昨夜、自治会から「至急回覧」が届いた。
「お悔やみ」を知らせる通知だった。
名前を見て・・・驚いた!
近くに住む「Sさん(息子と同級生のお母さん)」でした。
「Sさん」は、私の発病より前から病院に通院していた。
私が紹介状を手に・・・初めて受診した日にもバッタリ遇っている。
あの時は「付き添いでしょ?」と、声掛けてきた。
健康診断で”要検査”となり自分自身の受診に来たことを話した。
「Sさん」は、検査入院を経て、通院して治療をしていることを話してくれた。
お互い共通の病気で、心の内を覘かせる会話が出来た。
「病気のことよりも、子供のことが頭を過る・・・」
「Sさん」の言葉が印象的だったのを覚えている。
「大丈夫だよ!」お互いがそう言いながら分かれた。
「Sさん」と最後の会話となってしまったのが・・・
昨年の秋。5年目検診の病院でした。
あの日・・・
「Sさん」が玄関から出る。私が入る。
足早に入ろうとした私を呼び止めて声かけてくれた。
髪の毛が短く、別人のような「Sさん」でした。
放射線・化学療法の治療をしていたが・・・
この日、”手術”を提案されたという。
長い通院にも、気持ち的に疲れているようだった。
同じ患者として、励ましあって別れた。
その後・・・どうなったか・・・
気がかりだったが、子供たちも成長して顔を合わせる機会もなく
昨夜の訃報となってしまった・・・。
同じ病院で、同じ病気で、同じ子供を持つ母親で・・・
何ともいえない、気持ちになる。
正直・・・ショック・・・
今夜、「お通夜」に出掛けて「Sさん」と心の会話をしてこよう。
「Sさん」のご冥福を心よりお祈りいたします。