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闘う母の笑タイム

左乳房早期乳癌温存手術・リンパ浮腫・髄膜腫摘出手術・左乳房全切除手術経験。がんばろう~♪

考えさせられたこと

2007年01月13日 | 社会勉強(老い・福祉)
1月13日(土)

今朝も冷え込みました。
日光の山々も、いちだんと白くなっていました。



昨日は、いろいろなことを考えさせられました。



       <昨日のこと> 

午後からの仕事の為、午前中はに向かって…コメントの返事をアップしてました。
実家の父から携帯電話に連絡が入りました。

 母が調子悪いので今から病院に連れて行くという。
     動かせられない時は、救急車を頼んで連れていくつもり。

”救急車”と聞いてビックリしました。
ただごとじゃないと、直ぐに感じて急いで実家にかけつけました。
実家まで    15分。
ドキドキしながら…もう一人の自分が…落ち着け!落ち着け!
長い長い道程でした。

急いで母の寝てる部屋に入って・・・驚きました。
一週間前に見た元気な顔の母とは…別人のような…弱弱しい姿。

意識はあり会話も出来ますが…体が自力で動かせない寝たきり状態でした。
食欲も無くなり、何故か?体を動かそうとすると痛がってしまう…。
車に乗せることも…私達だけでは無理のようで・・・
結局”救急車”のお世話になりました。

父に救急車に乗ってもらって、
後から着替え等とりあえず必要な物を急いで持って搬送先の病院(かかりつけ)に行きました。

以前、脳梗塞をやっているので一通りの検査をして
担当の先生から、説明を受けました。

30代とおもわれるT先生です。
穏やかな話し方と、やさしく分かり易い説明で心落ち着きました。

・軽い脱水症状と軽度の肺炎を起こしている。
・体力低下の為、自分で体が動かせなくなっているのでリハビリをしていく。
・抗生剤で、体の中の菌を退治する。

1~2週間の入院で、様子をみていくことになった。


      もしも…の時はどうする? 

先生の説明の最後に、重要な選択があった!
”延命治療”について。
もし、急に心臓が止まったら…どうする?
高齢になると特に、少し前まで元気だったのに
急に心臓が止まってしまう…こともありえること。
現代の医療では、脳が死んだ状態でも機械によって
心臓を動かし続けることが出来ること。

本人にとって、どうすることがいいのか?
家族は、どう望んでいるのか?

丁寧に説明してくれました。

確かに今の状態では、急変するなんて考えられませんが…
もしも・・・の時は?
私達家族は、考えておかなければならないことなのでしょう

結局、脳死状態になったら…延命治療は望まない。
そんな意思表示を 父・兄・私でしてきました。
いつ、どんなことが起きるか誰にもわからない今、
元気な私達にも当てはまることなのです。

考えさせられました。


      楽しい会話! 

病室に移動して、私達家族もやっとホッとしました。
父を心配している母。
以前、脳梗塞を患っているので時々???会話になる母。
ちょっと面白い会話を公表します。(笑笑笑)

母:「3~4日で帰れるだろうから、それまで大丈夫?」
          ↑
   家に帰って、一人で過ごすことになる父を心配しています。

母:「大丈夫?火事にならないように気をつけて居るんだよ!」

父・私 大いに笑う笑う笑う

父:「今までもオレがやってたんだから、心配いらないよ!笑」

そうです!今までも父が家事をやっていたんですから…笑笑笑。



もうそろそろ帰ろうか…としている時
車を運転できる父が、救急車に同乗してきた為
私の車で父を実家まで送ることになった。

母:「二人乗せて行くのはたいへんだなぁ~」
         ↑
     私に向かって言いました

私:「???二人?おじちゃんの他にもう一人誰?」
母:「私だよ!」・・・まじめな顔で言う。

父と私・・・爆笑!

私:「ごめん!私の車は二人乗りなんだよ!だから、おばちゃんは乗せられないんだよ。」
   「救急車で運ばれて来た人は直ぐには帰れないんだよ」
母:「そうなんだ~・・・。」



何とも…楽しい会話でした。
自分が病人なのに…父の心配をするなんて…
長く一緒にいる夫婦だから出る言葉なのでしょう…。

ちょっと???会話あり!の母ですが…笑わせてもらった!
もしかしたら・・・私の笑いは・・・母譲り?

     



いろんなことを考えさせられた一日でした。



          
           「山茶花」