馬鹿バスケ

Brooklyn Comets(ABA)でのアシスタントコーチを終えて、今はNYでスタッツいじり。

Fireball Pro Game

2008年06月09日 | ストリートバスケに学ぶ
今日のNYの気温は35度。暑さで頭がおかしくなりそう。

近頃忙しさにかまけて生バスケ観戦から遠ざかっていたところ(反省)、Fordhamでコーチの勉強をしているダイスケ君に誘われて、Fireball Pro Gameという大会を見に行った。場所はBaruch Collegeで、家からバスで数分という近さだった。

この大会については、NY在住のバスケライター眞田薫さん(Hoop7月号)や、NYの日本人ボーラー栗原祐太君Bang Lee君によれば、多くのNBA選手が出ていて相当レベルが高いとのことだった。


(フリースローを打っているのはネッツのMarcus Williams、手前で背中を向けている21番は同じくネッツのSeam Williams、隣の7番が昨年栃木でプレイしていたFred Williams)

実際に見てみて、噂に違わぬレベルの高さだった。NBA選手以外にも海外やマイナーリーグでプレイしていた選手ばかり。

ネッツのMarcus Williamsはレベル一つ抜けていた感じ。まずガードと思えないくらい筋力が付いている上に、体のバランスが実によい。ピックアンドロールなんかを見ていると、ドリブルを加速しても体があまり上下しないし、顔も常に上に上がっているので周りが見えている。ドライブして相手が飛んできても、体を当てに行ってうまくファウルをもらってくる。おまけに緩急のつけ方もバツグン。パスのタイミング、正確さも見ていて思わず溜息がでるほど。

一方、Smush Parkerは「おや?」と思わず首をひねりたくなる感じ。プレイにキレがないうえに、最後追いつこうとする局面で致命的なターンオーバーを犯すなど、波乱の多かった昨年のシーズンをまだ引きずっているかのよう。Parkerをヤジる観客と、Parkerの妹など身内の人達が、試合中に観客席で口論になっていたのには笑った。

結局勝ったのはマイナー選手を中心としたチームで、Smush、Marcus、Seanの3NBA選手を擁するチームは負けてしまった。この日は、栃木でプレイしたFred Williamsの外角・ミドルシュートと、ABA Strong Islandなどで活躍したMiguel Millienのポストプレイが炸裂。特にMillienは、Sean Williamsのマッチアップに全くびびる様子も見せず、堂々と1オン1を挑み続け、しまいにはファウルアウトに追い込んでいた。NYには恐ろしいボーラーが沢山いるもんだ。


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