拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  列車内禁煙の歴史・・・

2022年07月06日 | 還暦録

  『 ちょっと皆さん、聞いて頂きたいんですが。 この列車の中には、こんなに小さな赤ちゃんがいます。

    車内にはいま3人の人がタバコを吸っていますが、この煙すごいですよね。なんとかならないでしょうか?

    冬だから窓も開けられませんし、この列車には換気もなにもありません。

    ほんの数人がすっているタバコですが、吸っていない沢山の人が煙で苦しんでいます。

    吸っている方には申し訳ないんですが、ドアの外側で吸っていただけないでしょうか・・・ 』

 

  当時19歳?(1971年)だった馬骨は、北海道の田舎に帰郷し、本州に戻るときの列車内の効きすぎる暖房とタバコの煙に

  自分だけではなく、若いお母さんが赤ちゃんを抱いて、苦しそうにしているのを観て腹が立って訴えよう・・・と思って

  喉までその思いが上がってきたけど、言う勇気がでなくて、言えなかった・・・という思い出が還暦スキャンで出てきた。

  

  あの時、この一言が言えたら・・・もしかしたら私は政治家になっていたかも…と、ふと思ったのだ。

  60歳までノンポリを自認していた自分が、こんな若き日に政治との接点みたいなものが実はあったということを今になって反省。

        

          昨日散歩したレマン湖畔でみた美しい花

  ウィキペディアによる『列車内禁煙の歴史』をみると

  1976年〜新幹線初の禁煙車設置(こだま16号車)

  1980年〜『嫌煙権確立を目指す法律家の会』による嫌煙権訴訟。被告は国・日本専売公社・日本国有鉄道

  2006年〜JR北海道 道内完結列車を全車禁煙化

  ・・・と、大ざっぱに列車内禁煙化の歴史をみると、今現在当たり前のような禁煙化が、わたくし馬骨が少年の頃、

  祈願した『禁煙』の実現化に要した歳月の長さは(2006ー1971=)35年・・・ということになる。

 

  世の中の理不尽に立ち向かおうと、沢山の人達が7月10日の投票日である参議院選挙に立候補している。

  権力を持つ側に、改善のための変更を訴えるためには、多くの人の『一票の力』が必要だ。 

  もし、あなたが何か改善を望むことがあるのであれば是非、7月10日には 投票に行ってほしい。