ずらぁ~~っと最近読んだ本、そしてTIMEの記事、最後はいつもおなじみのTIMEのコラムニストの出版した最新本をUPしてみました。
翻訳の6回中5回目のNYTの抜粋の記事(『ユーロ圏内での失業率の推移について』)は、おおまかなラフで訳出ができました。
今回はかなり早めに仕上がったのですが、どうしても読みとれない部分がいくつかある。
ここがきっといわゆる「地雷」なのですねぇ(しみじみ)。
推測なんですが、通常の方とは別の考えで訳している自分がいます。
なぜそんな風に思うのかと云えば、意識して冷静に自分の立ち位置を見てるからかな?
マスターコースはかなり高いです(きっぱり)。
一回の添削指導料は現在のコースで1回につき1万円以上かかります。
こんな高い添削料金ってまぁ、他にないでしょう?
じゃぁ、この底流に流れてるもんってなんやろ?と考えてみると・・・・。
方法論を教えてもらってるんだな、と思い当たります。
あえて迂回路をとおる勇気が必要かもしれない。
単純で誰よりも早い方法は、実はないのかも??
そういう堂々巡りを何年かしてみてようやくたどり着くのでしょう。
そのあとに、やっとこさというか、
見えるか見えないかわかんない「センス」みたいなもんが結晶として残る。
それからどうやって合格基準点に達する訳文に仕上げるのか。
まぁ、息の長い仕事なんだろうと結論付けてます。
なのでこのコースで学ぶのも誰も懇切丁寧に教えてはくれないという、
一見不親切にみえる方法です。
でも、ここがプロになるために越えねばならない関所みたいなもんかな。
大切なことは、自分で探し求めて獲得せねばならないということかと。
大学入試の塾での仕事のように、懇切丁寧に教えてくれることを望んだらアカン。
地中に深く埋まっている原石をまず探しにいくようなモンかもしれません。
でも、それから研磨しないと宝石にならない。
短気な人には不向きな職種だと思ったりします。
ということで、興味のある翻訳者の仕事、
つまり翻訳作品を続けて読んでみるのもいいかも?と思いました。
私は吉田利子さんという翻訳者の方に注目。
旧・東京教育大、現・筑波大学卒の元・公務員だった女性です。
世間を大いに騒がせた女優、アンジェリーナ・ジョリーが脇役にもかかわらず
鬼気迫る演技で有名になった映画、『17歳のカルテ』、原作『思春期病棟の少女たち』も
彼女の翻訳で出版されています。
ご存知の方、多いのでは?
彼女の翻訳作品を3冊ほど読んでみて、感想というか『ほぉ~~』と思うところもありました。
やはり集中的にプロがどんな仕事をしているか、目の当たりにするのは大切ですね。
でも、つくづく思い知らさせるのは、「めちゃくちゃ根気がいるやんな」という一言。
そりゃぁ、粘着気質のタマモノという以外に言葉が見つかりません。
すごいわぁ~~~。
TIMEのお気に入りのコラム、'Health & Science'のライターであるAlice Parkが出した最新本を珍しく読もうと思い立ち、海外から取り寄せました。
やっぱり日本語の本も、原文もどちらも読まないと私の脳みその「車」は前に進んでくれそうもないです。
気持ちの中で一つ、大きく確かになっていることがあります。
それは年齢的にいつ余命宣告が姉のように来るかもしれない「お年頃」になってきたということ。
他人事だと思っていたのですが、身近にそういう事実を突きつけられると
やはり考えておかねばと思えるようになりました。
それはこれから自分が何かを始めるなら、やはり社会が良くなるために僅かばかりでも
お役にたてることをしつつ、お金ももらうことにしたいなということ。
自分の利益ばかりじゃなくて、かといってボランティアだけでもダメだな、と
そんな風に考えています。
『幸せがこわれるとき』'Undercurrents’の作者、マーサ・マニングが巻末近くでこう独白しています:
「一生懸命築いたお城が壊れてしまったとき、
もう何も残されていない気がした。
一生懸命に努力して人生の基盤を造った。
一生懸命にせわしく働き続け、いつも一時にふたつ以上のことを成し遂げようとしてきた。
大学に通いながら結婚し、博士課程で勉強しながら出産し、
履歴に箔をつけようというだけの目的でハーバードで研修するために、
夫と幼児とともに500マイルも引っ越した。
業績が幸せへの近道であり、有能でさえあればまちがいなく満足していられると思っていた。
勤勉と努力で記念碑をつくりあげた。だが、それが砂のお城にすぎないとは思ってもみなかった。」243-244ページ抜粋
彼女ほどのガンバリはしてこなかったけど、似たような心象傾向をもつ私にも
重なる部分があるなぁと思った。
どんなに努力して勤勉を長年続けても、心のきしみにセラピストとして見ないふりをしてきたのはやはり痛かったなぁ、と思ったりする。
こういう部分も人間相手の仕事のはまりやすい穴なんだと思う。
思う通りにならないから楽しいんだ、と簡単に言えないくらい人生は重いもんなんだ。
ネットで原作者の彼女の画像を見つつ考えました。
最後は自分がそれまで築いた人々の縁がセーフティー・ネットになるのだなぁって。
こればっかりは、見返りを期待していたのでは絶対に築けないもんです!
大事にしよう、としみじみ思いました。
↓
やはり社会が良くなるために僅かばかりでも
お役にたてることをしつつ、お金ももらうことにしたいなということ。
自分の利益ばかりじゃなくて、かといってボランティアだけでもダメだな、と
ボランティアね。。。
私もあかんかも。
わずかながらでもお金もらわんと無理(汗)
うちにボランティア来てほしいわっていう環境と心境だからか(汗)
シルフさんほど、根気がないのもあるけど、
この年齢で何か初めて、お金になるような職業に付けるのかという気持ちで、結局ダダ流れしてるわ。。
僕ちゃんのこともあるから、どうも何事にも責任が持てないしね。。。ボランティアさえも。。単なるストレスになりかねない(汗)
はあ。。。。。でも翻訳講座とかいろいろみたり、
今回、「英語のセンスを磨く」て本やりはじめてわかったのは、
ますます「文芸翻訳はいやや」ってことと、
ますます、
翻訳って大変すぎると思ったことやな。。。(汗)
シルフさんを尊敬するわ。。。
今日は僕ちゃんの定期通院でした。。は~しんど。
いや~、日曜日朝日の別紙に講談社からインドへ派遣された40代後半の男性のインド版『巨人の星』担当者の話、読みました、マダム?
新潮社→フランス、岩波書店→ドイツ、講談社→ブラジルっての(汗)。
社風のことを指してるんだけど、彼の現在の立ち位置もインドってことでブラジルと被るもんがあるらしい。
文芸翻訳って聞いて、真っ先にそれが頭に浮かびました。
翻訳の数で言うなら、文芸翻訳者は少数精鋭ワールドらしいです。
昔からのご意見番が群雄割拠という状態で、新人さんは中々入り込めないというか、
多くは要らないっぽい感じがします。
その中に割って入ろうとするなら、うぅぅぅ~む、かなりの修行と背景知識&翻訳量がいるんとちがうやろか?
私なんて、ハナからムリやな・・・と思ってましたもん。
というのも、現在の課題を今日、再度読み直してみたのです。
一体何回読んでるだろう??もう50回は読み直してるかも。
でも、やっぱりヘン。
そういう箇所がきちんと正確に訳せてない部分だろうなぁと思ってるの。
昨日も月1回配布されてくるアメリアからの過去の医学論文のトライアルだった課題とその講評を見てました。
英日だったんだけど、まぁ、痒いところに手が届かないっての?
だってね、incurableは「難治性の」と訳しませんか?
でも、「不応性の」と訳しましょうと書いてあったりする。
?????→なんでやねん!と独りボケ&つっこみ状態な訳です。
こういうのがうんざりしたり、イライラしたりするタイプの人は続かないやろなぁ、と薄ぼんやりと思ってる私(苦笑)。
あ・うんの呼吸ってヤツかな?
解決策はただ一つ→「つべこべいう暇があるなら、片っぱしから訳してみろ」なんでしょうね。
私はまだそこまで欲がないんですわ(涙)。