する放射線の影響の目安ということで「胃のX線撮影」と「X線CTによる撮像」の値です。
短時間であれば、問題が出ない値ではないかと思います。
しかし、おそらく、このデーターを取得されている方は、長時間この環境にいらっしゃるわけですし、もっと原子炉に近い場所で作業されている方は言うまでもありません。
私にできることは応援するくらいしかないのですが、現場で作業をされている皆様を応援してます。

**参考にした資料**
プレスリリースはここ。
プレスリリースのPDFから直接データーがコピーできなかったのでOCRを使ってやったのでちょっと苦労した。
ぜひ、PDFのパスワードの保護を外してもらいたいです。外してあれば、すぐにグラフ化できるので。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/

人体に対する放射線の影響についてはWikipediaの記載事項を参考にしてます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%AB%E6%9B%9D

放射線、被曝に関するメモ

2011-03-15 13:49:56 | 科学
さっき書いたブログの内容だけだと、不安になる人が出るかもしれないので、線量の放射線の人体への影響がどのくらいなのかの情報を検索してみた。

単位はミリシーベルト (mSv)
-------------------
4 胃のX線撮影。
7 - 20 X線CTによる撮像。
250 白血球の減少。(一度にまとめて受けた場合、以下同じ)
500 リンパ球の減少。
1,000 急性放射線障害。悪心(吐き気)、嘔吐など。水晶体混濁。
2,000 出血、脱毛など。5%の人が死亡する。
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法律が一般人の許容線量としている1mSv(/年)は、人体にまったく影響が出ないようにと考えて決められた値。

福島の原子力発電所内での報道されている最高値は400mSv/h(ミリシーベルト毎時)なので、この値は人体に影響が出る値のようだ。ただし、離れた場所では拡散され薄まるため、この値よりはおそらくかなり低い値になる。
その場合は、X線CTの検査を受けた場合より低い値になるので、即座に健康に影響が出るということはなさそう。

もし放射性物質に汚染されたときの対処に関しては放医研のページに記載がある。
http://www.nirs.go.jp/index.shtml


**メモ(参考になりそうな値等を検索した)

放射線の人体への影響についてはこちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%AB%E6%9B%9D

Sv(シーベルト)とGy(グレイ)の換算についてはこちらを参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88

女川原子力発電所の放射線量の経時変化

2011-03-15 11:17:08 | 科学
記事の数が増えて、情報がたどりにくくなるのはよくないので放射線量のグラフに関しては、下記のリンクの記事に集約することにします。あたらしい情報はこちらを見てください。
http://blog.goo.ne.jp/t7o7k/e/7f3a0acdc14b8e182fc086919121dd0b

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たまたま、福島の原子力発電所での水素爆発があった辺りから、東北電力が公開している女川原子力発電所の放射線量の観測データーのグラフを保存してあったので、プロットしてみました。

ニュース等でも報道されていますが、女川原子力発電所は、安全に停止しているようですので、観測されたデーターは、福島の原子力発電所が放出した放射性物質を反映していると考えられます。

公開されているデーターにもかかわらず、まとめてここに置いておく意図は、東北電力のサイトでは長期にわたる経時変化が見えないことと、リアルタイムのデーターの公開をしてくださっている東北電力のサイトにアクセスが集中して負荷をかけたくないからです。
ちなみに、私は、X線等を使っている研究者ですが、放射性物質の管理や、原子力発電所の構造等に関しては素人同然ですので、ここに上げたグラフは、情報の提供だけが目的です。
ですが、一応、女川原子力発電所で観測されている線量はいまのところ減少傾向にあると言うことだけは書いておきたいと思います。


(上のサムネイル画像をクリックするとグラフが表示されます。)

東北電力の公開している物は微小な変化を見えやすくするためにY軸が対数プロットになっていますが、わかりやすいように線形のプロットになおしてあります。元の画像が荒いこと、対数プロットを線形プロットに直したのでデーター点の精度も荒いですが、時間変化を知る上で参考になります。

線量の単位はnGy/h(ナノグレイ毎時)で、μSv/h(マイクロシーベルト毎時)と比較するには単位換算が必要なので注意して下さい。
単位についてはここを参照してください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88

再利用する人がいるかもしれないので、抽出したデーターをcsv形式のテキストでおいておこうと思ったのですが、ここには、ファイルをアップロードする機能がないようです。。。。

**データーについて**
データーのもとは、東北電力のウェブサイトです。リアルタイムのデーターの公開をしてくださっている東北電力のサイトに負荷をかけたくないので、サイトへのリンクは書きません。アクセスは控えていただけると良いかと思います。
後日状況が落ち着いたら、リンクを記載しておきます。

画像からのデーターの抽出は、Engauge Digitizerというフリーウエアでやっています。
http://digitizer.sourceforge.net/