拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

震えるタイプ

2019年08月27日 | 一撮レポート

  先週、我がスイスのバーゼルという街(ローザンヌから電車で2時間)でなんとバトミントン・ワールドカップが行なわれた。

  週末の準決勝、決勝は入場料も高いだろうし…ということで、木曜日に見に行ってきた。

  チャンピオンになった桃田賢斗も見たし、女子シングル2位奥原希望も見たし、女子ダブルスで優勝した松本・永原組の試合も見ることができた。

  ただ、今回是非見たかった女子シングルの世界ランキング一位の山口茜さんが最初の試合で敗退したとのことで、その点はガッカリした。

  それとちょっと驚いた、というかちょっとガッカリしたことに、入場の際、カバンをチェックされ、カメラを持っていたが、

  カメラを持って入場『できません!』と言われ外に設置されたロッカーに置いていかなければならなかった。

  この春にあったSwiss OpenのときはカメラOKだったのに…、やはりWorld Cupだからだろうか??

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                     携帯はOKのようで、この日唯一の写真…まさに一撮。

  桃田賢斗選手とインド人選手の対決で、背が高く手足が長くどうみても理想的な体格と技のありそうなインド人選手が強そうなのであるが、

  メンタルと試合の読みの速さ+深さそれとサウスポー…etc、で桃田選手は楽勝した。

  しかし、インド人選手は近い将来チャンピオンの位に定居するだろう。

 

  ところで、入場切符を買う際の話であるが・・・

  とにかくオーガナイズが悪い点として、前日の夜にネットでチケットを買おうとしたがホームページ全体はドイツ語、フランス語、英語の選択があるのに、

  いざチケット販売の場面になるとドイツ語のみって…なに?、それでもGoogle翻訳を駆使してなんとクレジットカード決済まで行ったものの、そこでエラー…となり諦めた。

  それで当日販売の窓口で買うことにしたのだけれど、会場のオープン11時になっても窓口が開かず、40分してようやく販売が始まった、

  という体たらく、なんとかしろ…と言いたい。(試合はすでにはじまっているのに)チケット販売窓口で並んで待っている時のこと。

  二人ずつ一列に並んでいる列は、案外すいてきれいな列になっていた。そこで、ボクは水色の派でなシャツを着たスペイン人の男二人組の後ろについて並んだ。

  10分ぐらいしてほぼボクと同世代のオッサン二人組が近づいて来て、ボクの後ろに並ぶというよりすぐ横に一人はボクに背を向ける形で

  立ってもう一人と何やら話し込んでは、時折開かない窓口をジッと見つめるのだけれど、なんだかだんだんボクの前に割り込んで来る様子。

  あれ〜っと、思いつつ10分ぐらい様子を見たが、ほぼボクの前に割り込んでいた。

  まぁ、些細なこと…と思いつつも、あまりにも図々しいオヤジ共に『こりやぁ、言ってやらなにゃあかん!と一大決心して

  『ボクが最初に来て、並んでいるのになんで割り込むだ!』…的なことをドイツ語ができないので英語で言ってみた。

  その時、ボクはほとばしる『怒り』で全身がワナワナと震えていた…のだ。かといって、頭は冷静なのだけど身体は意に反して怒りで震えていた。

  そういえば、ボクと相方の間では有名な逸話があって三十数年前、東京のアパートに住んでいた時、禅の修行で顔見知りになった女性を招いたことがあって、

  その時具体的にどういう話でそうなったかは残念ながら覚えてないが、ボクがその女性に対して怒り心頭になった時も全身がワナワナと震えて、

  あとで相方と笑い話になったが、心底怒るとボクの全身は震えるタイプのようなのだ。

  頭に血が登っても、冷静なもう一人の自分が自分を含めた周りの状況を見ているので、カーッときて乱暴をするということはないが、

  身体は火を吹くがごとく怒りで震えるので自分でもちょっと恥ずかしいが、身体は正直で仕方がない。

  相手の二人のオッサンは同じ年齢のアジア風のオッサンが震えて怒っているので、さぞ驚いたことであろうと思う。


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