「今はまだ現地にボランティアは行かないで下さい」
と私が仕分けボランティアに行った時に、主催者の方が、口をすっぱくするように、その場に来ていた仕分けボランティアの皆さんに言っていました。
現地に行った方が私達にお話しました。
「今はまだ、行方不明者が一杯で、瓦礫を撤去したら、遺体が出てくる。しかも、原型ではなく、パーツごとに出てくる」と。
前にニュースで自衛隊の人が「遺体を見て、夢にまで出てくる」と不調を訴えた事をつたえておりました。
そして、危ないのだろうそうです。一昨日も、最大の余震が起きました。それまでにも余震はなんと30分に1回くらいできているそうです。
そんな中に、ボランティア活動は大変危険です。
しかも、釘とは出ていて、足等に怪我をする。自衛隊の方でも、それで破傷風の疑いが出た・・・という事です。
確かに、「押しかけボランティア」は問題になっています。
でも、全員が全員、そうでしょうか?
日本人が全員そうですか?
と私は言いたい。
でも、もし、現地へと行きかい方は
ボランティア関連のHPを見たら書いてあることですが、
◎全衣食住・移動手段(ガソリン)は確保。
現地の折角来た救援物資を貰うのですか?
外でテントを張って寝るのを覚悟。でも、現地は寒いです。
車を持っている方は車で就寝できますが。
被災地はガソリンも不足気味。行ったら帰れないかもしれませんよ? タイヤがパンクした時、換えのタイヤが必要。
JAFを呼ぶんですか?
◎風呂へは入れないのを覚悟で
被災地の方々は今もなおをお風呂にはいっていない方がいます。
風呂にはいっているのは、恵まれている人達です。
行ったら帰ってくるまで風呂には入れない事を覚悟
◎現地は悪臭が漂ってます
津波により、ありとあらゆるものが、ごちゃまでになってます。ヘドロなんかも あたりに広がってます。悪臭がすごいです。しかも今はまだ現地は寒いです。
これが、暖かくなってくると悪臭がもっとひどくなる事を覚悟
マスクは必需品
下記、
ボランティアに関する記事です。
「ボランティアは押し掛けていい」
ニューズウィーク日本版 4月5日(火)13時14分配信
今たくさん来られても困る──東日本大震災後にそんな「ボランティア迷惑論」が広がっているが、本当にそうなのか
被災者のために何かしたいが、何をしたらいいのか分からない──東日本大地震から3週間以上が経つなか、こうした「善意のやり場に困った人」の話をよく耳にする。震災直後からひとり歩きし始めた「迷惑ボランティア」という言葉が、被災地に行って力になりたいという人を躊躇させているのだ。
実際のところ、今ボランティアが押し寄せたら、被災者にとって本当に迷惑なのか。関西学院大学災害復興制度研究所長の室崎益輝教授に、本誌・小暮聡子が聞いた。
* * * * *
──ボランティアを自粛する動きがあるが、実際のところ人数は足りているのか。
今回の被災地は阪神淡路大震災の何倍もの範囲に及ぶので、何倍ものボランティアが必要だ。にもかかわらず、ボランティアが集まってくるペースは阪神のときと同じか、もっと遅い。ここ数日で状況は少しずつ変わってきているが、私の計算では1日2万人くらい集まるべきところが、1000~2000人レベルにとどまっている。
受け入れ態勢が出来ていないとか、準備不足で行くと現地に迷惑がかかるという声が流布されたことで、ボランティアの動きにブレーキがかかっている。
──「迷惑ボランティア」という言葉もあるが。
阪神淡路大震災のときはボランティアが大勢来たが、被災者はちっとも邪魔とは思わなかったはずだ。迷惑に思っていたとすれば、登録したり名簿を作ったりするのに、一度に来られたら対応しきれないという行政だろう。
今回、ボランティアを自粛させている1つの原因は、地元のボランティアセンター自体が被災したため、ボランティアを受け入れる機能を失っていること。受け入れ態勢が出来ていないので、少し待ってくださいということになる。
被災者は来てほしいと思っている。家には物もないし、人も来ない。本来ボランティアというのは被災者の方を向いて、被災者の声に耳を傾けて、現状をどう改善するのかを考えなければいけない。なのに、阪神淡路大震災のときにはこうだったとか、過去の「マニュアル」に従ってしまっている。
ボランティアが100人いれば、なかには迷惑をかける人もいるだろう。でも、みんな迷惑をかけに行っているわけではなく、助けようと思って行っている。迷惑をかけたら、ちょっと注意すれば済む話。なのにボランティアに注文ばかりをつけて、ハードルを上げてしまっている。最も重要なのは被災者の立場に立って、被災者を助けようという心がけだ。
──ボランティアの主要な受け皿とされる被災地の社会福祉協議会は、募集範囲を「県内(市内)のボランティアに限る」としているところが多い。
極端な話、それは被災者を見殺しにしようとする行為に等しい。それでボランティアの足が止まるのだから。
NPOなどは行政のボランティアセンターを当てにせず、自分たちでボランティアの受け入れ体制を作ろうという方針に変えた。ボランティアセンターが募集を制限する理由の1つは、泊まる場所がないからだが、NPOの中にはテントを張ったりプレハブを建てるところもあるし、被災地から少し外れれば民宿もある。
実際はガソリンも普及し始めているし、県外の人を断る必要はない。県内では中高生までが必死で働いているが、もうみんな疲れてきている。早く外からも行って励まし、助けてあげなければいけない。
──ほとんどの社会福祉協議会が受け入れを制限しているが、被災者側のニーズはもっとあるということか。
ニーズは歩いて探しに行かなければいけない。浸水した家の2階の電気もない場所に数家族が身を寄せ合っていて、水も食料もないと悲鳴を上げているのに、ニーズがないなんてことはあり得ない。泥にまみれた家が何万棟とあるなか、泥が固まる前に誰がかき出すのか。
今ボランティアに行くと迷惑をかけるという世論が、どういうわけか出来上がってしまった。それを変えるのはとても大変だ。
ボランティアは押しかけていい。迷惑をかけてもいい。迷惑かけた分の何倍もいいことをしてくればいい。来てくれただけで、本当に喜ばれるのだから。
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