拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  フランス言葉の「r」

2013年02月28日 | ヨーロッパの風
  現場で スタッフに仕事を指示する ボクのフランス語を聞いていた オッサン(日本人)曰く 「一撮サンのフランス語って
  まるで アフリカ語だね・・・」  

  ・・・・(てやんでぇい!)とは 思ったものの まぁ、 単語 怒鳴っているだけなので  あの優雅な フランス語の
  イメージしか 知らないオッサンには そう聞こえるのも 無理はないか。 と内心納得するものの・・・。

   (昔日本に滞在中 初めて高田馬場にニコルを連れて行った時の ニコルの この地名に対する反応とイッタら!
    一週間ぐらい 毎日 「タカダノババ!」と言っては アフリカの地名みたい といって大声で笑っていたっけ。) 

  スイスとはいえ フランス語圏に住んで 二十数年 (俺ってそんなに ここにいて まともな会話も出来ないのか!)
  様々なフランス語を 聞き流して 耳を鍛えた結果 最近になって フランス語の フランス語たる所以のポイント
  みたいなものに 気が付き始めている。

  それは相方の 姉の 話し方をつぶさに 観察している時 ピンと きたわけだ。
  彼女は 大学で 文学を研究する所(?)に勤めていて なおかつ 自らも詩を書く 詩人としても 地元では
  結構知られている・・・ようなのだが。

  そういう環境に 生活しているせいなのか?どうか? わからないが 、 彼女の「r」の発音というか 発言というか
  とにかく尋常では ないのだ。 この「r」を発音するために かなりの唾液を 喉奥に溜め込んでいます・・・と言わんばかりの
  見事な 「r」・・・。

  ボクは最近になって 日本人には この「r」は 決して発音できるものではない!・・・と確信し始めている。

  それほど この本格的「r」は 特に喉奥に深い・・・と言える。

  ボクなどは 毎年5月だったか パリのテニストーナメント「Roland-Garros」のシーズンが来るたびに相方に
  このトーナメント名を言ってみて!・・・と言わされては 馬鹿にされている。
   (日本風に「ローラン・ギャロス」などといっても 誰もわかってくれないょ。)
      
   義姉の「r」によって どれほどの男共が 眩惑されたのだろうか・・・。

       
  
     


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