拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  『SDGs』 の 源泉

2021年06月25日 | 観自在

  近頃よく耳にするワード『SDGs』、 『Sustainable Development Goals』の略で『持続可能な開発目標』とのこと。

  『持続可能な形で人類の発展を目指す、民間企業や個々人も含めた全人類が共通して取り組むべき課題…』として、

  国連加盟193ヶ国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標だ。

 

  初めてこの言葉を耳にした時、私は39年前の禅修行初心を思い出していた。

  禅寺での修行は、『物を大切することを身を以て学ぶ』・・・の一語につき、娑婆と禅寺を出入りするたびに私はこんなことを思ったものだ。

  『世界中の人が禅修行をして、物の大切さ、物を活かして使う心持ちを体得することで、地球上の限りある資源をどれほど節約できるであろうか… 』と。

  そんな禅の精神が今頃になって世界的社会問題として浮上してきた・・・とは、正直遅きに失するとは思う。

        

  しかし、我々の時代の変化は過去のいかなる時代とも比べることが出来ない猛スピードなのだから、世界中の識者が危機感を抱かざるを得ないのも当然だ。

  

  現状を何とかしようという国際的目標を立て実行すると同時に、『SDGs』を人間性の開発に向け、より深める目標として、子供達の教育により力を注ぐべき

  時ではないだろうか。

  『心のSDGs』の確立こそ急務で、そうでなければ下にアップした動画が指摘するような『虚構』に満ちた結果を、人間はいつまでも生み出すだろう。

  私自身は未来社会に、電気自動車は必須であると考えるが、そのための方法に問題があれば、そこを改善すべく監視し『負の面』を縮小する努力は必要だ。

 

              

                  『SDGs』について、学ぶに優れた動画。必見です。