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今日、私が、思うこと。【略して「キョウワタ」】

ハンパな知識でも、今日私が思ったことを、素直に書いてみます。

No.373 「ありがとう」が続々

2009年02月05日 13時10分31秒 | Weblog
先日クラス会の写真と名簿を先生と参加者全員に送った。
1ヶ月かかかってしまった・・・。

すると先生からすかさず電話がかかってきた。
「いいクラスだったんだな(笑)」
「おまえのおかげだ!ありがとう」

その後メールが続々と。
こんなに「ありがとう」をもらうと、きっともらいすぎだね。
そんなに感謝されるようなことをした覚えは無い。

私に幸せが集まっているみたいで、少しもったいない気がした。

No.372 先輩方の訃報によせて

2009年02月04日 23時15分19秒 | Weblog
立て続けに訃報が舞い込む。
OB会のメンバーのご両親が亡くなることは時折あるし、高年齢の方も多いので納得するが、本人が亡くなると考えてしまう。
今日の訃報も11歳上の先輩だ。
55歳か56歳。
昔ならいい歳だが今やバリバリの現役だ。
原因は分からないが、やっぱり考えさせられる。

サッカーなどのスポーツで「サドンデス(突然の死)」と言うルールがある。
考えてみたらすごいネーミングだが、どちらか最初に1点取ったほうが「勝ち」であり、その瞬間点を取られたチームは「突然死」する。

人生全体が「サドンデス」なのではないか?
中学2年生の同級生の突然死からそんな思いが心の奥底に出来ている。
2月22日は彼女の命日。
ちょうど日曜日なので、きれいな花を持って墓に行こう。
ちょうど30回忌になるのだろうか。

No.371  「自信」なんかいつだって無い

2009年02月03日 22時06分03秒 | Weblog
若い営業の指導をしている。
勝手に他の会社の営業を、だ。
変な話だが、成り行きでそうなったのだから仕方ない。

ファクスやメールや電話で時々「指導」する。
その子(ちょうど干支が2回り離れている)が質問攻めをする。
「こういう時どうすればいいんですかっ?」
自分の思ったことをこたえる。
でも世代が違うのか、説明が下手なのか、相手が理解力が無いのかわからないが噛み合わない時がある。
でもまぁ一生懸命こたえるしかない。

ただ困るのが
「自信がもてないがそうすればよいか?」
というのが一番困る。
社会人を20年以上やっているが、自信を持って仕事したことは記憶に無い。
いつもお客さんにちゃぶ台をひっくり返されるのではないか?と冷や冷やしながら仕事している。
でも姿勢だけは「一生懸命」だ。
それしかできないからね。

でも「自信」持ちたいな・・・とは思う今日この頃。

No.370 「象の墓場」構想

2009年02月02日 21時59分28秒 | Weblog
ジャングルに住む象は自分の死期を悟ると、ひとり群れを離れ「墓場」へ行き横たわる・・・と言う話を聞いたことがある。
そこは人間にとってはパラダイスで「象牙とり放題」にもなっていたらしい。

昔聞いた話だが、ずっと心に巣食っている。

人間もそんな願望が無いだろうか?
自分の足で、自分の死に場所まで行き、自分のタイミングで永遠の眠りにつく。

この話題はずっと書こうとしていたのだが、今晩NHKの番組が背中を押した。

千葉県に住む男性が筋ジストロフィー(だったと思う)で20年間苦しんでいる。
元気だった頃は警察官でとても慕われていたそうだ。
それが49歳のときに突然病魔が襲った。
(この年齢にもドキリとさせられた)
それからこの病気は少しずつこの男性の筋力を奪い、呼吸が出来なくなり、ものが食べられなくなり、手足が動かなくなり、言葉が出なくなり、・・・ついにはすべての筋肉が右頬の一部と両まぶたを除いて動かなくなった。

発病当初は前向きだったその男性もこの経過に死生観が変わっていく。

悩んだ挙句に彼が選んだのは「自分が意思表示できなくなった時点で人工呼吸器を外して欲しい」ということだった。
残された右頬でPCを操りA4 9枚の嘆願書を病院にあげたのだった。

それを病院の倫理委員会が1年かけて審議し、最終的に「倫理的に問題なし」という答申を院長にあげた。
もちろん家族全員が同意している。

ところが病院長は「法的に困難」として保留した。

まさに「象の墓場」。
人間にもその自由を残しておいてほしい。
管だらけになって生き延びることを神は望んでいるのだろうか?
家族は望んでいるのだろうか?

三島由紀夫は「野垂れ死にするのが心の底から怖い」と言い、夭折の美学を説き本当に自殺してしまった。
これからの超高齢化社会。
この問題は避けては通れない。

No.369 『電通鬼十則』

2009年02月01日 19時46分23秒 | Weblog
広告業界に突出したナンバーワンの会社がある。
株式会社電通。
変な名前だが、業界で知らない人はいない。

その中興の祖と言われる四代目社長吉田秀雄が残した「訓示」がある。
それが『電通鬼十則』だ。

電通マンが守るべき発想と行動の指針を簡潔な言葉で表現している。
著者植田正也氏はこれを全ての広告マンから全てのビジネスマンに向けて発信しようとしている。

1)仕事は自ら「創る」べきで与えられるべきではない

2)仕事とは先手先手と「働き掛け」ていくことで受け身でやるものではない

3)「大きな仕事」と取り組め 小さな仕事は己を小さくする

4)「難しい仕事」を狙え そして之を成し遂げる所に進歩がある

5)取り組んだら「放すな」殺されても放すな 目的完遂までは

6)周囲を「引き摺り廻せ」 引き摺るのと引き摺られるのとでは永い間に天地のひらきが出来る

7)「計画」を持て 長期の計画を持って居れば忍耐と工夫とそして正しい努力と希望が生れる

8)「自信」を持て 自信がないから君の仕事には迫力も粘りもそして厚みすらがない

9)頭は常に「全廻転」 八方に気を配って一分の隙もあってはならぬ サービスとはそのようなものだ

10)「摩擦を怖れるな」 摩擦は進歩の母 積極の肥料だ でないと君は卑屈未練になる


まさに体育会系のワードの連発である。
激動の昭和20年代から30年代を駆け抜けた吉田氏の思いが溢れている。
彼はその行動と活躍から自他共に「広告の鬼」と呼ばれていた。
言葉も熱いわけである。

今思い出せば私の結婚式の乾杯のスピーチに立った上司が上記「9」のことを言っていた。
彼は今電通のライバル会社の社長をしている。

やはり思いを共有するところがあったに違いない。

私も改めて鬼の言葉をいただき身の引き締まる思いがする。

これをこのまま明日からの自分の仕事に取り入れよう。
そして自分の変化を楽しみたい。

最後に著者が読書について触れている。
全く同感なので転載する。


本を読むことは、人間の脳のビタミン剤である。
私は、本を読むことが趣味と言う人を信用しない。
読書は、趣味ではない。
人間に必須のビタミン剤なのだ。
それに、本は知識と情報の宝庫である。
読む本の量とスケールで、その人の器が決まって来る。
しかも、時空を越えて、著者に会える。
何のアポも了解もなく、勝手に著者に会えるのだ。
こんな贅沢は、他に類がない。
これまではいざ知らず、これからは、本を読まないビジネスマンはビジネスマンの資格がない。
サラリーマンなら通用するかもしれないが、ビジネスマンの実力を保つことは、本を読まないと不可能になる。


耳が痛い言葉だが真正面から受け止めて、より良き読書にいそしみたい。