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花鳥風月∞日々あれ是日記

初能楽鑑賞

2009年04月04日 | 音楽
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ag:app.blog.ocn.ne.jp,2003:photo-21466172

豊田コンサートホールのある建物に能楽堂もあって、興味津津行ってみた。

前から興味はあったんだけど、なんにも知識もなくチケット購入してからサライが

たまたま特集やってたので、せっせと予習して準備万端。

やっぱり、いつもと雰囲気違うもんで、お客さんも年配者の人、着物着たその関係?の人

がほとんど、私みたいな物見遊山な人がちょろちょろ。

狂言・能ともに観てただけじゃセリフさっぱり分かんないだろうと、開演までプログラムの

あらすじしっかり叩き込んで、いざ出陣!

狂言(大蔵流)は「腰折」修行積んだ山伏が、法力で老人の曲がった腰を伸ばそうと

三人の狂言者が面白おかしく演じる。

単純明快な話と演技に笑えました。面白い。分かりやすさが狂言なんだね。

能(観世流)は「桜川」貧しさから自ら身売りした子を探し尋ね再開する物語。

セリフはちっとも分からなかったけれど、ストーリー叩き込んであったので

演技や所作で十分泣かせてくれる物語なのが分かる。

桜子役の小学生くらいの杏海ちゃんって子が、舞台の上で片膝付いて、

最初から最後まで1時間くらい脇でジッとしているのが辛そうで、お客さんも気にしてる。

時々足の位置変えたりして。けな気だねぇ。

最後立ち上がる時、ワキ役演者が(おじいちゃんかな)手を添えるようにしてたのが

ほほ笑ましかった。がんばってね。

日本の様式美の集大成みたいな能の世界。

今回の演目は特に動きが少ないみたいで、ほとんどスローモーションの動きばかり。

特に中ほどの単調な演技には、どうにも辛抱しても睡魔が襲って大変だったわ~・・。

でも、能楽堂にながれる空気みたいなのは、私はたっぷり堪能しましたよ。

私、嫌いじゃない世界。

ちょっと、ハマってもいいなぁ。