皆さんこんばんは!
今日は何やら思案顔のこーじです
さて…こーじは寝る前には読書をするのですが…
今日は茶人の逸話のお話です
題して…『茶碗を砕く』
ある日のこと、伊達政宗が名物の茶碗で茶を飲んでいた
その茶碗は、日ごろ政宗が愛玩していた物で、近習の者にも、
かしましく言って大切に扱うていた物であった。
政宗は茶を飲み終わって、その茶碗を愛撫しているうちに、
どうしたはずみか、手がすべってふと取り落としそうになったので、
ハッと驚いた瞬間、政宗はつねに自分の信条としている「不驚」が、
茶碗一個のために、ムザと破れたことに気づいた。
「さても残念千万。我平生は申すに及ばず、いかなる戦場にても、
ものに驚くことがなかったのに、この四寸にすぎない茶碗が、
値千貫というに心を奪われ、不覚にも打ち驚いたのは心外至極。
所詮はこの茶碗があるがため…」
と言いざま、茶碗を取って、庭の沓脱石に投げつけたので、
さしもの名茶碗も微塵となって四散した。
「一剣天によって春風を斬る。一碗地に砕けて迷夢を断ず」
いかにも政宗らしい話である。
「茶人の言葉」井口海仙 著
………こーじは「will君」を溺愛しすぎましたか………
反省が必要ですね
(でも、庭には投げない予定です)
今日は何やら思案顔のこーじです
さて…こーじは寝る前には読書をするのですが…
今日は茶人の逸話のお話です
題して…『茶碗を砕く』
ある日のこと、伊達政宗が名物の茶碗で茶を飲んでいた
その茶碗は、日ごろ政宗が愛玩していた物で、近習の者にも、
かしましく言って大切に扱うていた物であった。
政宗は茶を飲み終わって、その茶碗を愛撫しているうちに、
どうしたはずみか、手がすべってふと取り落としそうになったので、
ハッと驚いた瞬間、政宗はつねに自分の信条としている「不驚」が、
茶碗一個のために、ムザと破れたことに気づいた。
「さても残念千万。我平生は申すに及ばず、いかなる戦場にても、
ものに驚くことがなかったのに、この四寸にすぎない茶碗が、
値千貫というに心を奪われ、不覚にも打ち驚いたのは心外至極。
所詮はこの茶碗があるがため…」
と言いざま、茶碗を取って、庭の沓脱石に投げつけたので、
さしもの名茶碗も微塵となって四散した。
「一剣天によって春風を斬る。一碗地に砕けて迷夢を断ず」
いかにも政宗らしい話である。
「茶人の言葉」井口海仙 著
………こーじは「will君」を溺愛しすぎましたか………
反省が必要ですね
(でも、庭には投げない予定です)