馬鹿バスケ

Brooklyn Comets(ABA)でのアシスタントコーチを終えて、今はNYでスタッツいじり。

雑誌"Hoop"掲載 - Kobe×LeBron

2010年01月17日 | 雑誌"Hoop"掲載
ちょっと遅くなりましたが、先月25日発売のHoop2月号にスタッツ分析を掲載させてもらってます。今回のHoopのテーマはKobeとLeBronの徹底比較。いろいろなWriterが違った角度から両者を比較する中で、小生はスタッツの観点からコメントさせてもらいました。場所は33ページ目の左端、倉石平氏(前日本代表ヘッドコーチ)の記事の間にひっそりと載っており、ちょっとわかり辛いですが、よろしかったらご覧ください。

今回の分析で意外だったのは、身長で5センチ低いKobeの方が、オフェンスリバウンド率が2%の僅差とはいえ高かったこと(12月5日時点)。ただその後のスタッツを見ると、両者のオフェンスリバウンド率に殆ど差が無くなって来ている。

ちなみに今回のHoop、Coach Dこと吉本泰輔氏による、好調サンズのピック&ロールの分析(64ページ)も必見です。

ここのところNFLが盛り上がってきている。昨日は小生が応援しているColtsと、Purdue出身のQB、Drew Brees率いるSaintsが共に勝利を収め、このまま両チームがスーパーボールで対戦してくれたら最高。

NFLの試合を見ながらふと考えていたのだけれど、スポーツにおいて、シーズンの試合数が少なくなればなるほど、相手チームの分析などの準備に費やす時間が反比例して増えるような気がする。もちろん単純に物理的に時間がある、ってこともあるけど。

例えばNFLってシーズン16試合しかない。ワンプレイでWRがルートを間違えるだけで、試合に負けたり、プレイオフを逃す可能性もある。そのために、選手とコーチ陣はビデオで相手チームのプレイを細かく分析して一週間を費やす。一方バスケはそこまで対戦相手の分析に力を使っているとは思えない。NBAでは、相手チームのフォーメーションや各選手の特徴をまとめたシートが配られても、読んでいない選手が多いとも聞いた。同じバスケでもこれが年間40試合程度のカレッジになると、対戦相手の分析にもっと力を注いでいるような気がする。各スポーツの、チームの運営予算に対する対戦相手スカウンティング経費の割合比較、なんてやってみたら面白いかも。

あと今月25日発売のHoopでも「深遠なるスタッツの世界(第12回)」など、書かせて頂いてますのでぜひご覧ください。


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