拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 GPSを持った菩薩

2021年06月06日 | 観自在

  前回、私はネットで検索した宇宙から見た地球の写真を転載したが、最初にそれを見た時、『GPS』が頭に浮かんだ。

  GPSというと、引越し屋兼運搬業の仕事で年中トラックを運転していた私は、たぶん2012年頃に初めてその恩恵に浴した。

  それまでは、運転をしながら地図を片手に、目的の住所を探し当てるという神経の擦り切れる作業も業務のうちと諦めてやっていたが

  GPSという機器を会社にせがんで購入することで、そのあまりの便利さに驚愕して、それまでの苦労はなんだったんだ・・・という

  それがなかった過去を逆恨みしたいぐらい、簡単に目的地に到着できる機器『GPS』の存在に人類の文明進歩の象徴を見た気がしていた。

  前回ブログで上げた写真と般若心経は、自分の心中で結びついたイメージから発想したもので、その時点では『GPS』のことは思い浮かべはしたが

  それ以上のことは考えなかった。しかし、この『写真=宇宙から見た地球と人工衛星』を見ている内に Inspire され、何かが一気に自分の中で進展した。

  

  禅は『己事究明』だ。なぜなら、たとえ地図と磁石を与えられても、自分自身の現在地が分からなければ一歩も進めないから。。。

  それを『色界』で示してくれる道具が『GPS』で『Global Positioning System』の略称。

  であるなら、『摩訶般若波羅蜜多心経』もまた、『GPS』で『Great & Perfect Sagesse 』の略称で『偉大な智慧の完成』で

  『空界』で己事究明するには必要なアイテム・・・と言えるだろう。

  この二つの機能を備えた『GPS』を使いこなすことで、人は『観自在菩薩』となるだろう。

  それが『Zen』と『禅』の正体の一つである。

          

  



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